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母子手帳の妊娠中の経過欄わからない言葉多いですよね説明しましょう

母子手帳は赤ちゃんとお母さんの健康を守るためにつくられました。この記録だけでかなりたくさんのことが、わかります。でも、手帳のP4~P5を見てください。いろいろわからない言葉がありませんか?母子手帳の言葉を知って、自分の体のこと、赤ちゃんのことを理解すると楽しいですよ。

母子手帳P4妊娠中の経過(1)

<妊娠週数>

妊娠したときからでしょ?と思いますよね。違うんです。実は最終月経の初日、妊娠前の最後の生理がきた日を妊娠0日と数えます。それから280日目、40週0日目が分娩予定日になります。なぜかというと、産科的に受胎日(妊娠した日)は確定できません。最終月経はわかっているので、それで胎児の発育を見ることにしています。

<子宮底長>

子宮の大きさです。恥骨結合上縁なんてむずかしくいうのですが、恥骨の一番上にあたるところから子宮の上のはじっこまでです。子宮は上のほうが底なんですね。妊娠前は50gほどしかないですが、妊娠末期には1kgほどになります。著しい変化ですね。

<腹囲>

お腹周りですが、おへそを中心にして横になったまま測ります。でも測らないところも多いですね。

<血圧>

上が140下が90以下であれば、OKです。毎回測るので、いつも低いのに高くなったなど変化も見れます。高血圧は妊娠によくありません。赤ちゃんへの影響があって簡単に薬が使えないからです。ただ、病院に来ると上がる、白衣を見ると上がるという方も本当にいらっしゃいますので、測る前には深呼吸して落ち着きましょう。

<浮腫>

膝より下の、よく言う弁慶の泣き所で観察します。下肢はむくみが出やすいところです。妊娠中はむくみやすいものですが、突然むくみが強く出て、体重が1週間に500g以上増えるなどは要注意です。

<尿蛋白>

普通尿に蛋白は出ません。妊娠により腎臓に負荷がかかり、また大きなストレスにより出ることもあります。8ヶ月以降2回以上続けて出るときは、注意が必要です。血圧、浮腫、尿蛋白は、つながっていて、これらの症状により、妊娠中毒症を予測できますし、早期に対処できるのです。

<尿糖>

妊娠時には時々軽度の尿糖(±)、(+)がでることもあります。続けて出なければ、また初期の血液検査で血糖値が低ければ、病的ではありません。しかし(2+)が続いたりすると、妊娠糖尿病が疑われより詳しい検査をします。

糖が出るということは、腎機能が下がっているか、処理しきれないほどの糖が血液中にあるかです。血液検査で空腹時血糖が100以上は要注意、また妊娠糖尿病は将来糖尿病を発症するかもしれませんので、今から体をいたわりましょう。

<その他特に行った検査>

この欄には血液検査の結果が書かれたりします。Hbという字がありませんか?ヘモグロビンのことですが、貧血かどうかわかります。Hbは11以上が理想、でも妊娠中は普段貧血でない方も貧血になりがちです。10以下になると食事からだけの鉄分の摂取は難しくなり、だいたい鉄分の処方がされます。

BPDという字がありますか?超音波写真のすみにも載っているかもしれません。これは赤ちゃんの頭の大きさです。頭の側面一番突き出ているところがありますよね。左右のでっぱったところを直線で結んだ線です。大きくなっていくんだなぁと思っててください。

またEFBWという文字もありますか?これは赤ちゃんの予想体重です。体の部位をいくつか測定して計算します。先ほどのBPDも使います。でも超音波ですし、医師の腕にもよりますので、やっぱり大きくなってるなぁと思えればいいと思います。

他には感染症の検査結果も書かれるかもしれません。お母さんにとっても、赤ちゃんにとっても、医療者にとっても、大事なことですし結果はお母さんがきちんと知っておくことが重要です。お母さん方くらいの年代の方は、手術でもしない限り感染症の検査はしないでしょう。体の安心につながるものだと思います。

母子手帳は他のページも意外と医療者がわかるように書かれているところが多いです。よくわからなかったら病院でも、赤ちゃんの乳児検診に行った保健センターでもスタッフを捕まえて、聞いてみましょう。そーなんだ!とわかることはとてもいいことです。

母子手帳は良い記録です。気づいたこと、楽しかったこと、だんだんできるようになったことなど、どっさり書いていつかその子に渡してあげるといいですよ。どんなに愛されていたかきっとわかってくれると思うし、自分がこんな風に大きくなったんだと興味深いでしょう。わたしもそのつもりなんですよ。

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