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治療できる?ホルモンバランスの乱れが原因の女性の冷え性

男性より女性のほうが冷え性の人が多い、というのは一般的によく知られる事実ですが、2013年度の養命酒の調査で、20~50歳代の女性千人のうち、自分を冷え性だと感じている人が77.6%にも上ることが明らかになりました。

同調査では、年代が低くなるほど冷え性だと強く感じる傾向であることも分かっていますが、スカートや体を外気に露出するような薄着をしやすいのが低年代だから、という他にも理由がありそうです。

なぜ女性のほうが冷え性なのか?

そもそも、なんで女性のほうが男性より冷え性確率が高いのでしょうか。主な理由のひとつに、ホルモンが挙げられます。より男性のほうが多く分泌されるので、便宜上男性ホルモンと呼ばれているアンドロゲンとテストステロンですが、これらには筋肉を発達させる働きがあります。

男性のほうが大きく量も多い筋肉は、運動機能を担うと同時に熱の産生も行っています。平均体温に関わらず、男性より女性に冷え性の人が多くても、仕方ないのです。

女性ホルモンの働きと冷え性の関係

女性は28日前後のサイクルで月経があります。その間体温は低温相と高温相の二相性を示しますが、この境目の排卵日に卵巣から飛び出した卵子は子宮に向かい、殻にあたる黄体は卵巣に留まります。黄体からはプロゲステロンという女性ホルモンが分泌され、体温上昇に深く関わります。

月経不順の女性では、排卵が不規則という人が少なくありません。無排卵でも月経は起こりますが、黄体は形成不全状態なので、低体温の一相のみになります。また、排卵は正常でも月経時の腹痛が激しい月経困難症の人は、痛みのストレスが原因で末梢神経は収縮しがちです。

このように、女性ホルモンの分泌の乱れでも冷え性は酷くなってしまいますが、月経時は痛みも出てしまいます。悪循環でまさに踏んだり蹴ったり!女性は辛いですよね。

女性ホルモンに乱れがあるなら婦人科へ

冷え性が深刻で治療を望む人は何科にかかっているか、ご存知でしょうか。「冷え性外来」なるものも増えているそうですが、一般的には内科にかかることになっています。東洋医学を専門にしている病院もありますが、内科でも漢方薬を処方してくれますし、胃腸の弱さが冷え性の原因の人は、別に治療を勧められることもあります。

ですが、女性なら婦人科を選択するようにしましょう。しつこい冷え性で悩んでいる人は、背景にホルモンバランスの崩れが原因のケースが多いものです。

基礎体温の測定は専用の婦人体温計で少なくとも3ヶ月ぶん必要ですが、過去測定ぶんを全て残し、電子手帳を兼ねたタイプの電子体温計もドラッグストアで購入できます。キュートなスマホアプリも豊富に揃ってきているので、毎日楽しく記録してみたいですね。

閉経を迎えた女性は骨粗しょう症など別の問題も現れやすく、治療の対象になります。婦人科では閉経前後の40~50歳代の女性も多く来院しています。閉経前後のトラブルは多いので、気軽に医師に相談しましょう。

「ピル」を用いた治療の副作用は知っておくべき

婦人科では避妊用として低用量ピルが処方されていますが、多くの人がすでに知っているように、ピルはホルモン製剤です。ピルは避妊だけでなく、月経困難症の治療にも使われていますが、一部の薬剤には血栓ができやすい副作用があります。

喫煙している、血栓症の既往歴がある、家族に血栓症の既往歴がある、血圧が高い、といった人は、ピルではなく別の治療を選択するのがベターです。

処方時は必ず医師が説明してくれるはずですが、自己責任の時代ですから、自身で知った上で、根本から冷え性を治していきましょう。

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