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【鍼灸師が伝授】冬の冷え性対策に!カイロを貼るべき場所4つ

季節に関係なく手足が冷えるという人も見えますが、やはり冬には冷えの悩みが倍増するのでは。冷えると痛みが出る人や眠れない人もいます。

一言で「冷え性」といっても、いろいろなタイプがあります。それぞれのタイプに応じてたとっておきの冷え取りポイントに、カイロを貼る方法を伝授します。

冷え性の人はどこにカイロを貼ると効果的か

冷え性の人は、体のあちこちにカイロを貼っていますね。熱中症の時も、額や後頭部を冷やすより、首筋、腋や鼠径部など確実に早く体を冷やすポイントがあります。

体が冷えた時に体温を下がるのを防ぐポイントや、速やかに体温を上げるポイントがあるはずです。

バラエティ番組の体をはった実験では、お腹のカイロが体温低下を防いだ

以前、バラエティ番組で有名お笑い芸人のトリオが、パンツ一丁でスキー場に放り出された時、誰が一番体温が下がらないかを実験していました。

1人は腰に、もう1人は腕に、残りの1人は下腹にカイロを貼って、どこに貼り付けると体温の低下を防げるかというのを、サーモグラフィーを使って調べるという企画でした。

このバラエティ番組の体をはった実験では、お腹のカイロが体温低下を防げたという結果になり、実際におなかにカイロを貼ったメンバーが寒さを我慢できる時間も長かったのです。

それは、腹部には太陽神経叢といわれる自律神経の塊があり、体温をコントロールする働きがあるからだと医師の先生が解説されていました。

ただし、太陽神経叢のある場所と働きについてはについては諸説あるようです。

下半身が冷える人、冷えのぼせの人は下腹部にカイロを貼るとよい

同じお腹に貼るのでも、下半身が冷える人は下腹部のカイロが効果的です。東洋医学では、へそから上の腹部は上半身を、へそから下は下半身を投影しているといわれます。

そのため、下半身が冷える場合、下が冷えて首から上が熱くてほてるタイプの人は、へそから下に指4本のところ、関元といわれるツボあたりを温めることをお勧めします。

下半身の冷えを緩和するツボ関元の位置とカイロを貼る位置

関元は東洋医学で下丹田といわれるところで、ここを温めると副交感神経の仙骨神経の働きがよくなります。それに呼応して、みぞおちにある交感神経細胞でできた腹腔神経が緩み、自律神経の上下バランスが取れるのです。

左右どちらかの足だけが妙に冷える場合は、冷える側の股関節の前側、鼠径部にカイロを貼るとよいでしょう。この部位は、動脈が通っているので、足の血行が良くなるとともに、体温を上げることができます。

冷えると坐骨神経痛が起きる、足がしびれる場合、仙骨へのカイロが特効法

坐骨神経痛や脚のしびれのある人は、冷えは大敵です。症状が悪化して我慢できないほどの痛みが襲うこともあります。

こんな時は、仙骨に縦にカイロを貼ってください。仙骨は、腰骨の下にあり、脊柱を支える土台であり体の中心となります。

坐骨神経痛やしびれを和らげる仙骨へのカイロの貼り方

仙骨には仙骨神経叢という神経の塊があります。仙骨に8つの穴が開いており、それぞれ神経が出ています。坐骨神経に代表されるような神経が、骨盤・おしり・性器・太もも・ふくらはぎから足先までへ繋がります。

神経に沿って足をめぐる血管も通ります。そのため、ここを温めると下半身の神経や血管の血流がアップして、痛みやしびれが和らぎます。

仙骨神経には、体のメンテナンスを行う働きのある副交感神経の線維が含まれます。仙骨神経から分かれた骨盤内臓神経にも作用し、内臓全体を温めることにつながります。

仙骨を温めることで副交感神経を活性化させ、免疫力をアップできます。また、そのリラックス効果も加わり、足が冷えて眠れないという人にも効果があります。

この仙骨を温めることの利点は、仙骨の上には筋肉や脂肪がなく、体表に近い位置に神経や血管があることです。そのため、温熱刺激をダイレクトに入れる貴重なポイントとといえます。

