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メタボだけじゃない?疾病リスクの高まるサルコぺニア肥満にご注意!

サルコぺニア肥満とは?

肥満は健康に影響を与える原因になるので、予防することがのぞましいとされています。肥満というのはその人の身長に対して体重が重すぎる状態をさします。では一体どれくらい太っていたら肥満にあたるのでしょう?

最も一般的な判断方法には「BMI指数(体重kg/(身長m)2)」があります。BMI指数が25以上になる場合が肥満にあたるとされています。ただし、体重が重い人の全てが必ずしも健康に良くない肥満というわけではありません。

健康に良くない肥満というのは、皮下脂肪型ではなく内臓の周囲に脂肪が蓄積される内臓脂肪型肥満のほうです。内奥脂肪型肥満は高血圧、高血糖、高脂血症、動脈硬化など生活習慣病のリスクを高めるタイプにあたります。

一般に内臓脂肪型肥満かどうかの判断には腹囲の数値が用いられます。男性は85cm以上、女性は90cm以上の場合にあたります。若い時に比べると体重が増えてきてお腹周りがポッコリ出っ張ってきたという中高年の人は、時にはメタボ体型と呼ばれたりもして健康に気をつけないといけないな、という自覚を持つことも多いでしょう。

ところが、近年は身長と体重が変わらないタイプの肥満が高齢者に増えてきています。体重が増えていないのに肥満とはどういうことなのでしょうか?

これは「サルコぺニア肥満」と呼ばれる新しいタイプの肥満で、実際は肥満なのに筋肉量が減っているために太っていないように見え肥満に気付きにくい、というのが特徴です。70代以上の3割がこれに当たるとされています。

サルコ=筋肉、ぺニア=減を意味し、サルコぺニアというのは加齢によって筋肉量が減少し体の機能が低下する状態をさす用語として用いられています。

筋肉量というのは20代をピークに加齢に伴って徐々に減少していくので、高齢者には筋力低下によって活動能力が著しく低下している人が多いのです。歩行困難になったり寝たきりになる人も少なくありません。

さらにサルコぺニア肥満の場合は生活習慣病のリスクも高いので、病気にかかってから寝たきりになる可能性が高くなってしまいます。サルコぺニア肥満がほかの肥満より怖いと言われているのはそのためです。

サルコぺニア肥満は、加齢に伴う現象なので誰にでも起こりうるタイプの肥満なのです。しかし、予防する対策がありますので、若いうちから心がけておくと健康ではつらつとした老後を送ることができるのではないでしょうか。

サルコぺニア肥満を防ぐには

サルコぺニア肥満の原因は筋力の低下です。筋肉量の減少は加齢に伴う自然な現象ですが、必ずしも高齢者がサルコぺニアにより生活に支障をきたすわけではありません。

サルコぺニア肥満の原因は、ズバリ運動不足です。運動不足により筋肉が少ない人に起こりやすくなります。ですから適度な運動を取り入れて筋力をアップさせることが必要になります。

また、ダイエットもサルコぺニアの原因になりやすいです。ただ体重を減らすだけのダイエットでは脂肪だけでなく筋肉も落としてしまい、筋力が低下した不健康な状態になりやすいので注意が必要です。

若い人の極端なダイエットも将来のサルコぺニア肥満予備軍になるので気をつけてください。筋肉を増やすためには以下の対策が効果的です。

日常の中で簡単にできる筋肉トレーニングを行う

階段の上り下り、ダンベル運動、腹筋、スクワットなど。

筋肉の原料になるたんぱく質を摂る

良質のたんぱく質を不足しないように食事に取り入れる。卵、鶏むね肉、豆腐がおすすめ。

ただし、運動は体調にあわせて無理のないペースで行うのがのぞましいです。毎日、きついトレーニングを行う必要は全くありません。1日に10分程度を週に3回から頑張ってみましょう。

筋肉量が増えると、筋力アップにより日常生活で体を動かすのが楽になります。また、基礎代謝量が上がるので脂肪が燃焼されやすい状態になり、肥満の予防効果も得られます。

ウォーキングやジョギングといった有酸素運動を併用するとさらにダイエットの効果が高まり、血糖値やコレステロール値を下げるので生活習慣病を予防する効果も得られます。

できればサルコぺニア肥満が気になる人は受診して担当医に相談の上で、運動や食事療法を行うことをおすすめします。

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