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鼻毛を抜くと病気になる?その理由と正しい鼻毛のお手入れ法

どんなに素敵な人でも、鼻毛が1本はみ出ているだけで魅力が台無しに…。他人に指摘するのも、自分の顔を鏡で見た時に見つけるのも気まずい鼻毛。身だしなみとして、鼻毛はきちんとお手入れしておきたいものですが、抜いて処理する人は要注意。病気を引き起こすおそれがあるのです。鼻毛を抜くと病気になってしまう理由と、正しいお手入れ法を知っておきましょう。

鼻毛を抜いて起こる可能性のある病気

鼻毛を抜いてはいけません。鼻腔には雑菌が多く、毛穴から雑菌が入って感染症を起こしやすいからです。「毛嚢(もうのう)炎」や「鼻せつ」、そして危険な脳の合併症を引き起こす可能性があります。

毛嚢炎

毛根を覆う毛包にブドウ球菌が感染して、炎症を起こす病気です。鼻腔や皮膚に常在する黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌が、毛穴に入った時に起こります。毛穴が化膿して赤く腫れ、痛むこともあります。軽い場合は自然に治りますが、炎症が強い場合には抗生物質を配合した塗り薬や、化膿止めの内服が必要です。

鼻せつ

鼻の穴の入り口にある鼻前庭の炎症が起こる病気です。鼻前庭の毛穴や皮脂線に細菌が感染して起こります。腫れや化膿があり、触ると強い痛みがあります。ひどくなると鼻全体や顔に炎症が広がることもあります。耳鼻科を受診して抗生物質や鎮痛剤を処方してもらったり、化膿した部分を切開してもらう必要が出てきます。

丹毒

毛孔から連鎖球菌に感染して起こる皮膚の病気です。患部が赤く腫れて痛む他、高熱、悪寒、倦怠感を伴い、リンパ節の腫れが認められます。すぐに耳鼻科か皮膚科を受診して、ペニシリンの投与を受ける必要があります。敗血症や腎炎などの合併症を引き起こす可能性もあり、ペニシリンの投与と検査は重要です。

脳の合併症

たかが鼻の炎症と侮ってはいけません。鼻腔と脳は隣接しているため、脳に細菌が侵入して「頭蓋内感染症」を引き起こす危険性があります。毛嚢炎から起こる場合もあるので、炎症の強い時にはすぐ受診してください。脳の合併症を起こすと、最悪の場合死に至る可能性もあります。

鼻毛がないと免疫力も低下

それだけでなく鼻毛を抜き過ぎてしまうと免疫力が低下して、あらゆる感染症にかかりやすくなってしまいます。鼻毛は外から入って来る異物や細菌をキャッチし、体内に侵入させないフィルターの役目があります。

このフィルター機能がないと、細菌やウイルスの侵入を許し、感染症を引き起こすようになってしまうのです。また鼻毛の一部は嗅覚の機能も担っているため、鼻毛を抜くと嗅覚にも影響を及ぼすようになります。

正しいお手入れは

かと言って、鼻毛を伸ばし放題にしておくわけにはいきません。エチケットのためにも鼻毛はこまめにお手入れしておきたいものです。指や毛抜きで鼻毛を抜くのは良くありません。毛穴を傷め細菌が入りやすくなる他、抜き続ければ鼻毛自体がなくなってしまうからです。

鼻毛カッターや刃先の丸い小さなはさみで、毛先だけをカットするようにしてください。また、刃先が鼻腔の粘膜を傷つけると細菌に感染する可能性があるので、器具はアルコールで消毒するなど、衛生面にも気を使いましょう。

鼻毛が伸びやすい人

ところで、鼻毛の伸びやすさには個人差があるようです。基本的に男性は女性より鼻毛が伸びやすく、加齢も影響するので、高齢の男性は鼻毛が伸びやすくなります。また空気が悪くても鼻毛が伸びやすくなるという説があり、田舎よりは都会、一年の中では花粉が飛ぶ春に、鼻毛が伸びやすいとされています。

喫煙も関係しているようです。空気が汚れている環境こそ鼻のフィルター機能が重要になります。鼻毛が伸びやすくても神経質になり過ぎず、鼻毛の除去はほどほどにしておきましょう。

鼻毛を抜くクセをやめて

鼻毛を抜くのが病みつきになっている人もいます。抜けた鼻毛を見ると無性にスッキリする、鼻毛を抜かないと気が済まないといった人は、身だしなみの域を超えストレスが原因になっているようにも見えます。

心当たりがあればストレスの原因を解決し、他のストレス解消法を見つけて気を紛らわし、鼻毛を抜くクセを治してください。鼻毛は抜くのではなくカット処理で。ほど良く残して健康も守りましょう。

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