TOP > > 副鼻腔炎・蓄膿症の治療に家庭用吸入器、ネブライザーが手軽で便利!

副鼻腔炎・蓄膿症の治療に家庭用吸入器、ネブライザーが手軽で便利!

shutterstock_243002242

「皆さん!鼻スースーさせていますか?」いやいやふざけている訳ではありませんが、鼻が詰まっていると本当に憂鬱ですよね。

呼吸も苦しく何となく疲労を感じることもあります。また鼻水や鼻汁(青っ鼻)が出ることもあり、つい「もう大人なのに…」と訳の解らないことを考えてしまいます。(私だけでしょうか?)

このような鼻の不調は「副鼻腔炎」と呼ばれる慢性的な疾患が原因かもしれません。中には子供の頃から悩まされている人も多い副鼻腔炎ですが、病院へ行くのも、面倒くさく治療も長続きしないことがあるようです。

そこで自宅で手軽にできる薬剤吸入に挑戦してみませんか?

まずは副鼻腔炎の治療方法を詳しく知っておこう

副鼻腔炎は早期に治療を開始することで、慢性化を防ぐことが可能な病気です。しかし一旦慢性化してしまうと場合によっては、長期間の通院が必要になることもあります。

また慢性副鼻腔炎では手術が必要な症例も珍しくはありません。まず最初に副鼻腔炎の治療について紹介します。

まずは確定診断を受けることが大切

副鼻腔炎の症状を感じたらまず病院の耳鼻咽喉科を受診するようにしましょう。大切なことは自分の鼻の状態を知ることで、安易に自己判断して市販の薬を使用してしまうと、症状を悪化させてしまう可能性があるのです。

例えば別のアレルギー症状なのに、副鼻腔炎だと思って市販薬を使用し続けていると、粘膜が厚くなって薬が効かなくなることがあります。さらにこれにより症状が悪化するケースも考えられるのです。

まずは専門医の検査を受けて、確定診断を受けることが大切です。

副鼻腔炎は2種類の治療方法がある

確定診断が終わると治療に入りますが、もしその症状が副鼻腔炎であれば治療には2つの選択肢があります。

  • 保存療法
  • 手術療法

保存療法は比較的軽い副鼻腔炎や、急性副鼻腔炎の場合に選択される治療で、投薬によって炎症を抑える方法です。

手術療法は重度の慢性副鼻腔炎で用いられる治療法で、鼻から内視鏡を入れて手術を行う方法です。それではこの2つの治療について簡単に説明します。

保存治療は薬で炎症を抑えるのが目的

保存療法ではまず鼻腔内に溜まった鼻汁や膿を吸い出して除去することが大切です。病院で行う治療の流れは以下のようなものです。

  1. 専用器具で鼻汁を吸引
  2. 鼻腔を洗浄
  3. 薬剤を吸引
  4. 服用薬の処方

まず鼻腔内に溜まった鼻汁や膿を吸引します。次に生理食塩水でそこを洗浄してから、「ネブライザー」と呼ばれる機械を使用して薬剤を吸引するのです。

ネブライザー治療は抗菌薬やストロイドを含んだ薬剤(薬液)を、霧状に噴霧して鼻から吸うことで副鼻腔内にその成分を届けることができます。

ネブライザー治療を効果的に行うには、まず鼻腔を綺麗にすることが重要であり、それを行わないと薬剤も副鼻腔にまで届きません。この治療は鼻をすっきりさせて気持ちのよいものですが、効果は一時的である場合が多いようです。

副鼻腔炎ではネブライザー治療で鼻の状態を良くすることができますが、完治に導くことは難しいのが実情で、そのために内服薬の服用は重要になります。

従来は「抗炎症薬」や「消炎酵素剤」「去痰剤」などが処方されていましたが、近年注目されているのが「マクロライド系抗生物質」です。

マクロライド系抗生物質は細菌を殺して炎症を抑えるのはもちろんのこと、鼻汁を抑え粘膜を強くする作用もあります。また使用量も少量で済むことから、長期間の服用が可能になっています。

早期に治療を開始したケースでは、2週間程度服用することで完治も目指せることから、新しい治療法として注目されています。

鼻にできたポリープを切除する手術療法

皆さんは「鼻たけ」をご存知でしょうか?「えっ…鼻のようなキノコですか」…うーん半分正解です。

鼻たけは副鼻腔炎が悪化した際に作られる、「鼻腔内にあるポリープ」で形がキノコに見えるものもあることから命名されたそうです。(本当かな?)

