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関節リウマチがもたらす合併症!定期検査は必ず受けておこう

関節リウマチでは、いろいろな関節に痛みや腫れと言った症状が出てきます。そして進行するにつれて、関節の変形も起きてしまいます。最初は手足の指の小さな関節から始まり、徐々に膝や股関節も変形するようになってしまうのです。

そして関節リウマチによって現れる症状は、実は関節の症状だけではありません。全身にも様々な影響が出てしまいます。リウマチの合併症にはどのようなものがあるのでしょうか。

間質性肺炎

間質性肺炎は、関節リウマチ患者の10~15%にみられます。リウマチが原因で起きている場合と、リウマチの治療薬の副作用で起きている場合があります。肺はブドウの房のような「肺胞」という組織が集まってできています。

肺胞と肺胞の間の組織は「間質」と言います。この間質に炎症が起こるのが間質性肺炎です。間質性肺炎が悪化していくと間質が硬くなり、肺繊維症になります。肺に炎症が起きて硬くなってしまうと、しっかり酸素を取り込むことができなくなってしまいます。

症状としては乾いた咳が出る、呼吸がうまくできないなどです。ただ初期には、はっきりした症状が出ないこともあります。今までなら平気なはずの坂道や階段なのにひどく息切れがする、乾いた咳が続いているなどということがあれば、すぐ医師に相談しましょう。

間質性肺炎以外にも、肺の辺りに症状が出る合併症があります。定期的に胸部エックス線検査を受けるようにしましょう。

貧血

貧血は、関節リウマチ患者の60%以上でみられます。ただし軽度~中程度の貧血で、重度の貧血になることはあまりありません。関節リウマチになると、体内にある鉄をうまく利用することができなくなります。

通常赤血球の中のヘモグロビンには鉄が存在していて、それが全身に酸素を運搬する役割をしています。しかし関節リウマチでは赤血球の中に鉄が入って行きにくくなってしまい、貧血になりやすくなるのです。

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、関節リウマチ患者の20%でみられます。このシェーグレン症候群は、関節リウマチと同じ膠原病のひとつです。唾液腺や涙腺などに炎症が起きるために、唾液や涙が分泌されにくくなります。

口の中が乾燥して、ひどくなると食べ物を飲み込むことも難しくなります。口が乾く、目が乾いてゴロゴロするなどといった症状があれば、すぐに医師へ相談してください。

アミロイドーシス

アミロイドーシスは、関節リウマチ患者の一部にみられる合併症です。これはアミロイドAという異常なタンパク質が増えていろいろな臓器にくっつき、その臓器の機能を邪魔してしまうというものです。

関節リウマチでは、全身のあちこちに炎症が起きている状態です。このように炎症が続いていると、肝臓では血清アミロイドAというタンパク質が、通常よりも過剰に作られてしまいます。その後も炎症が続いていると、この血清アミロイドAは水に溶けないアミロイドAという物質になります。

そしてこのアミロイドAがいろいろな臓器にくっつくと、様々な悪さをしてしまうのです。消化管にくっつくと下痢や便秘を繰り返すようになってしまいます。吐き気が起こることもあります。腎臓にくっつくとタンパク尿が出たり、腎機能障害を起こしたりします。

アミロイドーシスは少しでも早く見つけることが重要です。進行してしまう前に対策をとらなくてはいけないのです。関節リウマチでは定期的に尿検査も行われますが、これはアミロイドーシスを発見するためにも必要な検査です。どうして関節の病気なのに尿検査をするんだろうと思われるかもしれませんが、合併症を見逃さないためにも必要なのです。

関節リウマチの合併症は他にも、骨粗鬆症や不整脈のような心臓の病気もあります。定期的に行う検査には、関節リウマチと関係ないように感じるものもあるかもしれません。しかしそれらは合併症発見のためにも大切ですので、しっかり受けるようにしてください。

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