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たかが風邪と軽くみないで!RSウイルス感染症の危険性とその予防法

RSウィルス感染症をご存知でしょうか?毎年冬に流行する呼吸器の感染症で、1歳までに半数の乳児が、2歳までにはほぼ100%の乳児が感染するとされ、その後大人になっても感染を繰り返します。

鼻水、咳、発熱といったような軽い風邪に似た症状が数日続いて治ることも多いのですが、まれに肺炎を引き起こしたりして入院しなくてはいけないこともあります。

幼児期になればそれほどひどい症状になることもなく治りますが、初めてこのウイルスに感染した乳児の場合には症状が重くなることがあるので気をつけなくてはいけません。特に生後数ヶ月までの間に感染すると重篤な症状になることもあり感染を避けることが大切です。

RSウイルス感染症は例年は冬に流行する感染症ですが、去年に続き今年も7~8月頃から感染報告が増えています。早い時期から予防をしていったほうがよいでしょう。

RSウイルス感染症の症状とは?

RSウイルスに感染して4~6日の潜伏期間を経たのち鼻水、発熱といった症状が数日続きます。初めて感染した乳幼児も約7割はこのような症状だけで治るのですが、約3割は悪化して場合によっては入院治療になることもあります。

咳がひどくなり、呼吸がゼイゼイし苦しくなるなどの症状が出ます。細気管支炎や肺炎に進展することもあります。特に生後数週間~数ヶ月の時期に感染してしまうと重い症状になることが多く、注意が必要です。

低出生体重児や心臓や肺に疾患があったり免疫不全がある乳幼児も重症化しやすくなります。無呼吸発作、急性脳症を起こすこともあります。生後1ヶ月未満で感染すると診断が難しく、突然死に繋がることもあるとされます。

感染を予防するには?

RSウイルスの感染経路は飛沫感染といって感染している人の咳やくしゃみや会話で飛ぶしぶきなどからの感染と、接触感染といって感染している人との直接の接触、またはウイルスがついている物(ドアノブやスイッチ、机、おもちゃなど)からの間接接触による感染があります。

感染力は強いウイルスです。気をつけなくてはいけないのは、兄、姉が幼稚園や保育園で感染してきた場合です。年長児や大人になると感染しても軽い風邪くらいの症状で済むためRSウイルス感染症であると気付かないことも多くあります。

そのためちょっと風邪をひいただけと思っていても0歳児、1歳児に感染してしまうと重い症状が出てしまう恐れがあるのです。そのためにも、咳をしたり風邪気味だったりする兄姉とはなるべく接触しないことが感染予防には大切です。

またウイルスの流行時期でなくても咳をしているようならマスクをするように心がけたほうがよいでしょう。感染すると症状が出る前から他へ感染させてしまう力があるので気をつけましょう。

他にもおもちゃや子供たちの手が触れそうな部分はこまめにアルコールなどで拭いて消毒しておくとよいでしょう。石けんで手洗いしたり、アルコール製剤で手を拭いておいたりということも大切です。

特に生後3ヶ月くらいまでの乳児、早産児や心臓や肺に疾患があるといったような重症化のリスクの大きい乳幼児の感染には注意しなくてはいけません。ワクチンはありませんが、重症化のリスクの大きい乳幼児に限っては流行初期から抗体を投与して重篤な症状が出るのを抑えることができます。

治療法は?

RSウイルスに効く薬というものはないので、治療は基本的に対症療法のみになります。発熱に対してはアセトアミノフェンなどの解熱剤が使われます。他に症状によって咳止めや去痰剤が使われます。細菌感染も疑われるような時には抗生剤が処方されることもあります。

脱水予防のために水分補給も大切です。何より大切なのは感染する前にそれを予防することです。特に小さなお子さんがいる家庭では日頃から手洗いや消毒、マスクといったような基本的なことを心がけておきましょう。

また流行の時期には人の出入りが激しい場所へ行くのは避けた方がよいかもしれません。タバコの煙も感染悪化につながるため、止めておきましょう。

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