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こんなにある!睡眠時無呼吸症候群による健康・生活への悪影響

睡眠時無呼吸症候群による健康や生活への悪影響とは何か、と聞かれると、「睡眠中の呼吸が不規則になってしまう」というぐらいのことしか思いつかないかもしれませんが・・・実は、そんな単純なものではありません。睡眠時無呼吸症候群というのは実に恐ろしい病気で、健康や生活に大きな悪影響を与えてしまうものなのです。

寝ても疲労回復ができない

睡眠時無呼吸症候群の患者の多くは「寝ても疲れがまるで取れない」という悩みを抱えていますが、実はこれにはハッキリとした理由があります。

というのも、日中の活動で疲れた体をいやすには、「疲れて傷ついた古い細胞を、新しい細胞と入れ替える」という新陳代謝が必要なのですが、睡眠時無呼吸症候群になってしまっていると、これがうまくいかないのです。

なぜかというと、人間の細胞の生まれ変わり、つまり新陳代謝のほとんどは、睡眠中におこなわれるからです。そしてこの新陳代謝がきちんとなされるためには、「ぐっすり眠って、深い呼吸をして、細胞のひとつひとつに酸素と栄養がじゅうぶん行き渡っている」ということが不可欠。

ところが睡眠時無呼吸症候群になってしまった人は呼吸そのものが不規則ですから、どうしても睡眠の質そのものがガクンと落ちてしまいやすいのです。呼吸が止まっている時は当然酸素を体内に取り込むことができないので、脳も体も、すべての細胞が酸欠状態になってしまうわけですね。

細胞が酸欠状態となり新陳代謝がうまく機能しないから、疲れて傷ついた古い細胞がいつまでも残ってしまうため、「寝ても疲れがとれない」という状態になるのです。

睡眠時無呼吸症候群は高血圧の引き金にもなる

睡眠時無呼吸症候群は、高血圧の引き金になる病気としても知られています。これを聞くと「それって単に、睡眠時無呼吸症候群の患者に肥満気味の人が多いのが原因では?肥満は高血圧を招くし・・・」などと思う人も居ますが、原因はそれだけではありません。

どういうことかというと、まず、睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠中に呼吸が止まったりすることで一時的に脳が目覚めてしまいやすくなります。そして、この一時的な脳の覚醒によって神経を興奮させる「交感神経」が強く刺激されてしまい、これが血圧を上昇させる原因になると言われているのです。

ですから、たとえ肥満体型でなかったとしても「睡眠時無呼吸症候群である」というだけで、高血圧のリスクは激増してしまうというわけです。もちろん肥満体型であれば、「肥満+睡眠時無呼吸症候群」という、高血圧の2つのリスク要因が揃ってしまう形になるので、ますますハイリスクになることは言うまでもありません。

リストラの危機にも直面!?

睡眠時無呼吸症候群の患者は、夜の睡眠の質が悪いので、どうしても日中に強い眠気が出てしまいがちです。この強い眠気が、日中の仕事の集中力や効率をダウンさせてしまうことも少なくありません。

集中力を欠いた状態で仕事を続けていると、いつかは大きなミスをしてしまう、という可能性も高いでしょう。そしてさらに、ミスをしてしまった時に「あの人は仕事中によく、うつらうつらと半分居眠りしていた」などと言われたら、これはもう会社からも「怠け者」のレッテルを貼られてしまうことは避けられません。

睡眠時無呼吸症候群になったことによって致命的なミスを犯し、結果的に仕事を失ってしまった・・・というのも、けっしてレアケースではないのです。

交通事故のリスクも増大

睡眠時無呼吸症候群による日中の強い眠気は、「居眠り運転」などの交通事故のリスクも増大させてしまいます。ちょっと古いデータですが、海外の1988年の調査では、「睡眠時無呼吸症候群の患者は健常な人よりも交通事故のリスクが約7倍も高い」という趣旨の結果が出ているほどです。

日本においても、列車やバスなどの大きな事故で、「運転手の居眠り運転が原因」とされているものをひとつひとつ調べてみると、「運転手が睡眠時無呼吸症候群だった」という事例がかなり多いことが分かります。

つまり、睡眠時無呼吸症候群を放置しておけば、交通事故という形で、「自分の命だけでなく、家族や他人の命まで奪ってしまう」というリスクが増えてしまうのです。

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