この鼻たけ、放置していると鼻腔内を閉塞してしまい、鼻呼吸ができなくなってしまう恐れもあります。完全に閉塞されなくても呼吸が阻害されてしまうのは勿論のこと、副鼻腔に詰まった膿を排出することも難しくなってしまいます。

またネブライザー治療で薬剤を吸い込んでも、鼻たけがあることで薬剤が副鼻腔まで届かなくなり、治療の効果を得ることができなくなります。

そこでこの鼻たけを手術によって切除するのが、手術療法です。手術は内視鏡を使用して、鼻から入れた内視鏡で鼻たけを切除します。鼻たけを切除すると副鼻腔内の膿も排出しやすくなり、薬剤による治療も効果的になるのです。

また副鼻腔炎の原因が鼻たけでなく、鼻腔内の構造によるものありますが、このようなケースにおいても内視鏡を用いた手術が可能です。しかし目の裏側などにある副鼻腔が問題な場合などでは、手術が難しくできない場合もあります。

手術療法は医師と副作用や後遺症をよく相談してから行うようにしましょう。

自宅で簡単にできる薬剤吸入のすすめ

副鼻腔炎の治療には一定程度の治療期間が必要です。しかし中には仕事や学校が忙しく、なかなか病院へ行くことができない人も珍しくありませんよね。

そこで自宅で簡単にできる薬剤吸引を試すのもよいかもしれません。

家庭で病院と同じ治療が可能になる

先程保存療法で説明した一連の治療について、実は家庭でも同じようなことができるのをご存知でしたでしょうか?病院での治療を行うと、その日はスッキリしていて快調なのですが、翌日にはまたまた鼻がグズグズして憂鬱になります。

しかしなかなか病院へ行く時間も取れず、イライラしてしまうこともあります。しかし家庭用の医療機器を使用することで、この悩みは解決されることでしょう。

家庭用鼻水吸引器 1万円~3万円程度(興伸工業など)
家庭用鼻洗浄器 5000円から2万円程度(ティービーケーなど)
家庭用ネブライザー 1万円から3万円程度(オムロンなど)

▼家庭用鼻水吸引器 商品イメージ(株式会社興伸工業)

家庭用鼻水吸引器商品イメージ

このように病院で行われている一連の治療が、家庭で安価で行うことが可能なのです。これであれば週に何回も病院へ行くこともなく、自宅で毎日鼻腔をケアすることができますよね。

特にネブライザーを家庭でもっていると、医師と連携した自宅での治療が可能になるので特にオススメしたいと思います。

医師に処方箋をもらい家庭で吸入治療を

ネブライザーによる吸入治療は、単に水の蒸気ではなく、薬剤を含んだ蒸気を吸うことで副鼻腔の炎症を鎮めます。この薬剤は市販薬ではないことから、医師による処方が必要になります。

そこで医師には「家庭用のネブライザーを使用したい」と告げて、一定期間の薬剤を処方してもらいましょう。

特に最近の副鼻腔炎の治療では、家庭においてのケアが重要と考えらており、自宅でのネブライザー使用を推進している医師も大勢います。また自宅でネブライザーを使用することで、服用薬(抗生剤)の効果を高める可能性もあるそうです。

特に慢性副鼻腔炎と診断された人は、自宅で簡単に治療ができる家庭用ネブライザーを試してみましょう。

家庭用の医療機器も思ったより安く買えるようになりました。積極的に利用することも大切ですね。

副鼻腔炎(蓄膿症)とは膿が空洞に溜まる病気

小学校に入るとクラスの中に、何人かは「青っ鼻」を垂らしているクラスメートがいました。名誉のために言いますが、上品な私は違ったのですが、とにかくいたのです。

このような子どもたちの症状は「ちくのう」と呼ばれており、子供ながらに「ちくのう=青っ鼻」との印象を持っていました。

しかし「ちくのう」と言っていても、子供では意味まで理解することはありません。また正式な漢字さえも解らないのですから無理はない話しですよね。

「ちくのう」の症状を理解する上で、文字を漢字にするとその症状が一目瞭然になります。「蓄膿」…そう「膿が蓄積された症状」が蓄膿(ちくのう)症なのです。

漢字ネタで流行った芸人さんも大喜びしそうな病名の漢字で「ホワイ ジャパニーズピーポー 解りやすいじゃないか!」と言ってくれそうですよね。

蓄膿症とは慢性的な副鼻腔炎のこと

人間の頭には大きな空洞が3つあることをご存知でしょうか?「えーそんなのないよ!」と言われるかもしれませんが、よく考えて下さい。人間の頭の中が全て詰まっていたら、重たくて細い首で支えることはできません。

