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冷え症を改善する10のコツと冷えに隠れた危険な病気

冬女性

現代の生活はどこでも冷暖房が完備され、便利で快適に過ごせるようになりました。しかしその便利さのために、夏も冬も冷えを引き起こしやすい状態になってしまっています。

実際に冷えで悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。また冷えというと女性の悩みというイメージがありますが、最近は男性でも悩んでいるという人が増えてきています。

仕方がないと諦めている人もいるかもしれませんが、そろそろ冷えを撃退していきいきとした毎日を送るための一歩を踏み出してみませんか?

あなたの毎日をポカポカに変えるコツと、冷えに関する知識をご紹介します。

冷えが起こす様々な不調や、冷えが現れる重大な病気もご紹介しますので、冷えがひどいと感じている方は必見ですよ!

どうして体は冷えてしまうの?冷えが生まれる原因とは

まず、どうして体は冷えてしまうのでしょうか。冷えが生まれてしまう原因を簡単に言うと次の二つになります。

  • 熱を十分につくり出せない
  • 熱を全身にうまく届けられない

熱をつくり出すためには十分な栄養が必要です。ダイエットなどで食事量が減ってしまうと、栄養不足で必要な熱をつくり出せなくなってしまいます。

そして熱をつくって全身に届けるためには筋肉の存在も不可欠です。筋肉は収縮と弛緩を繰り返すことでポンプの役割をし、血液を循環させます。血液がきちんと全身を巡ることで、全身に熱を届けられるようになります。

貧血や低血圧になると血液循環が悪くなるために冷えやすくなります。また精神的ストレスや屋内外の温度差によるストレスは自律神経のバランスを乱し、それにより血液循環が悪くなり冷えをため込みやすくなります。

人には外気温が変化しても体温を一定に保とうとする調節機構があります。この働きを担っているのが自律神経なのですが、冷暖房の影響であまりに寒暖差が激しくなるとうまく調節ができなくなってしまうのです。

室内外で7℃以上の寒暖差があると、体温調節がうまくできなくなり自律神経のバランスが乱れやすくなります。

ダイエットで食事を抜いたりしていると冷えの原因になってしまいますよ。

室内外の温度差が7℃以上あるのもよくないので、あまり快適さをもとめてエアコンを設定しないように。

冷えを改善するために知っておきたい10のコツ

では冷えを改善するために、日常生活の中で具体的にどのようなことに気をつけていけばよいのでしょうか。ちょっとした工夫で冷えていた毎日を変えられるかもしれません。

冷え改善のための10のコツ

  1. 冷たいものより温かいものを
  2. 生野菜サラダは控えよう
  3. 緑茶よりウーロン茶、コーヒーより紅茶にしよう
  4. 白砂糖は控えよう
  5. 腹八分目にしよう
  6. きつい下着はNG
  7. 首の後ろ、お腹周り、足首を温める
  8. 体を動かそう
  9. ぬるめのお湯で半身浴しよう
  10. ゆったりとした腹式呼吸をしよう

1、もちろん、冷たいものより温かいものを

冷たい飲み物や食べ物は体を内側から冷やしてしまいます。特に胃腸などの消化器系に影響が出やすくなります。

氷を入れたような冷たい飲み物も、アイスクリームのような冷たい食べ物もなるべく控えるようにして、温かい飲み物や食べ物をとる習慣をつけましょう。

2、生野菜サラダは控えよう

生野菜のように加熱していない食べ物は、酵素をしっかり取り込めるから良いとも言われます。

ただ冷えについて考えたときには、生野菜のサラダは冷えを助長してしまうためお勧めできません。生野菜は体を冷やします。サラダに定番のトマト、キュウリ、大根などは体を冷やしやすい食べ物なのです。

生野菜のサラダではなく、カボチャやニンジンを使った温野菜のサラダはお勧めです。野菜は茹でると栄養素が逃げてしまため、できれば蒸すようにしてください(レンジで大丈夫です)。茹でる場合には、サラダでなく野菜スープにしてもよいでしょう。

