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虫歯や歯周病は万病のもと!命にかかわる様々な病気と予防方法とは

「風邪は万病のもと」ということわざがありますが、これは風邪に限った事ではありません。あまり知られていませんが、虫歯や歯周病も安易に放置しておくと、進行状況によっては体のいたるところに支障をきたすようになります。

場合によっては命をも脅かす事もあるので、初期の段階で治療して治すようにしましょう。

虫歯の進行と病気

C0・・・初期の段階で、表面が茶色くなった状態。見た目にはわかりにくく、再石灰化が可能。
C1・・・エナメル質に穴が空いた状態。再石灰化は不可能だが、麻酔など使用せず治療できる事もある。
C2・・・象牙質まで進行している。冷たい物がしみる。暖かい物や甘い物がしみると、神経を取る場合もある。
C3・・・虫歯が神経まで到達しているので、鋭い痛みが続く。歯髄炎を起こす。
C4・・・神経が壊死してしまう末期の状態で、痛みはなくなる。
根尖病巣・・・骨の中まで進行し膿がたまった状態。自覚症状はないが、細菌が脳に侵入すると脳内で炎症を起こす。

虫歯は、食べ物がしみる程度では放置してしまう事が多いものです。また、鋭い痛みを鎮痛剤などで一時的に抑えているうちに進行してしまうので、根尖病巣の状態になってしまいます。

C4以上まで虫歯を放置しておくと、虫歯の穴から血管内に虫歯菌が入って血管に到達し、脳静脈瘤血栓の原因になる事もあります。これは脳から心臓へ血液が戻る血管で起こるもので、急速に脳がむくみ、脳梗塞・脳出血を起こします。この場合、およそ30%近くと高い死亡率で、予後も思わしくありません。

他にも動脈硬化・心筋梗塞などの原因になり、命の危険もあるので、虫歯と言えども安易に放置するのはとても危険です。

歯周病の進行と病気

歯肉炎・・・歯肉に炎症があり腫れがある。歯と歯肉に溝ができる。
軽度歯周炎・・・炎症が内部にある。歯と歯の間に隙間ができて細菌がたまる。しだいに炎症が進む。
中度歯周炎・・・歯と歯の隙間が広がり、炎症が進むため歯がグラグラする。
重度歯周炎・・・歯のぐらつきがひどくなり、歯が抜けてしまう事もある。

歯周病は糖尿病の合併症の一つとも言われていて、糖尿病患者の多くは歯周病などの病気があります。

歯周病の原因となる細菌の刺激は動脈硬化を誘発させるので、狭心症・心筋梗塞など重篤な病気を引き起こす事があり、この場合も命にかかわるので要注意です。

他にも肺炎・口臭・早産の原因になります。

虫歯・歯周病の予防

虫歯や歯周病は、本人の心がけしだいでかなり防ぐ事ができます。歯周病は生活習慣病と言われるほどで、普段の不規則な生活や偏った食生活が原因の1つです。

生活習慣の改善

  • 糖分を摂り過ぎない(カルシウムや野菜など、バランスのとれた食事をする)
  • 禁煙(タバコは血流を悪くし、歯周病を進行させる)
  • 間食は食べた量でなく、回数による(たとえ少量でも、何度もダラダラと食べない)
  • 不規則な生活・運動不足の改善
  • 適度にストレスを発散させる
  • 年一回は歯科検診を受ける

特に喫煙は歯周病の原因になる事が、医学的に証明されています。喫煙者の歯周病になるリスクは、およそ2倍~5倍高くなるので、煙草の量を減らしたり、できれば禁煙する事が重要です。

今は禁煙外来など、禁煙に向けて薬などによって改善していくような診察もあるので、煙草をやめたいとお考えの方にはお勧めです。この場合も保険が適用できるので、経済的負担も少なくて済みます。

歯の磨き方の見直し

  • 食後の歯磨き(食後30分程度時間を置いてから正しい方法で磨く)
  • 歯間ブラシや洗口剤など利用し、磨き残しや細菌を残さない
  • 歯の表面のフッソコートで丈夫にする(フッソ配合の歯磨き剤の使用や、歯医者でフッソを塗る)

歯周病は40歳前後から発症しますが、歯の生え始めから気を付ける必要があります。乳歯は生え変わるから大丈夫などと放置しておくと、永久歯が虫歯になって生えてくる事もあります。

虫歯の治療は、早期であるほど治療の際にも痛みなど体への負担も軽くて済みます。また歯医者へ通う回数も少ないので費用も安くて済みます。

歯周病や虫歯は磨き残しが原因なので、幼児期のうちから正しい歯磨き習慣を身につけるようにしましょう。

虫歯も歯周病も原因になる細菌の種類は異なりますが、歯や歯間にたまった歯垢(プラーク)によって起こる事は同じです。生活習慣を見直し、きちんと歯磨きを行い口腔内を清潔に保ちましょう。

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