頭蓋骨に空洞を作ることで、重さを削減していたのです。そしてその3つの空洞こそが以下の3つになります。

  • 脳を収める空間
  • 口の中の口腔
  • 鼻の奥にある鼻腔

脳を収納するには大きな空間が必要です。人間は脳の発達と共に進化した動物であり、それに従い頭蓋骨の空間も広くなってきました。また、口腔は物を食べたり、言葉を喋ったりするために広くなっています。

そして鼻腔です。鼻腔は鼻の奥にある空間ですが、この空間が大きくなったのは3つの理由が考えられます。

1.頭を軽くする

全てを骨にしてしまうと頭が重くなってしまい、直立姿勢に問題が出て脳の進化に影響が出てしまうから、空洞にして頭を軽くしている。

2.身体を冷やさない

鼻から呼吸する時に、冷たい外気をそのまま肺にいれると身体を冷やしてしまいます。空洞を作ることで大気が温められ暖かい空気を肺に届けることができるようになります。

3.外敵の侵入を阻む

空洞を作り粘膜や線毛で覆うことで、それがフィルターとなり、細菌やウイルスなどの外敵を身体の中に入らせないようにしいる。

このように鼻腔は単に頭を軽くするだけではなく、大気を温めたり、フィルターの役目を果たしたりしていたのです。

そして蓄膿症はこの鼻腔内に膿が溜まる病気である「副鼻腔炎」のことを指しているのです。

鼻腔と副鼻腔の違いを知っていますか?

鼻は大きく分けて「鼻腔」と「副鼻腔」の2つに分類されます。顔の左右にある大きな空洞を「副鼻腔」と呼び、それらをつなぐ空気の通り道のことを「鼻腔」と考えたら理解しやすいと思います。

つまり空気の道が鼻腔で、それによって繋がれている空洞が「副鼻腔」なのです。人間には顔の左右にそれぞれ4つの副鼻腔があります。

上顎洞(じょうがくどう) 頬の裏
篩骨洞(しこつどう) 目の間
前頭洞(ぜんとうどう) 額の裏
蝶形骨洞(ちょうけいこつどう) 目の奥

副鼻腔は穴が開いており、鼻腔と繋がって呼吸により空気が入れ替わります。鼻腔も副鼻腔も粘膜や線毛で覆われており、空気を「加温」「加湿」「洗浄(フィルター)」する働きを行っているのです。

副鼻腔は頭を軽くするだけでなく、吸い込んだ空気を清浄化する作用もあったのです。単なる空洞ではありません。

副鼻腔炎の症状には何があるのか?

この副鼻腔に炎症が起こるのが「副鼻腔炎」と呼ばれる疾患で、細菌やウイルスが原因で副鼻腔に炎症が起きた状態です。またそれが慢性化することで、副鼻腔内に膿が溜まってしまい、蓄膿症と呼ばれる症状になります。

それでは蓄膿症の発症による様々な症状を紹介しましょう。

ドロっとした緑がかった鼻汁が出る

これはいわゆる青っ鼻のことで、大人になるとまさか鼻から垂らすことはないと思いますが、鼻をかむとティッシュに緑がかった黄緑色の鼻汁がついています。

これは鼻水と言うより副鼻腔に溜まった膿が排出されている状態で、排出することで一時のスッキリ感を得ることができるでしょう。

しかし、少し立つとまた不快感が襲い、鼻をかんでしまうのです。

いつも鼻が詰まっていて呼吸が辛い

蓄膿症を発症していると、副鼻腔内に膿が溜まっていることで、鼻呼吸が円滑にできなくなります。簡単に言いますと「鼻づまり」の状態ですが、これにより口呼吸を日常的に行ってしまいます。