また朝食メニューに多いバナナ、パイナップル、キウイといった南国育ちのフルーツも体を冷やします。朝食にこれらを食べたときには、必ず一緒に体を温めるものも食べるようにしましょう。フルーツだけの朝食では冷えてしまいます。

リンゴやみかんはこれらのフルーツに比べると冷やしにくくなります。

3、緑茶よりウーロン茶、コーヒーより紅茶にしてみよう

似たような飲み物でもそれぞれ体を冷やすものと温めるものがあり、緑茶とコーヒーは体を冷やします。それに対してウーロン茶と紅茶はやや冷やしにくくなります。

何か飲みたいと思ったときに、少し意識してみてはいかがでしょうか。ちょっとした工夫で体を温めることができるかもしれません。生姜紅茶やココアもお勧めです。もちろん、熱いものを飲むようにしてください。

またアルコールを飲むときには、冷たいビールよりは赤ワインや日本酒のあたためたものがよいでしょう。ただし飲み過ぎはよくありません。適量で楽しく飲むようにしましょう。

冷え性を改善してくれる飲み物についてはこちらもどうぞ
ツライ冷え性を飲み物で改善!効果絶大な飲み物を大発表!

4、白砂糖は控えよう

白砂糖は体を冷やす作用の強い食品です。また精製されていて、ミネラルやビタミンも全て抜けてしまっています。

ケーキやチョコレート、アイスクリームなどの洋菓子にはたくさんの白砂糖が使われています。そのためこれらには体を冷やしてしまう作用があります。冷たいアイスクリームは特に良くないでしょう。

また白砂糖には依存性もあるため注意が必要です。白砂糖を摂ると血糖値が急激に上がり、その血糖値を下げるためにインスリンが慌てて分泌されます。これで血糖値は下がるのですが、このとき最初の血糖値以上に下がってしまいます。

血糖値が下がると、今度は血糖値を上げようします。そのため体はまた甘いものを欲するようになります。こうして白砂糖の誘惑に勝てなくなるのです。

洋菓子に比べると、和菓子のほうが使われる白砂糖の量はやや少なくなります。また和菓子によく入っている小豆には体を温める作用があります。洋菓子か和菓子のどちらかと言われれば、和菓子のほうがよいかもしれません。

そしてもっとお勧めなのは栗やクルミ、レーズンなどのドライフルーツです。これらはあまり冷やさない食べ物をされています。ちょっと甘いものが食べたいというときには、チョコレートなどより栗やクルミ、レーズンなどを試してみてはいかがでしょうか。

なお白砂糖より黒砂糖のほうが体によいと言われますが、原料は同じサトウキビであり体を冷やしやすくはなります。ただ未精製でミネラルやビタミンも含まれているため、精製された白砂糖よりはよいでしょう。

寒い地方で栽培される砂糖大根(てんさい)を原料にしたてんさい糖という甘味料もあります。これは白砂糖に比べて体を冷やす作用は穏やかです。ビフィズス菌のエサとなるオリゴ糖も含まれているためお腹にも優しいとされます。

5、食べ過ぎない!腹八分目を心がけて

ダイエットなどで食事量が少な過ぎると、栄養が不足し熱を作ることができずに体は冷えてしまいます。しかし逆に食べ過ぎてしまっても、体は冷えてしまいます。

食べ過ぎたとき、その食べ物を消化するために全身の血液は胃腸に集まってきます。すると他の部分の血液が減ってしまうことになり、そこで生まれるはずの熱が生まれなくなってしまうのです。

つまり食べ過ぎによって生まれる熱が減り、冷えてきてしまうのです。そして筋肉に比べてほとんど熱を作れない脂肪が増えていってしまいます。それを防ぐためにも、よく噛んで腹八分目を心がけて食事をするようにしてください。

6、きつい下着は血液循環を悪くする

保温効果のある下着ということは気にしていたとしても、その締め付けのきつさは気にしていないのではないでしょうか。スタイルを良く見せるためにも、やや締め付けの強い下着を選んだりしていませんか。

