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冬季うつ病だけじゃなく夏も?若い女性に多い季節性感情障害とは

季節性感情障害とは

私達は季節の変化によって気分に影響を受けるとされています。確かに季節の変わり目はセンチメンタルになったりそわそわしたりすることがありますね。実は季節の影響によって「うつ病」のような症状を引き起こすことまであるのです。

これは「季節性感情障害」といい、ある時期になると発症し、季節が変わると自然と治まる特徴があります。非季節性のうつ病とは原因が全く異なり、その人の気質やストレスが発症の引き金になる、という病気ではないのです。

季節性感情障害が起こりやすいのは冬で、冬に起こるものを「冬季うつ病」と呼ぶこともあります。また、夏に起こる「夏季うつ病」もあります。なぜ、季節性感情障害が起こるのでしょうか?

季節性感情障害の原因

季節性感情障害の原因は日照時間の影響とされています。特に、冬季うつ病の場合は気候のせいで日照不足になるために発症頻度が高くなるのです。日光を浴びる時間が少ないとメラトニンやセロトニンの分泌が減るために発症するのではないかと考えられています。

メラトニンは体内時計を正常に保つ役割をしますが、メラトニン不足になると体の調子が崩れやすくなります。またセロトニンが不足するために抑うつが起こりやすくなります。

冬季うつ病は、緯度の高い地域といった日照時間の少ない地域に発症しやすい傾向があります。現代社会は室内で過ごすこと人が増えたので季節性感情障害にかかる人が増えている傾向にあります。また、男性よりも女性のほうが発症しやすく、特に若い女性に季節性感情障害が増えています。

冬季うつ病と夏季うつ病の症状

冬季うつ病と夏季うつ病の症状には、それぞれ異なる特徴がみられます。

「冬季うつ病」

・10月~3月頃に症状がみられる
・抑うつ
・過眠傾向(朝起きるのが辛いが日中も眠気がある)
・食欲増進(特に甘い物や炭水化物を好む)
・体重が増える

「夏季うつ病」

・5月~9月頃に症状がみられる
・抑うつ
・不眠
・食欲不振

ちなみに多いのは冬季うつ病で、夏季うつ病の発症はまれとされています。また、冬というのは気温低下により、誰でも生理的に食欲が増えたり睡眠時間が増える傾向があります。この場合は冬季うつ病とは言いません。

季節性感情障害の予防と治療法

頻度の多い冬季うつ病に関して予防法・治療法をあげますと、日光を浴びる量を増やすことがポイントになります。予防としては、日照時間が少なくなる秋~春先にかけては日頃からなるべく外出時間を増やして日光を浴びるように心がけることがポイントです。

雨や雪など悪天候の日が増えますので外出しにくくなりますが、晴れた日はチャンスです。散歩や運動、お買い物などの用事を作ってなるべく日光を浴びるようにしましょう。

また、家の中にこもってじっとして過ごしていると運動不足にもなり太りやすくなります。ウォーキングやジョギングといった有酸素運動を行うことはセロトニンの分泌を増やし、うつ病の緩和に効果が期待でき、一石二鳥です。

治療には、人工光を浴びるという方法もあります。これは自然の日光の代用として日照不足を補う目的のものです。

もしかして季節性感情障害?と思ったら

夏や冬に、原因は分からないのに心身の調子が悪いという場合には、季節性感情障害も考えられるかもしれません。

症状が軽い場合にはそのままにしていても季節が移り替われば自然におさまり元の健康な状態に戻るのですが、抑うつや精神不安定の症状が重く辛い場合には精神科を受診して相談することをおすすめします。必要に応じ抗うつ薬の処方など適切な治療が行われます。

また、体に器質的な異常があるのではなく季節の影響による症状ですから、季節さえ変わればまた元気になれるという前向きな考え方であまり神経質にならないこともポイントです。

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