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乳幼児のRSウイルス感染が流行の兆し!RSウイルスの正体とは?

最近、乳幼児に「RSウイルス」による感染症が流行しています。RSウイルスは、呼吸器に何らかの異常をもたらすウイルスで、特に乳幼児に多く症状が現れるという特徴があります。

そして、このRSウイルス感染症は年々増加しており、症状も深刻になっています。(※RS=RespiratorySyncytiumの略ですが、呼吸器に取りつくウイルスの塊という意味です。)

発症するのは9月初旬からで、秋冬を通して、12月~1月頃にピークに達します。ちょうど風邪のシーズンと同じようなタイミングで発症するので、一旦は風邪だと考える親御さんが多いのも事実です。

しかし、RSウイルスが怖いのは、乳幼児に感染した場合、重い気管支炎を起こしたり、重症な呼吸器の疾患を起こすので、特に注意が必要なのです。さらに、最悪の場合、乳幼児が突然死する乳幼児突然死症候群の原因ともなる、油断のできない深刻な病気なのです。

見逃したら大変なことになりかねない!

多くの場合、RSウイルスの感染症は風邪とよく似た症状から始まります。鼻水やせき、発熱など一見風邪かと思ってしまいます。

しかし、その後、咳が出始めるのですが、「コンコン」という乾いた咳ではなく、「ゴホンゴホン」と痰がからんだような咳が出たり、「ゼイゼイ」または「ヒューヒュー」というようにのどが詰まったり、枯れたような咳が出てきます。これは喘息の咳に似ています。

つまり、風邪のような症状が出てから、しばらく経つ(数日~1週間程度)と喘息のような咳が出るようになるのです。これが、RSウイルスに感染したサインと考えて良いでしょう。

そして、RSウイルスは、とても感染力が強いので、同じくらいの年齢の乳幼児や小さいお子さんなどがいる場合には、ウイルスが移ってしまう可能性が高いと考えましょう。また、抵抗力が衰えているお年寄りなどにも感染することが考えられます。

特に、生後1年未満のお子さんが感染したり、ウイルスが移ったりすると、重症化する可能性がとても高くなります。お母さんから受け継いだ免疫力が効かないことも多いのです。

また、残念ですが、今のところ、RSウイルスに効く薬やワクチンはありません。感染してしまえば、対処療法で症状を和らげるか、普段から感染しないように予防を心掛けるほかはありません。

もし、わが子がRSウイルスに感染したら?

RSウイルスに効く薬はありませんので、体の中で免疫を作るしかありません。そのためには、体力を消耗させないように、まずは安静にしましょう。

そして、RSウイルスは、湿気に弱いので、加湿器などで部屋を加湿すると良いでしょう。(加湿器がなければ、洗面器にお湯をはったり、タオルなどを濡らして、そばに置くだけでも効果があります)

また、乳幼児にかかることが多いということを忘れてはいけません。大人と違って、暑い、寒い、のどが渇いた、など言葉では言えないわけです。ですから、汗をかいたらこまめに衣服を取り換えたり、適度な温度調節をして、水分をこまめに摂らせるようにすることが大切です。

経口補水液などであれば、より良いでしょう。それから、おかゆやリンゴをすりつぶしたジュースなど消化に良い食べ物で栄養補給をして下さい。

大切なお子さんがRSウイルスに感染しないために!その予防法とは?

RSウイルスは感染力が非常に強いので、かなり徹底した予防が必要です。まず、うがい、手洗いを確実に行うこと。風邪が流行し始めたら、外出をなるべく控えることや、外出の時は子供用のマスクを着けさせること。人ごみの中に連れ出しては危険です。

また、ふだん使っているおもちゃやおしゃぶりのような遊具も殺菌しておきましょう。それから、これは重要ですが、家族にタバコを吸う人がいては、どうしても煙を吸い込んでしまいます(受動喫煙)。ですから、家族のタバコは絶対に控えましょう。

RSウイルスは、乳幼児の時にかかると重症化する恐れがありますが、成長とともに免疫力が高まってくると、ほとんど重症化することはなく、普通の風邪の症状程度で収まるようになります。

ですから、乳幼児期には特に気を付け、病気を乗り越えるごとに、体も強くなって行きますから、注意して見守りましょう。乳幼児は、自分の症状を言葉で伝えることができません。

単なる風邪や一時的な体調不良と甘く見ずに、できる限り適切な処置をして、それでも具合が悪ければ、かかりつけの医師の診察を受けるようにしょう。

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