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貴方の周りにサイコパスが!脳機能障害が原因の行動の特徴と対策

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最近、サスペンス系のテレビドラマや映画で「プロファイリング」と言う言葉を耳にしませんか?アメリカのドラマではFBIの捜査官やCSIの分析官などが、犯人を特定するためにこの言葉を発しています。

日本人にはまだまだ馴染みのない言葉なのですが、これはテレビや映画の世界の話ではなく、実際にも使われている犯罪捜査法です。

そしてプロファイリング手法が近代化されるにつれ、ある精神疾患の患者による犯罪が注目されています。それが「サイコパス」です。

アメリカで開発されたプロファイリング捜査

日本と違いアメリカ社会は多くの人種が混在しており、様々な文化が混ざり合った社会です。その複雑化した社会構造の中で作られたのがプロファイリング捜査と言えます。

プロファイリングとは行動心理学による捜査手法

プロファイリングとはどの様な捜査手法なのでしょうか?映画を見てみると殺人事件が起こり捜査チームが送られます。捜査チームは殺人現場を調べて「犯罪状況」「遺留品」「目撃者」などの証拠を収集します。

そして様々な観点から犯人像を作り上げていくのです。

実はプロファイリングとは統計学上に犯人像を見つける手法で、ある一定の犯罪パターンを見つけることで犯人の「人種」「年齢」「性別」「性格」「職種」などを推測するのです。

例えば映画でも犯罪現場を捜査して、「犯人は白人男性、30歳から40歳、勤勉で妻子持ち」など推測しているシーンがありますが、これは似たような犯罪においての統計上の推測だったのです。

個人的にはプロファイリングが何処まで正しいのかは疑問ですが、現在では様々な分野においてもこのプロファイリング手法が採用されているそうです。

プロファイリングで見えてきた精神障害者による犯罪

このプロファイリング手法による犯罪捜査が一般化するにつれ、ある特徴を持った犯罪者に注目が集まっています。それは犯罪に対して罪の意識も無く、無責任で感情が見られない人間が少なからず含まれていたのです。

これは生活環境が与えた性格ではなく、生まれながらに持っている資質とも言えるもので犯罪に対して罪の意識も見られません。

アメリカで発生する凶悪犯罪の増加の中でこのような精神的に問題のある犯人が一定数存在していたのです。そしてその精神的な問題は脳の疾患が原因である可能性が解明されつつあります。

このような反社会的な精神に障害のある人格を「サイコパス」と呼んでいるのです。

貴方の身近にいるサイコパス…恐るべきその人格とは?

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最近では犯罪ドラマでよく耳にするサイコパスですが、何となくフィクションの話であり、意味が解っていない人も多いと思います。

サイコパスとはどの様な人格を持った人達なのでしょうか?

もともとサイコパスは心理学用語

サイコパスは主に心理学の世界で使用されていた言葉であり、社会に適応できない「反社会的人格」を意味する言葉です。日本では「精神病質」と呼ばれて、総合失調症、依存症、知的障害と同じ精神障害者に位置付けられています。

また社会に適合できずに反社会的行為を繰り返す「反社会性人格障害」とも同一視することもあります。

いつの時代も反社会的な問題行動を取る人は存在しており、その原因は色々と考えられますが、中には罪の意識もなく当たり前に行っている人がいたのですね。

それがサイコパスなのです。

サイコパスに潜む5つの性格と特徴を探る

仏教の教えが広まっている日本では本当の意味での悪人は存在していないと考えられています。いわゆる「性善説」ですが、どんなに悪行を働く人でも家庭を大切にしていたり、子供を可愛がっていたりしています。

昔話にもある「蜘蛛の糸」などはこの考え方をよく表しているのではないでしょうか?

しかし、サイコパスにはこのような感覚は全くないようです。それではサイコパスの性格や特徴を探ってみましょう。

サイコパスは良心の意味が解っていない

「サイコパスには良心がない」と表現されることが多いようですが、どちらかと言えば良心の感情が湧いてこないことが正しい表現かも知れません。良心を感じないと言うことは、他人の痛みや苦しみも解らず思いやりもありません。

他人に対して興味もなく、共感することもほぼありません。無感動な日々をただ淡々と生活しているようにも見えるのです。

例えばサイコパスの友人に不幸があって悲しんでいても、「何が悲しいのか?」「馬鹿らしい」などと思うのが特徴と言えます。

サイコパスは無責任な行動をする

サイコパスには責任感と言う概念はありません。日本には道徳的なマナーやルールが法律で定められていますすが、サイコパスはこのようなものを守らない行動を取ります。

仕事においても遅刻や欠勤が多かったり、任された仕事を放置したままにすることもあります。

「この仕事今日中にやっておいて」「わかりました。やっておきます。」このように返事や受け答えはできますが、実際には頼まれた仕事を行わないことが多いのもサイコパスの特徴です。

