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患者の数だけ症状があるーパニック障害患者の症例まとめ

パニック障害の症状は診断基準にない症状も沢山ある

認知度があがりつつあるパニック障害。ネットでは簡単に診断基準となる症状を把握できるようになりましたが、実はパニック障害の症状は多岐に渡ります。

診断基準には書いていないような不調を呈することもあり、自分の症状が本当にパニック障害なのか不安になる方もいらっしゃると思います。少し不調があるときは、一人で思い悩むよりも、一度受診して医師に相談してみるとをオススメします。

実際にあったパニック障害患者の症例まとめ

パニック障害の診断を受けた患者さんの発言を基に、症状をまとめてみました。自分の症状判断の目安にしたり、治療の上でご参考に頂ければ幸いです。

1.Yさん(20代 女性)の場合

当時大学を入学したばかりのYさんは、初めての電車通学をすることに。学校生活自体は概ね良好でしたが、新しい大学生活で慣れないことも多く、初めてのテスト時期には疲労が相当に溜まっていたそうです。

その頃になるとYさんは電車での吐き気が多くなります。嘔吐するほどの酷いものではありませんでしたが、電車に乗ると決まって吐き気が続きました。症状が起こる度に電車が嫌になり、通学・帰宅中は不安になることが増えたと言っています。

症状が続くので心療内科へ行くと、軽度のパニック障害という診断を受けたYさん。薬を飲んで電車を乗ることを繰り返し、不安感が少なくなったそうです。

2.Oさん(30代 男性)の場合

Oさんの場合、発作は突然やってきました。仕事の帰りで高速道路を運転していると、急に冷や汗や息苦しい感じ、軽い不整脈がやってきます。

それと共に漠然とした不安感と、高速道路という場所は急な体調不良でも簡単に休めないこと、事故になったら危ないことに気づかされ、恐怖感に襲われたと言います。

それからは慢性的に息苦しい症状が出たり、運転中の不整脈が辛く、一般道の運転も苦手になりました。家の中でも息苦しいことが増え、就寝前の発作が多かったとか。

心臓が悪いのかと思ったOさんは内科を受診し、心電図検査を受けましたが、異常なし。内科の医師に精神的な問題ではないかと指摘を受けました。

しかしOさんは普段仕事が忙しいときはあるものの、激務ではなく、特にストレスを感じたことはなかったそうです。疑問に感じつつも渋々精神科へ受診したところ、パニック障害との診断を受けました。

運転が苦手になってからは電車とバスで通勤するようになっていましたが、投薬治療後は少しずつ運転を再開するように。段々と慣れて、今では車通勤ができるまで回復しました。ただし調子が悪い時は息苦しさの症状が出るので、電車と車を上手く使い分けているとのことです。

3.Bさん(20代 女性)の場合

当時大学生だったBさん。初めてパニック発作が起きたのは満員電車の中でした。症状は気分の悪さと失神。その時はただの体調不良だと思っていたそうです。

しかしその後も慢性的なフワフワめまいや失神感が続き、不眠状態も併発します。何日経っても公共機関内での症状は酷くなる一方で、目の前が真っ暗になるほど大きな動悸が出るようになっていました。

それまで体調不良だと思っていたBさんも、症状が酷くなると段々と恐怖を感じるようになり、全く外出できなくなりました。ついには家での症状も出てきて、食後やトイレが引き金で動悸が起こったそうです。テレビで発作が起きることもあったとか。

さすがに異変を感じてネットで調べたところ、パニック障害という病気を知り、精神科へ受診。そこでBさんはパニック障害の診断を受けます。

治療後も調子が悪い時と良い時の波が大きく、未だに引きこもりがちだそうです。しかし現在では大きな発作が出ることは稀で、体調は少し良くなったと話しています。

4.Tさん(30代 女性)の場合

Tさんは2児の母親で、初めて発作が起きた時は美容室のカラーリングの最中でした。カラーリング液を塗って放置している最中、急なクラクラ感と何とも言い難い不安を感じ、思わずトイレに逃げてしまったそうです。

状況的に最初はカラーリング剤のアレルギーかと思ったそうですが、それ以後スーパーのレジの行列や子どもの行事に参加する際もめまいや動悸が発生。精神的に辛くなり、家の中で泣いてしまうことが増えました。

この症状と家事・育児の両立は辛く、旦那さんに言っても理解してもらえなかったことから限界を感じ、ご両親に相談して心療内科に行くことになりました。そこで初めてパニック障害と軽い抑うつ状態であることが分かり、投薬治療を開始しました。

診断後もご両親以外の家族には理解されないことが辛いそうですが、薬でなんとか症状を抑え、子育ては頑張れる状態であるとのことです。

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