しかし締め付けのあるきつい下着は血液循環を悪くしてしまいます。下着が体を締め付けることで血管までもが締め付けられて、血液の流れが停滞してしまうのです。

特に骨盤の辺りを締め付けてしまうのは問題です。足の付け根には太い血管やリンパ管が流れています。ここが圧迫されてしまうと、下半身の血液循環が悪くなってしまいます。そして冷えだけでなく、むくみも起きるようになってしまいます。

また循環が悪いために老廃物も排出されにくくなります。そして脂肪が燃えにくい体質になっていってしまいます。

下着はゆったりめのものがよいでしょう。体と布地の間に空気が入る余地があれば、その空気のおかげで夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。

もちろんおへそが出てしまっているようなデザインは良くありません。女性にとって大切な骨盤や下半身を冷やさないためにも、やはりおしりやお腹をスッポリと包むタイプのデザインが一番よいでしょう。

7、首の後ろ、お腹周り、足首を温めよう

冷えを感じたときには特に首の後ろ、お腹周り、足首を温めるようにしましょう。下半身を冷やしてしまうと、生理不順になったり生理痛が悪化してしまったりします。さらに膀胱炎や子宮筋腫などにかかりやすくなってしまいます。

とは言え、多少冷えても好きな服を着ていたいということもあるでしょう。そのような場合には、冷え対策としてレッグウォーマーや靴下、羽織るものを持ち歩くなどするようにしてみてください。

8、体を動かそう

冷え症を改善させるためには運動も大切です。運動すると筋肉は収縮と弛緩を繰り返し、ポンプの働きをしてくれます。それにより血液の流れがよくなって体全体に熱を行き渡らせることができるようになります。そして新陳代謝も良くなります。

運動することで自律神経の働きを整えていくこともできます。また汗をかくことも大切です。

このように運動によって冷えを改善し、なおかつ冷えにくい体を作っていくことができます。お勧めはストレッチや、ウォーキングなどの有酸素運動です。

ストレッチなら日常のちょっとしたスキマにできます。朝起きたときに布団の中でやれば、目が覚め体も温まってきます。寝る前にやれば、穏やかに寝付けるようになるでしょう。

昼間、冷えを感じたときには(許される状況ならば)ストレッチをして体を動かすというのもよいでしょう。体を動かすことで血流がよくなって冷えが改善できるだけでなく、頭もスッキリさせられます。

有酸素運動では、手軽に始められるウォーキングがよいのではないでしょうか。歩くことで筋肉がポンプの働きをし、全身の血液循環が良くなり冷えが改善してきます。体を動かすことで気分転換にもなり、リラックス効果もあります。

そして運動することで筋肉もついてくれば、その筋肉によって今まで以上の熱を産み出すことができるようになります。筋肉が多いほど基礎代謝は高く、より熱を作れるのです。

ただどんな運動にしても、がんばり過ぎる必要はありません。無理にがんばることより、気長にずっと続けていくことが大切です。

9、シャワーではなく、ぬるめのお湯にゆっくり浸かろう

これはよく言われることですが、毎日シャワーで済ませるのではなく湯船に浸かるようにしましょう。シャワーだけの生活では体の芯まで温めることができません。

ぬるめ(38~40℃)のお湯に20~30分浸かるようにしてみてください。その際には半身浴がよいでしょう。ぬるめのお湯にゆっくり浸かることでリラックスし、副交感神経の働きが活発になって血流も良くなります。

熱いお湯では交感神経を刺激してしまいます。血管を収縮させてしまい、体の表面が温まるだけになります。熱いために長く浸かっていることもできないでしょう。

入浴剤を入れるのもお勧めです。市販の入浴剤でも良いですし、家にある粗塩を入れてもよいでしょう。目安は普通の浴槽に20~30gくらいの量になります。

入浴後はよく水気を拭き取り、温まった体を冷やさないうちになるべく早く服を着ましょう。特に下半身は冷やさないように、すぐに靴下やズボンを履くようにしてください。

10、ゆったりとした腹式呼吸で自律神経を整える

現代人はストレスが溜まり、その影響で呼吸が浅くなっていることが多いとされます。もっと自分の呼吸に意識を向け、深い腹式呼吸を行うことで、自律神経のバランスを整えて冷え症も改善していけます。