東洋医学では表と裏から同時にお灸をするのを、打ち抜きの灸といいます。この方法を使い、冷え性や低体温症の人は、下腹と仙骨の両方ににカイロを貼るとよいでしょう。

仙骨へのカイロは女性の味方

冷えによる生理痛悪化など女性の方特有の症状にも、骨盤内蔵の子宮や卵巣を温めることのできる仙骨のカイロはおすすめです。

ちなみに、女性生殖器は温めると機能がアップし、男性生殖器は低下するのです。

仙骨を温めると、体温が上がり、運動した時のように基礎代謝がアップします。脂肪を燃焼させ、ダイエットの効果も期待できます。

加えて、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が促進されます。エストロゲンは新陳代謝を活発にし、アンチエイジングの効果があります。

仙骨温め専用のカイロも売られています

仙骨温め専用のカイロとして、ヒップ用カイロがおすすめです。仙骨を温めるのにちょうどよい大きさで、温度がちょうどよいように設定されています。

もちろん一般の貼り付け用カイロを仙骨に合わせて縦に貼ってもよいですよ。

足の甲には足の冷えに効くツボがいっぱい!

足の裏にカイロを貼っている方をよく見かけます。たしかに足の裏を温めてもよいのですが、本当は、足の甲に冷え取りのツボがたくさんあるのです。

太衝、八風、衝陽、行間、隠白、至陰などツボの本を見ていただいたらわかるように、どれも足の甲の足先よりにあります。

冷えは足の甲から入って足全体が冷え、さらに、足腰、全身へと波及します。逆に、足の甲を温めると、足全体が温まり、全身が温まるのです。

教科書に載っていない!?極めつけの冷え取りツボ

最強の冷え取りツボが足の第3・第4中足骨間にあります。足の甲にある、それぞれの足の指につながる細長い骨を中足骨といいます。足の親指側から、第1、第2、第3、第4中足骨の順に並んでいます。

冷えが足の甲に入ると、第3、第4中足骨の間の骨間筋が収縮し、全身に冷えが波及します。このツボを温めると、足のみならず全身を温めます。ツボの本にも載っておらず、名前もありませんが、知る人ぞ知るすごい冷え取りツボです。

冷えをとる足のツボの位置とカイロを貼る位置

足の第3・第4中足骨間を中心とした足の甲の前方に、横に足用のカイロを貼ります。貼るタイプのカイロの多くが足の裏側に貼るものですが、足の甲側に貼るカイロもありますよ。

足の裏用より温度低めですが、足の裏より暖かさが伝わりやすく、よく温まります。ただし、靴を脱いだ状態では貼らないのが原則です。

下半身が冷えて眠れないときは、太ももの内側を湯たんぽで温める

これは、カイロより湯たんぽの方が効果があります。下半身が冷えて寝付けない人に対する奥の手です。最近は、レンジでチンするタイプの湯たんぽもでき、便利ですね。

湯たんぽを太ももの間に入れて寝てください。体が温まって自然に眠れます。ただし、低温やけどをしやすいので十分注意してください。

首や背中が冷える、冷えて首や肩がこる場合は背骨の上方にカイロを貼る

風邪の初期かもしれません。首の一番下の出っ張った骨のあたりか、その少し下の肩甲骨の間の胸椎のあたり、縦にカイロを貼ります。

首や背中の冷えに効く風門と身柱のツボの位置とカイロを貼る位置

じんわりと汗が出て、温まってきます。朝方に起きた頭痛や肩こり、冷やしたことによる首や肩、肩甲骨の間のこりにもよく効きます。

冷え性対策のカイロの貼り位置と貼る時の注意点

冷え性の人には、冷える局所をすべて温めればよいわけではありません。少数厳選の貼り方のポイントとちょっとしたコツで、効果的に体を温めることができます。ぜひお試しください。

冷え性の人におすすめのカイロを貼る場所のまとめ

  1. 下腹部ーおへそから、親指を除く指4本分下に下がったところ
  2. 仙骨という骨に貼るー尾てい骨の上に縦に貼る
  3. 足の甲の第3・第4中足骨間

最後に、カイロを貼ることによるリスクを記しておきます。これらのことに気を付けて、この冬を乗り切ってください。

カイロを貼る時の注意

  1. 直接皮膚に貼らず、衣服や下着の上に貼る (低温やけど予防のため)
  2. 汗をかくほどたくさん貼らない (発汗により下着が濡れることでかえって冷える)
  3. カイロを長時間貼り続けるのでなく、2時間貼ったら2時間休めるペースがよい
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