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「産後すぐに」が大切!子宮脱にならないための5つの予防法

出産を経験された方なら「子宮脱」ということばには聞きなれているかもしれませんが、出産未経験者の方にとってはきっと信じられない症状に感じられるでしょう。「子宮が出てきてしまうなんて!どんな感じで?」と想像すらできないかと思います。

「子宮脱」というのは膣から子宮が飛び出してしまう症状を言います。飛び出すまでではなくても、子宮が下に下りてきている状態を「子宮下垂」と言います。軽症の子宮下垂まで含めると、出産を経験した女性の2人に1人の割合でこの症状が現れると言います。

子宮下垂、子宮脱を予防するためには、産後すぐのケアが必要です。子宮脱を予防する5つの方法についてご紹介します。

なぜ出産すると子宮脱になりやすくなるのか

出産を経験するとなぜ子宮下垂・子宮脱になりやすくなるのでしょうか。

女性の骨盤の下には、膀胱や子宮などの内臓を支えて守るように膜のような筋肉が張られています。それを骨盤底筋と言います。骨盤底筋は目に見えない筋肉なので、普段の生活で意識することはほとんどと言っていいほどありません。

出産で女性は2キロから3キロ程度の赤ちゃんを膣から産むことになります。赤ちゃんがスムーズに大きくなって外の世界へ出てこられるように、骨盤底筋は妊娠した瞬間から出産のその日まで徐々に緩んでいきます。出産時に傷つけてしまうこともあります。

そのため出産直後には骨盤底筋はとてもゆるんでいる状態になっています。筋肉というのは一度弱くなってしまうと放っておいても勝手に強くはなりません。強くするためにはトレーニングをして鍛えなければいけないのです。

骨盤底筋は普段の生活で鍛えられるような筋肉ではないので、意識を持って鍛える必要があるのです。

予防法1.トイレでできるトレーニング

骨盤底筋を鍛えると言っても、どこをどう動かせばわからないという方は、このトレーニングから始めましょう。トイレでできるトレーニングとは、おしっこをするときに途中で2、3回おしっこを止める、というトレーニングです。

これはどこに力を入れれば骨盤底筋を鍛えることができるのかを知ることのできるトレーニングです。おしっこを我慢するとき、おしりにキュッと力を入れるとき、このようなときに使われる筋肉がまさに骨盤底筋なのです。

これは出産前、妊娠初・中期、妊娠前からできるトレーニングです。しかし、あまりやりすぎると膀胱炎などのほかの症状を引き起こす可能性もありますので、力の入れ方がわかったあたりでこのトレーニングは卒業しましょう。

予防法2.1日10回以上はキュッと締める

トイレでのトレーニングを卒業したら、次は立ちながら、座りながら、寝ながら、どの体勢でもできるトレーニングに移ります。おしっこを止める要領で膣をキュッと締めます。

このトレーニングは産後すぐに行う産褥体操の中にも組み込まれています。産後すぐは膣周辺の感覚がなかったり、お腹の痛みがあるためたくさんはできませんが、毎日少しずつ増やしていくような意識ではじめましょう。

はじめは寝ながらのトレーニングが一番わかりやすいでしょう。次に座りながら、最後には立ちながらでもできるようにします。

予防法3.徐々に強く締める

予防法2で行ったトレーニングをさらに強めていきます。予防法2でどんな体勢でもどこででも膣を締めることができれば、予防法3のステップへ進みましょう。

膣を締める時間を5秒とし、1回目、2回目と回数を追うごとに徐々に締める力を強くします。実際に強くなっていなくてもよいのです。より強くしているという「イメージ」だけ持つことが大切です。

予防法4.なるべく便秘にならないようにする

便秘は子宮脱や臓器脱(膀胱や直腸などが飛び出す症状)の大敵です。筋力が低下しているところで息んでしまうと、その勢いで子宮やその他の臓器が飛び出してしまうことがあります。なるべく便秘にならないように、普段の生活や食事の内容を見直すようにしましょう。

もし便秘になってしまっても、排便の際にはなるべく息まないようにしましょう。

予防法5.女性ホルモンを増やす努力をする

実は骨盤底筋、女性ホルモンの量と深く関係していることがわかっています。女性ホルモン・エストロゲンが減少すると、筋肉や筋が緩んでしまうのです。そのため子宮脱は閉経後の女性に多く見られる症状になっています。

子宮下垂・子宮脱を防ぐためにもエストロゲンを増やすような生活に切り替えましょう。適度な運動と充実した睡眠は欠かせません。パートナーとのセックスも女性ホルモンを活性化してくれます。食べ物では大豆製品、ごま、卵などを積極的に摂ることで効果が期待できます。

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