大切なのは、まず体の中にある空気を全て出し切ることです。空気をしっかり出し切っていなくては、新鮮な空気をたくさん取り入れることができないのです。

まずお腹をゆっくりへこませながら、体の中にある二酸化炭素を口から全て吐き出します。吐き出しきったら、次にお腹を膨らませながら鼻から新鮮な酸素を十分に取り込みます。

一日一回でも、自分の呼吸に意識を向けるようにするとよいでしょう。特に寝る前に腹式呼吸をしてリラックスすると、眠りにつきやすくなります。

いかがでしたか?ほんとうにちょっとした工夫ですよね。

毎日意識していればきっと冷えが改善されますよ。

大切なのは意識することです。

体を温めるものと冷ますものをバランス良く食べよう

料理

冷え症を改善するためには、食事はとても大切です。栄養をきちんと、バランス良くとるというのはもちろんですが、食べ物の「陽性」を意識して摂るようにするとよいでしょう。

食べ物には「陽性」のものと「陰性」のものがあります。陽性の食べ物には体を温めてくれる作用があり、陰性の食べ物には体を冷やす作用があります。そして陰陽のどちらでもない「中庸」の食べ物は体のバランスを保ってくれます。

どんな食べ物が陽性で、どんな食べ物が陰性になるのでしょうか。

陽性の食べ物

陽性の食べ物は「冬にできるもの、寒い地方で栽培されるもの」です。根菜類、塩辛いもの、日干ししたり熱を加えたものといった特徴もあります。

具体的には次のような食べ物になります。

  • にんじん、かぼちゃ、玉ねぎ、切り干し大根
  • ねぎ、にら、にんにく、しょうが
  • リンゴ、さくらんぼ、くり、くるみ
  • 梅干し、干しぶどうなどのドライフルーツ
  • 黒豆、小豆、玄米、ゴマ
  • 牛肉、鶏肉
  • いわし、さんま、あじ、鮭、かつお
  • 唐辛子、こしょう、しょうが、シナモン
  • チーズ、薫製
  • みそ、しょう油
  • 紅茶、ウーロン茶、日本酒

陰性の食べ物

陰性の食べ物は「夏にできるもの、暑い地方で栽培されるもの」です。地上でまっすぐ上に成長するものや水分が多いもの、甘いもの、酸っぱいものといった特徴もあります。

具体的には次のような食べ物になります。

  • トマト、きゅうり、なす、レタス、セロリ、大根
  • スイカ、バナナ、ナシ、メロン
  • 枝豆、豆腐
  • カニ、牡蠣、アサリ、シジミ
  • 白砂糖、ハチミツ
  • 牛乳、ジュース、緑茶、コーヒー、ビール

ただし食べ物の陰性、陽性については本によって多少違っています。参考程度にしてください。

同じ食べ物でも、調理のしかたによって陰陽は変化します。陰性のものも火を通すことによって体を冷やさない食べ物になるのです。

例えば生の大根は陰性のため、大根おろしにして食べると体を冷やしてしまいます。(ただし大根おろしとして食べると、消化を助ける酵素をたくさん摂れます。)しかし大根を煮たり、切り干し大根や漬け物にしたりすると、体を温める食べ物になるのです。

また冷えがあるからと陽性の食べ物ばかりを食べていればいいわけではありません。陽と陰とのバランスがとれて、はじめて健康な状態になれます。

日本人の食事は、陰性のものを多く摂ってしまう傾向にあります。そのためなるべく陽性のものを摂るように心がけていくとよいでしょう。ただ偏ってしまわないように、いろいろなものを摂って下さい。

陽性のものを食べなきゃ!といってそればっかりではいけません。

バランス良く摂ること、つまりいろいろなものを偏らずに摂ることが大切なのですよ。

その不調の原因は冷えかも!冷えは全身に様々な問題を引き起こす

冷えを改善するための対策をいろいろとお伝えしましたが、人によっては冷え症は辛いけれど仕方がないと諦めているかもしれません。でも冷えによって起こる症状は「手足が冷える」症状だけではないのです。