これは自分が果たすべき責任が理解できておらず、自分の都合が優先されているのです。サイコパスにとって会社や他人への責任なんて意味がないのです。

話上手で嘘が上手なサイコパス

サイコパスの特徴の中に「よく嘘をつく」ことがあります。これは自分が相手より優位に立ちたいと言う願望からと考えられており、嘘をつくことで目的を達成させようとするのです。

私達は必要に駆られてやむを得ず嘘をつくことはありますが、内心ではヒヤヒヤして罪悪感を持ってしまいます。しかし、サイコパスにはこのような嘘に対する反省は全く無く、反対に嘘が真実であるかのような錯覚させ覚えてしまうのです。

嘘がばれた場合の対応もサイコパスは違いがあります。一般的には嘘がばれたら「恥ずかしさ」「罪悪感」から、謝罪したり言い訳を話したりしますよね。しかし、サイコパスは平然としており、「ばれたんだ、あっそう」ぐらいの対応しかしません。

サイコパスにとって嘘は一種のコミュニケーションであり、普段から行っている行為なので、何の感情も呼び起こさないのです。

サイコパスは衝動に流されやすい

サイコパスは衝動的に行動することが多いようです。一般的な感覚であれば衝動的な欲求があっても、理性で制御してその衝動を抑える努力を行ます。

例えば「このブランド品がどうしても欲しいが、お金がない。人も見ていないし盗もうかな?」と言う衝動があっても「盗むと警察に捕まってしまい、大騒ぎになってしまう」と言う理性が出てきます。

このような衝動における結果を想像することで、通常は欲求を抑えることができます。しかし、サイコパスはこのように結果を予想することができません。したがって衝動に沿った行動を取ることが多くなり、犯罪を繰り返す結果になるのです。

人気者の中にサイコパスがいる

サイコパスは知的に劣っている部分はなく、反対に知性を感じさせる雰囲気を持っています。サイコパスは会話が上手で人を楽しませる能力に長けています。

これは嘘をつくことにも全く躊躇がないことで、簡単に相手の会話に合わせることができるからと考えられます。

このような人間は周りからみるととても魅力的であり、グループの人気者であることが多いのです。人気者の中にサイコパスはいるのかも知れません。

サイコパスは脳機能障害が原因だった

人間の人格は長年の生まれ育った環境や人間関係などで形成されると言われています。もともとサイコパスも同じように考えられていましたが、最近の研究では脳の一部に障害がある「脳機能障害」であることが指摘されています。

サイコパスの原因は生まれながらの脳機能障害

サイコパス的な人格がなぜ生まれるのかを脳機能を主体に調査した報告があります。

これはイギリスの調査チームが行った研究なのですが、一般的な脳とサイコパスと診断された犯罪者の脳をMRIを使用して比較しました。

その結果、一般的な脳と比較してサイコパスの脳では一部の脳細胞に異常が見られることが解ったのです。

脳には扁桃体と言って「快楽」「恐怖」「嫌悪」などの感情を制御し、眼窩前頭皮質は感情のコントロールを行います。この2つを繋ぐのが鉤状束と呼ばれる連合繊維です。

この鉤状束がサイコパスの脳では十分に作られておらず、扁桃体や眼窩前頭皮質が正常に機能していないことが解ったのです。

脳の中で感情を制御する扁桃体機能は低下しているが、理性的な知識を制御する部分は問題ないがために、感情に流されない行動が取れると言うのです。

このような脳の障害の多くは生まれながらであり、特に病気の発症が原因とは考えられていません。遺伝的要素も想定され「犯罪者が多い家系は遺伝的に鉤状束に異常があるのでは?」との指摘もされています。

生まれながらに善悪を理解できないのであれば、それはとても悲しいことだと思います。

はたしてサイコパスに治療はできるのか?

サイコパスの原因が脳の機能障害であるとしたら、その治療は可能なのでしょうか?残念ながら現在の医学ではサイコパスの医学的治療は出来ません。

しかし、脳の鉤状束の形成不良が原因であれば、将来的には手術による治療や、薬剤による扁桃体の活性化などの治療は可能になるではないでしょうか?

