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妊娠糖尿病の妊婦さん、あなたは大丈夫?睡眠時無呼吸症候群かも。

妊娠糖尿病の妊婦さんに気をつけてもらいたい睡眠時無呼吸。

妊娠してから糖尿病になることを妊娠糖尿病といいます。この病気の原因は元々妊婦さんの体質が糖尿病になりやすい体質である場合や妊娠中のホルモン分泌のせいで糖代謝が悪くなることで起こります。

妊婦の体質が元々糖代謝が悪い場合、妊娠することによって妊娠糖尿病になるリスクは高まります。治療は食事療法とインスリン投与しかありません。

胎児にも影響が出てきます。母親の体の糖が胎児へ流れ込むので胎児の体の発育が著しく、巨大児となってしまいます。その為分娩時には自然分娩が難しく帝王切開となる場合も多いです。

また、睡眠時無呼吸は睡眠中に一時的に気道が塞がってしまうことで呼吸できなくなる状態になることです。治療しなければ心疾患リスク、脳卒中リスク、心臓発作リスクが高まります。

今回、アメリカの論文で妊娠糖尿病の妊婦の睡眠時無呼吸リスクが高まることが発表されました。試験内容は妊娠糖尿病の患者さん15人、糖尿病ではない普通の妊婦さん15人、妊娠もせず糖尿病もない一般女性15人の計45人に協力してもらい、ポリソムノグラフィ検査をしてもらいました。

このポリソムノグラフィ検査とは睡眠中の体の状態を詳細に調べる検査です。眼球運動から脳波、筋肉運動、など大変詳細にわかります。この検査で睡眠中に無呼吸状態なのかどうかを調べることができます。

そしてその結果、妊娠もせず糖尿病でもない一般女性に比べると、妊婦さん30人に関しては眠りの質が悪いことが明らかになりました。特に妊娠糖尿病の妊婦さん15人は糖尿病で無い妊婦に比べると睡眠時間が短く、途中で目覚めたりといったことが起きていました。

妊婦さんの睡眠の質が悪くなるのは仕方がないことなのだそうですが、妊娠糖尿病の妊婦さんに関しては睡眠時無呼吸のリスクがかなりの割合で高まっていました。

研究者はこれを踏まえて、妊娠前から糖尿病になる確率の高い女性に関しては妊娠と同時に糖尿病だけでなく睡眠時無呼吸についても考慮して検査が必要であること、また妊娠前から睡眠時無呼吸がある女性に関しても妊娠後の糖尿病リスクが高まることも考慮して適切なモニタリングが必要だといっています。

睡眠中のことなのでご自身では気付かないことです。妊婦さんには全般的に睡眠の質が悪くなることも考えて、きちんとした検査を1度は必ず受けてもらい、ご自身の身体の健康に気をつけて頂きたいと思います。そして元気な赤ちゃんを元気なお身体で迎えてあげて欲しいです。

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