実は冷えた状態をそのままにしてしまうと、体全体に様々な影響が出てしまいます。中には冷えが原因だとは思いもしない症状が出てしまうこともあるのです。

冷えた状態を放っておくと、血液の循環の悪い状態をいつまでも引きずってしまうことになります。血液循環が悪いと、内臓の働きも悪くなります。免疫力も低下してしまうし、新陳代謝も悪くなってしまうのです。

また私たちの体内では酵素が働いてくれています。食事によって体内にとり入れた食べ物を消化吸収したり、異物から体を守ったりする際には酵素の働きが必要です。この酵素が一番良く働くのが、体温36.5度のときです。

体温が低くなってしまうと酵素の働きが悪くなります。老廃物が滞ってしまい、炎症や痛みや起きたり免疫力が低下することになるのです。

冷えによって引き起こされる症状には次のようなものがあります。

  • 頭痛、肩こり
  • だるさ、疲れやすさ、風邪をひきやすい
  • めまい、立ちくらみ、耳鳴り
  • のぼせ、ほてり、不眠、イライラ
  • 動悸、むくみ、肥満
  • 関節痛、足のしびれ、つり
  • くしゃみ、鼻水、アレルギー疾患
  • 食欲不振、吐き気
  • 下痢、便秘、膀胱炎
  • 生理痛、生理不順、不妊症、不正出血
  • 皮膚のくすみ、乾燥肌、肌荒れ など

のぼせやほてりなどは、一見冷えとは逆の症状のようでしょう。しかしこれも冷えの代表的な症状のひとつです。血液の循環が悪くなったことで全身にうまく熱が配れなくなり、バランスを崩してしまっているのです。

ただしのぼせやほてりは甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)や高血圧症でも現れる症状です。

冷えからの症状ではないこともあるため、念のため医師の診察を受けるようにしてください。

下でも冷えが現れる病気をいくつか紹介していますので、要チェックですよ!

女性だけじゃない!男性だって冷えている

寒さに震える男性

ここまで女性の冷え症を中心に話をしてきました。しかし冷えているのは女性だけではありません。男性にも冷えてしまっている人は多いのです。

でも女性に比べて、男性は冷えに鈍感です。男性の自分には関係ないことだと思っている人もいるでしょうし、典型的な冷え症の症状とは違うために気付いていないということもあります。

典型的な冷え症の症状と言えば、「手足の先が冷たい」といったような症状です。しかし手足はほてっていても体の内部は冷えているというタイプの人もいます。もちろん足先が冷えて辛いという人も多くいます。

手足が冷たくなって冷え症を自覚できる人より、気付いていない人のほうがもっと厄介です。冷え症なんて自分には関係ないと思っているため、症状はどんどん悪化していってしまいます。

冷えを放っておいてしまうと、先ほども言ったように体中に様々な問題が出てきます。血液循環の悪い状態が続くと内臓の働きが悪くなり、免疫力も落ちてしまいます。風邪をひきやすくなったり、肩こり、腰痛、めまいといった症状が出てしまうのです。

冷え症の男性が増えてきている原因も、女性と同じく生活習慣にあるでしょう。食生活が乱れて必要な栄養が摂れていない、運動不足による筋肉量低下、食事や喫煙の影響で動脈硬化が進行している、冷暖房による温度差のストレス、仕事や家庭でのストレスなどです。

動脈硬化が進行してしまうと、血管は細くなったり弾力がなくなったりしてしまいます。またタバコには血管を細くさせてしまう作用があります。このような影響によって血流が悪化し、そして冷えを招いてしまうのです。

そして男性の場合「男性だから」というレッテルを自分自身に貼ってしまい、女性よりもストレスが大きくなるかもしれません。仕事によるストレスももちろんありますが、家庭でもいろいろストレスはあるでしょう。