サイコパスには善悪の概念がなく、「罪」「罰」の意味も理解していません。いくら犯罪における罰を科しても犯罪抑制にはならないのです。早期の治療法が確立されることを期待します。

サイコパスによる事件に巻き込まれないために

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近年、日本でもサイコパスを疑う猟奇犯罪が増加してきました。中には「自分はサイコパスである」と平然として言い放つ犯罪者も見られます。

このような犯罪に巻き込まれないためには、どのような対処を取れば良いのでしょうか?その対処法をまとめてみます。

平気で嘘をつく人には近づかない

サイコパスは平気で嘘をつきます。しかし、嘘でも必要でついた嘘や、相手を傷つけないためにつく嘘のことではありません。嘘をつく必要が全く無いのに慢性的に嘘をついている人には注意が必要です。

また、嘘がバレても「そうだったかなぁ」などと全く動じないような人は、サイコパスの資質がありそうです。

いくら友人でもこのような人は貴方を利用しようとしている可能性があります。人間関係を見直して近づかないようにしましょう。

約束を直ぐに反故にする人には注意しよう

何回約束しても守らなかったり、貸したものを何度言っても返してくれない人は、サイコパスの資質があります。毎回待ち合わせに遅れて注意しても「そう、ごめん」で済ます人がいます。

何回か注意すると逆切れして怒り出してしまうこともあります。自分のしたことで衝動的に興奮する人も要注意です。

同情を利用する人はサイコパス可能性が

サイコパスは自分を可哀想な人と見せかけて同情を受けたがる傾向があります。遅刻の原因が家族の病気であったり、自分が不治の病であったりする話で周りの人の同情を集めたがるのです。

毎回なにかある度に不幸話を話してくる人がいれば、それはサイコパスかも知れません。同情話を見極めて怪しいと感じたら、その人と距離をとるのほうが良いでしょう。

嘘に利用されないように注意する

サイコパスは不幸話で同情させて、良心のある人を取り込もうとします。これは自分のつく嘘に協力させることで、嘘のためのアリバイなどに利用されてしまいます。

しかし、一度協力してしまうと次からは当たり前に利用されてしまい、最終的には責任を全て押し付けらることもあるのです。

貴方が友達と思っていてもサイコパスは何とも思っていないのです。嘘をつくための協力ははっきりと断るようにしましょう。

経歴や肩書きには注意しましょう

初めて会ったのにやたらと自分の経歴や肩書きを説明したがる人がいます。そして専門用語一杯の会話を始めていかにもって雰囲気を作り出しています。

このような人はよっぽど自分に自信がないか、何かを演じている場合が多いのではないでしょうか。

初めて会って経歴や肩書きを過剰に自慢する人には十分注意しましょう。

とにかく自分を信じて距離をおこう

大勢の中からサイコパスを見つけることはとても難しい行為です。しかし、人間には第六感的なインスピレーションがあり、「この人、何か変?」と言う感情があるはずです。

「最低限の大人の付き合い」とか「失礼にあたる」とかではなく、何か変だなと思ったら少しずつ距離をおくようにしましょう。

偽のサイコパスが増加する懸念がある

もともとサイコパスと言う言葉が広まった原因は、映画やドラマの影響が大きいと思います。「猟奇殺人事件の犯人が一般社会に潜むサイコパスであった」などのストーリーはワクワクドキドキしますよね。

映画の中でのサイコパスは「知的」で「冷静」そして「冷酷」とスタイリッシュに描かれていることが多く、精神疾患患者のイメージはありません。

このようなイメージは「サイコパス=クールでカッコいい」などと受け取られてしまう可能性もあり、中には「自分はサイコパスなんだ!」と思い込んでしまう危険性もあるのではないでしょうか?

統合失調症の症状の中には思い込みがあります。このような患者が自分がサイコパスであると思い込んでしまう結果、重大な事件を引き起こしてしまうことも考えられます。

日本で発生したインターネットによる事件でも犯人が「自分はサイコパスだ」と発言して話題になりましたが、実は思い込みによる偽のサイコパスかも知れません。

私がサイコパスが広まることで懸念しているのは、サイコパスではないのに思い込みで信じてしまい、サイコパス的な行動を模倣してしまうことです。

サイコパスはスタイリッシュではなく、あくまで病気であり脳の機能障害の一種との理解をしたいですね。

日本でも増加傾向にあるサイコパスから身を守る

近年、日本でも猟奇的な犯罪が増加しており、また犯罪の低年齢化も深刻となっています。子供が平気で残虐な行為を行ったり、無表情で犯罪を行う姿は戦慄させ覚えさせられます。

脳の障害であるサイコパスは昔から一定数存在しており、多くの人は犯罪も犯さずに普通に生活しているのも事実です。

まずは自分の身の回りにいる人がサイコパスの資質があるかを見極め、新しい出会いの際にも十分な注意を払う必要があるのではないでしょうか?

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