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とにかく眠い!意外に気づかない睡眠不足が引き起こす病の怖さ

寝たいのに寝られない

現代社会になって、眠れない人が増えています。寝たくなくて眠れないのではなく、本当に眠れないのです。睡眠は、外敵のいない人間にとって非常に大切なものです。睡眠不足は健康を害する因子をたくさん含んでいます。

脳は、それだけ睡眠を求めているのです。また、メンタルな部分が重要で、一度「寝られない」と思うと心理的にプレッシャーを受け、ますます目が冴えてきてしまうことになります。

たとえば、「寝る前にコーヒーを飲んだから寝られないかも」と思い込んで、寝つきに入るとかなりの高い確率で、寝られないようです。人間は、「暗示」にかかりやすいようです。

医学的に言っても個人差がありますが、コーヒー1杯で寝られないほどカフェインは入っていません。しかし、寝たくても寝られない病気は存在します。しかも、自覚症状がないことが多いので配偶者や周りの人が気づいてくれてはじめて医療機関へ受診する方も多いようです。

寝ている時に呼吸が止まる!?

「睡眠時無呼吸症候群(SAS:サス)」って聞いたことがありますか?ニュースで、電車の運転手が業務中睡眠状態に陥り、オーバーランしてしまったため、大変問題になった病気です。問題は、本人の気が付かないうちに睡眠に入ってしまうことです。

睡眠中1時間当たり、10秒以上無呼吸(呼吸をしていない)状態で低酸素(血中酸素が50%未満)になるため、目覚めてしまう状態が5回以上続き、日中の眠気を感じるようであれば、「SAS」と診断されます。

長い人ですと、1分以上呼吸が停止することもあります。息が苦しくて目が覚めてしまいます。睡眠の眠りに深さには「ステージ1」~「ステージ4」までありますが、「SAS」患者は、「ステージ4」まで深い眠り(ノンレム睡眠)に入っていないため、脳が休めず浅い眠りのまま朝を迎える訳です。そのため、日中に尋常ではない睡魔に襲われます。

SAS患者は、生まれつきなりやすい骨格(あごが小さい・あごが後退している等)の方や中年になって急に太りだした男性に多いようです。

原因としては、舌の付け根や肥満のためのどの周りに脂肪がつき、それらが寝るときに弛緩するため垂れ下がり、気道を塞いでしまうことによるものです。

これにより、高血圧等循環器疾患や・糖尿病・脳卒中を誘発し、脳梗塞や心臓病にて死亡する確率は正常の6~8倍にもなります。医療機関は、近年「スリープクリニック」や「睡眠外来」のようなところで診療をしています。簡易検査や問診で疑われる場合、精密検査(PSG検査)を行います。

「24時間体制」で脳波検査・血液中酸素飽和濃度・呼吸流量測定等のモニターリングをするため、検査入院が必要です。これらをもとに、1時間で20回以上無呼吸や低酸素状態(血中酸素が50%未満)のイベントがあれば、保険診療が適用されます。

睡眠時無呼吸症候群と言われたら

SASの治療は、CPAP(シーパップ)という機械を寝るときに装着し、強制的に空気を流し込んで気道が塞がれないようにマスクをつけて寝るだけです。月に1回の通院で、約5,000円程度(健康保険適用)です。

「CPAP」自体は高価な機械なのでレンタルですが、治療費の中に含まれます。それと同時に、肥満の方は痩せる努力をし、のどの周りに脂肪を減らすように努力をします。

しかし、骨格上の問題で「SAS」が発生した場合、歯医者さんで専用のマウスピースを作ってもらうか、外科手術をするか、「CPAP」を使いつづけなければならないケースもあります。

しっかりとした治療を行うことで、血圧も下がり朝もスッキリ目が覚められるようになります。また途中で挫折し、通院をやめてしまう方も多いようですが、自己管理のため、きちんと毎月通院を続けることが大切です。

いかがでしょうか?睡眠不足がもたらす影響が非常に大きいことがわかります。仮に、この病気でなくても、同じ時間に寝る・起きることを習慣にするだけで、睡眠不足は防ぐことは可能です。もう一度、生活習慣を見直しませんか?

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