このストレスが男性の更年期障害にも影響し、自律神経の乱れがひどくなって冷えが現れることもあります。

歳をとるにつれ、精巣で作られる男性ホルモンのテストステロンは少しずつ減少します。個人差はあるものの、このとき更年期障害の症状が現れます。ストレスがあるとそれが影響して、自律神経の乱れも大きくなってしまうのです。そして冷えていきます。

症状は冷えの他にも不眠、イライラ、めまい、動悸、息切れ、疲れやすい、性欲減退など色々あります。男性の更年期は50代後半からとされますが、最近は若年化の傾向があって30代で症状が出てしまっている人もいます。

タバコは冷えの原因になってしまいますので、冷えに悩む男性は禁煙しましょうね。

あとは冷たいビールよりも温かいお酒を適量たしなむようにしたいですね。

その症状、本当に冷え?実は冷えに隠れた重大な病気が原因かも

冷えを改善させるための対策や、冷えが原因で全身に問題が起きてしまうかもしれないという話を聞いて、少しでも早く冷えを改善したいという気分になっていただけましたか?

ただ冷え症改善対策の前に、あなたのその症状は本当にただの冷え症なのでしょうか。実は手足が冷えるといった症状のかげに、別の病気が隠れていることもあるのです。

冷え症と似たような症状が現れる病気には、以下のようなものがあります。少しでも気になることがあれば、まずは医療機関を受診するようにしてください。

レイノー病

症状

  • 手の指先の冷え
  • 血流悪化
  • しびれ
  • 皮膚の変色

10~20代の女性に多い病気です。手足の指先の小さな動脈が発作的にけいれんを起こし、血流不足になることで冷感が現れます。

寒い戸外に出たときや冷たい水に手をつけたとき、精神的ストレスを受けたときなどに症状が現れます。血流が悪くなるために皮膚が冷たく白っぽくなり、その後紫色に変色することもあります。そしてしびれるような痛みが出たりします。

バージャー病(閉塞性血栓血管炎)

症状

  • 足先が冷たく白っぽくなる
  • 歩行時にしびれがでる

20~40代の男性に多い病気です。主に足の動脈に炎症が起こり、動脈が塞がって血栓ができて血流が悪くなることで症状が現れます。

足先が冷たく白っぽくなり、触れても脈を感じにくくなります。歩くときに足がしびれるようになり、ひどくなると安静にしているときにも痛みが出るようになります。さらに悪化して血流が止まると、壊死してしまうこともあります。

甲状腺機能低下症

症状

  • 寒がりになる
  • 汗をかきにくい
  • 皮膚が乾燥し肌荒れする
  • 顔や手足がむくむ
  • 髪の毛にツヤがなくなり抜けてくる

比較的、中高年の女性に多い病気です。甲状腺ホルモンの分泌が低下するために、新陳代謝が低下し活気がなくなります。

活動性が鈍くなり、物忘れがひどかったりすぐ眠くなるなどして全体的にぼんやりした感じになります。体温が低くなり、寒がりで夏でも汗をかかなくなります。皮膚が乾燥したり脱毛が起こり、声がしわがれてきたりもします。

心不全

症状

  • 冷えや寒さを感じやすくなる
  • 手足の冷え
  • 皮膚が蒼白になる
  • 尿量が減る
  • 足首から全身のむくみ

心臓の機能低下により血液が静脈に停滞し、滞った血液の水分が血管の外にでるためにむくんできます。

胃腸がうっ血すると、食欲不振や吐き気が出ます。肝臓がうっ血すると、右の上腹部に痛みが出るようになります。肺がうっ血すると、呼吸が苦しくなります。

以上のように、手足の冷えといった症状のかげに重大な病気が隠れていることもあります。

手足の冷え以外にも気になる症状があるようでしたらまずは医師の診察を受けるようにしてみてください。

特に気になる症状もないようでしたら、ぜひ冷えを改善するためのコツが試してみてください。最初から全てを実行しようと思わなくても大丈夫です。できることから少しずつやってみて、いずれ(いくつかでも)それを習慣にしていただけなら嬉しいです。

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