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カウンセリングとは違う?恐怖症克服に効く認知行動療法って?

恐怖症克服に効く?!認知行動療法ってなに?

人間は誰しもが苦手とする物事があるかと思います。苦手な物の中でも一般的によく知られているのは””恐怖症””の類いです。例えば高所恐怖症や閉所恐怖症、対人恐怖症といった恐怖症は皆さんご存知だと思います。

少し苦手な程度なら、こういった恐怖症も生活に支障をきたすことはありません。しかし段々と強い恐怖を感じるようになると、行動制限が出るようになり、生活に支障をきたすことがあります。

一度頭の中で恐怖心や苦手心が生まれると、その考えを正すことはなかなか一人では困難です。そこでこういった恐怖心を心理的観点から改善し、生活をより良いものにする方法として認知行動療法が誕生しました。

認知行動療法ではまず初めに、恐怖心の芽生えたきっかけや、どういったことに恐怖心を感じているのかを具体的に思い出します。そして自分が何に対して苦手意識を持っているのか、どうしてそう思うのかを十分に理解します。その後、徐々に苦手なことへ自らを晒し、時間をかけて慣れさせることを行います。

この療法は心理療法の一種に分類されています。心理療法の中で最も有名な治療にはカウンセリングがありますね。カウンセリングは話しをすることが中心となるので、心の傷を癒したり、ストレスを発散したり、また、対話の中で自分の考えや思考パターンに触れつつ悩みを改善するのに向いています。

対して認知行動療法は実際に悩みへと立ち向かって行き、文字通り行動することで状況を打開していこうという療法です。そのため人によっては荒治療になり、一時は症状が悪化する場合もあるかもしれません。

しかしこの療法では紆余曲折しながらも、上手くいけば最後は治った!少し良くなった!というような達成感を感じやすいメリットがあります。

実際に自らを恐怖に晒して克服する治療なので、明確な恐怖症がある方にとっては、恐怖感を改善して生活しやすくするのにとてもオススメの方法です。

認知行動療法は精神疾患にも有効なことが判明

認知行動療法は精神疾患にも一定の効果を示すことが分かっています。精神疾患の中でも特にパニック障害などの広場恐怖が強くあらわれるものや、SAD(社会不安障害)で対人恐怖やあがり症を呈する場合など、明確に怖いものを持ち、なおかつ不安が大きい疾患に効果的です。

このような疾患者は、まず病気によって起こる症状を緩和するため、投薬治療が行われます。ある程度状態が安定してきたら、そこで認知行動療法が開始されます。

疾患を持ってる方も上記に書いたのと同じように、まずは恐怖や不安が出来た場面を思い出させ、具体的に自分が何を思っているのかを理解させます。その際、かなり体をリラックスさせるのがポイントです。

疾患を持っている方は小さな事が引き金で症状が悪化しやすいので、慎重に進められます。症状の度合いや恐怖度などを見て、約半年〜1年くらいのスパンで恐怖体験を克服できるようプログラムを立てつつ、実際に行動していくことになります。

また精神疾患ではありませんが、吃音に伴うあがり症や喋ることへの不安など、特定の障害に伴う症状にも認知行動療法は効果を示しています。もし薬だけの治療に業を煮やしているなら、認知行動療法を一度試してみると良いかもしれません。

日本ではまだ認知行動療法を行える病院は少数

最近になって認知行動療法の知名度が上がりましたが、まだ知らない方も多い療法です。日本の病院では投薬治療が中心で、その他はカウンセリング機関が多数ある…といった感じなので、まだ認知行動療法を行える場所はそう多くはありません。

都内や大きい地方都市は比較的、精神科に併設してあることが多く、認知行動療法のみの機関もいくつかあります。ほとんどが精神科や心療内科、またはカウンセリング機関で認知行動療法も行っている、ということが多いです。

どこでおこなっているかは、お近くにある自治体の精神福祉センターなどに尋ねてみると教えてくれます。もし気になった方は電話などで問い合わせてみてくださいね。

また、認知行動療法もカウンセリングと同じように、場合によっては保険適用になります。治療者の指導の基、自分でやるべきことをいわば””課題””として与えられる場合もあるので、治したい・良くなりたい!という気持ちが強い方は、是非一度行ってみることをオススメします。

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