TOP > > 相談できないけど陰部がかゆいどうしたらいいのか悩んでいる方へ

相談できないけど陰部がかゆいどうしたらいいのか悩んでいる方へ

陰部の痒みは女性にとって深刻な問題です。仕事をしていても集中できないし、家にいてもリラックスできない。ほっておいても軽減することはあまりありません。治療を受けること、自分でできることを上手にやって、不愉快な症状が出ないようにしたいですね。

婦人科外来で圧倒的に多かったカンジダ膣炎

カンジダ膣炎は白いヨーグルト状、チーズ状のおりものと痒みがあります。匂いはあまりありません。「クスコ」という医療器具で膣内を見ると、中はベッタリ白いおりものでいっぱいです。カンジダ・アルビカンスという真菌の一種が増殖して起こしますが、この菌は膣内にいる菌です。

膣には「自浄作用」があります。これは膣内にいつもいて乳酸を出し、膣内を酸性に保ってほかの菌を寄せ付けないようにしてくれるデーデルライン桿菌のおかげなのです。でも体力が落ちたり、抗生剤を飲んだりすると、菌の力が弱くなり、カンジダが増殖しカンジダ膣炎になってしまいます。

カンジダ膣炎の治療は主に膣座薬です。7日間毎日夜寝る前に、できるだけ奥へ挿入します。毎日入れていると、薬が残っている感じがありますが指示通り使ってください。外陰の痒みにはクリームがでることもあります。

薬はよく効いて1~2日でかなり落ち着いてきます。でも必ず薬は使い切ってください。また溶けて出てきますので、薬を使っている間はおりものシートをお勧めします。

実はトリコモナス膣炎は1度しか見たことがありません。おりものを採取し顕微鏡で見てみると、動いています。カンジダ同様膣座薬を使いますが、同時にパートナーの治療も絶対に必要です。女性が治ってもパートナーが無治療では、また同じことの繰り返しです。男性は泌尿器科へ行きましょう。

他にも大腸菌やブドウ球菌などが原因の膣炎があります。原因菌を特定しそれぞれにあった膣座薬を使います。やはり疲労や病気により体力が低下して起こります。

問題ないのに痒いことがある

痒みがあって診察を受けに高校生くらいの女の子が来ました。「前の病院でもここでも検査結果は問題なし、でもまだ痒いんです」と話してくれました。私のいた病院では、診察が終わった後、助産師や看護師と話す時間がありました。そういえば生理のことで、面白いことを言った子がいました。それはまたの機会にお話しますね。

痒いといった女の子は困った様子でした。痒みは本当に不愉快ですから。それにこの年で婦人科にくるのは勇気がいったことでしょう。それだけ気になったのですよね。そして話を聞いてみると、「いつも石鹸でしっかり洗っている」とのこと。それが原因でした。

毛の部分はしっかり洗ってもかまいません。でも陰部、膣内は石鹸を使わないほうがいいのです。石鹸をきれいに流したと思っても、皮膚と違って粘膜ですから成分が残りがちだし、ごしごし洗うと簡単に傷つきます。皮膚よりずっと必要な潤いを洗い流し、石鹸成分が残れば、刺激になること当然です。

女の子は、「そうなんだ!やめてみます!」と笑って帰りました。その後来なかったので、きっと良くなったのだと思います。清潔を保つようによく言われますが。温水でやさしくしっかり洗うことできれいになります。大丈夫!他にはきつくて蒸れるような下着は使わないこと、ナプキンはこまめにとりかえること、も大切です。

それと同時に自分の体をいたわりましょう。バランスのとれた食事を摂る。睡眠をしっかりとる。体調が戻ったら運動する。運動しない方なら、歩くことから始めましょう。体への投資は必要です。

体力があること、健康であることは、悩みが減り、未来と希望を引き寄せます。本当ですよ。毎日健やかに過ごすために、少しだけがんばりましょう。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る