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はじめての人工妊娠中絶診察の仕方を知って不安を軽減したい方へ

何にも知らないのに、はじめての妊娠をしてしまった。妊娠の継続はできないかもしれない、だから受診しなきゃいけない、でもものすごく不安・・・という方がいらっしゃるかもしれません。

不安も心配もあると思います。でも、どうしても妊娠の継続ができないなら、明日産婦人科を受診してください。私の病院の診察、処置のやり方をお伝えしたいと思います。

産婦人科に受診する妊娠12週6日まで

病院総合受付で産婦人科への受診を申し込みます。産婦人科待合室に移動します。待っている間に、問診表を書きます。受診目的、月経(生理)周期、最終月経、過去の病歴などです。

呼ばれたら医師と話します。問診表はすでにカルテとともにあるので、妊娠を継続できない理由を話します。妊娠の確定と、妊娠週数を算出します。

内診と膣式超音波検査は、別室で行います。別室にて、下着を取り診察台に腰かけバスタオルを下半身にかけておきます。自動で診察台がが上がり背もたれが倒れ、両足が開かれます。必ず女性スタッフが終わるまで付き添います。

膣内を診るための器具が入ります。びっくりするかもしれません。膣内に異変がないか、おりものに異常はないか診察し、また子宮頸がんの検査もします。

この時期子宮はまだ握りこぶし大の大きさで、お腹の上からの超音波では何も見えません。超音波の器具を膣内へ入れ子宮内の様子を見ます。このとき違和感はありますが、痛みはさほどありません。画像の大きさから、週数の計算もできるので最終月経とあわせて確定します。

生理がこないと思って受診するころは、だいたい妊娠5週から7週です。子宮内の画像で、赤ちゃんの入った袋が見えたり心拍が確認できたりします。これらは自分の目で確認できます。

もう一度診察室に入り、医師の話を聞きます。妊娠継続ができないことを伝えると、その場で処置の日が決まります。処置のリスクについても、話されるのでパートナーと一緒に聞くことが望ましいです。迷っているときは診察を終了します。

中絶ができるのは、妊娠21週6日まででこの時期は妊娠6ヶ月、すでに胎動も感じます。13週を過ぎると、出産させるような処置をとります。私が説明するのは、妊娠12週6日までの中絶です。

人工妊娠中絶の同意書を渡され診察は終了し、助産師か看護師に今後の入院について説明を受けます。血液検査(貧血の有無や感染症検査など)をうけ、終わりになります。会計は1万から2万円になります。

人工妊娠中絶同意書のこと未成年の場合は保護者のサインも必要です

同意書は入院時に提出します。同意書に本人とパートナーの直筆サインと捺印がなければ中絶はできません。パートナーが未成年の場合は、入院前もう一度説明を受けるための受診が必要です。保護者の方にも一緒に来ていただきます。

両者とも未成年であれば本人、保護者4人で中絶についての説明を受けることになります。同意書も本人と保護者のサインと捺印が必要です。

人工妊娠中絶当日の様子

中絶は1日入院となります。朝来院、退院は午後くらいになりますが、全身麻酔後ですので必ず迎えに来ていただきます。自分で車の運転はしないように注意します。朝から、飲んだり食べたりはしないまま、来院していただきます。外来では処置前後の看護ができないため、分娩室のある病棟へいきます。

持ち物(同意書、入院申込書、ショーツ、ナプキンなど)を渡し、分娩衣に着替えます。痛み止めや眠剤を投与するため、500mlの点滴をします。分娩台に乗って仰向けになり、足を開き固定します。医師の指示により、痛み止めと眠剤が投与され、すぐに眠ってしまいます。

眠っている間に、処置は行われます。長い柄のついたスプーンのようなものを、子宮内に挿入し内膜や内容物を掻き出します。処置は10分から20分程度で終わりますが、終了後もまだ朦朧としています。声をかけると返事ができるくらいで、体は動かせません。

スタッフが着替えをさせ、そのまま分娩台でしばらく眠ります。意識がはっきりして、迎えが来れば、会計後退院になります。会計は12万から15万円になります。中絶は診察も含め、すべて自費になります。

退院後に注意すること

中絶の後は軽い痛みと、少量の出血がしばらく続きます。数日後もう一度受診、内診、超音波検査で、子宮内の状態を診ます。退院後は強い下腹痛と大出血に注意します。

処置後子宮が元の大きさに戻るように子宮収縮剤と細菌感染しないために、抗生剤、抗炎症剤が処方されます。子宮内にキズがついているわけですから、しっかり飲みます。退院時に数日後の診察予約をします。診察では、体調や出血量、子宮内の様子などをチェックします。子宮頸がんの検査結果も話されます。

処置後数日は安静にします。出血している間は入浴せず、シャワーだけにしておきます。体の調子を自分で見つつ、仕事復帰をしていきます。無理はしないようにします。出血はいつもの生理より長引くかもしれません。

また妊娠前の生理周期に戻るまで、時間がかかります。中絶から2週間して、出血や痛みが治まればSEXはかまいませんが、排卵はいつくるかわかりません。しっかり避妊するように、そして出血や痛みがある間のSEXは、絶対にだめであることの指導があります。以後、体調に問題がなければ診察の必要はありません。

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