鼻呼吸と違い口呼吸では、空気を直接肺に送ることになるので、風邪などの感染症に掛かりやすくなるなど、免疫力の低下を招いてしまう原因にもなります。

集中力が欠如しやすくなってしまう

「おい!聞いているのか」と上司によく怒られる人は、蓄膿症かもしれません。蓄膿症になると鼻水による不快感と、口呼吸による呼吸の乱れで集中力が低下してしまうことがあります。

特に子供では蓄膿症が原因による、「学位力低下」が「発達障害」と間違われてしまうケースも少なくなく、副鼻腔が脳に与える影響は少なくないと考えられています。

疲れやすく頭痛がする

副鼻腔は脳の近くにある空洞のため、そこに炎症が起きるとその影響が脳に伝わることもあります。中には副鼻腔に侵入した細菌やウイルスが、脳に入り込むケースもあり、単に青っ鼻病と楽観視してはいけません。

頭痛や頭が重く、疲れが取れないのも蓄膿症の症状で、これは副鼻腔の炎症により神経が刺激されたことが原因と考えられます。

このような症状が出ている場合は、蓄膿症が悪化しているサインかもしれません。

目の周りや奥、ほっぺたの奥が痛む

先程説明した通り、副鼻腔はおでこの奥や、目の周辺、頬の奥にあります。つまり炎症が起きている副鼻腔が違うために、痛みが出る場所もマチマチになります。

目の奥やほっぺたなどは、鼻とは関係ないように感じるかもしれませんが、それらの痛みは蓄膿症によるものかもしれないのです。

口臭が臭くなるのも蓄膿症が原因

蓄膿症が発症すると口のニオイが臭くなります。これは副鼻腔に溜まった膿が臭いことが理由ですが、それ以外にも理由があります。それが口呼吸による口臭です。

鼻呼吸では口は閉じた状態なので、口の中が乾燥することはありません。しかし、口呼吸では口を普段から開けた状態にすることから、口腔内が乾燥してしまいそれが口臭を生んでしまうのです。

また口呼吸では口腔内に細菌が繁殖しやすくなるのも口臭が強くなる理由と考えられます。口臭の原因は口の中だけでないことを知っておきましょう。

食事が美味しいと感じられなくなる

食べ物を食べる時にどこで味を感じていると思いますか?「舌」…と思っている人は半分正解です。もちろん舌は味覚を感じる上で重要な働きを行っていますが、それは全体の半分以下と言われています。

味の要素を決める上で残りのウェートを占めているのが、「嗅覚」そうニオイなのです。

食べ物のニオイは食欲や味覚を鋭敏にしますが、それは食べる前の話しではありません。口で咀嚼している間もニオイは味覚の一部となって、脳に送られていたのです。

つまり副鼻腔炎を発症してしまうと、鼻腔にあるニオイのセンサーが膿で働かなくなってしまいます。そうなると味覚も半減してしまうことから、食事を美味しく感じられないようになるのです。

睡眠障害を起こしてしまう

子供で蓄膿症を発症している場合、集中力が無くなり学力低下が出てくることを説明しましたが、その理由の一つに「睡眠障害」があります。つまり呼吸が円滑にできなくなることで、睡眠時に呼吸が上手くできなくなるのです。

その結果「睡眠時無呼吸症状群」などを発症してしまい、十分な睡眠を得られなくなってしまいます。

これは大人でも同じであり、蓄膿症を発症していると、質の良い睡眠がとれなくなります。会社でぼんやりしていたり、つい居眠りしてしまったりする場合は、原因が蓄膿症にある可能性があります。

鼻は睡眠にも影響を及ぼしていたのですね。

副鼻腔炎の症状を理解してサインを見逃さないようにしましょう。早期治療開始が鍵になります。

病院と家庭を使い分けて早期改善を目指そう

過去には蓄膿症と呼ばれる慢性副鼻腔炎は治らない病気と考えられていました。そのために長期の通院や投薬が必要で、身体的な負荷だけでなく精神的な負担もあったのです。

しかし近年では抗生物質の進歩などにより、完治することが目指せる病気になりました。そこでその効果を高めるためにも、病院だけでなく家庭においても薬剤吸入を行うことも重要だと思います。

また家庭用の機器は副鼻腔炎だけでなく、花粉症などのアレルギー対策としても使用できるので、家族で使用することも可能です。

子供が蓄膿症で悩んでいるお母さんや、慢性副鼻腔炎の人はぜひ検討してはいかがでしょうか?

キャラクター紹介
ページ上部に戻る