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膵臓がんは進行が早く治りにくい…自覚症状で早期発見可能?

普段「胃が痛い」「腸の調子が悪い」と口にすることはあっても、膵(すい)臓の不調を訴えることはほとんどありませんよね。膵臓の存在感がいまひとつ薄いのは、周りの臓器に隠れていて不調があっても自覚症状がないため。膵臓は「暗黒の臓器」とも呼ばれているのです。

それだけに膵臓がんにかかると、自覚症状のないまま進行してしまうことが多く、医療技術が進化しているにも関わらず死亡率はなかなか下がりません。怖い膵臓がんから身を守るにはどうすれば良いのでしょうか。

膵臓がんの初期症状とは

がんは初期のうちに発見して、治療を始めることが重要です。進行が早く、がんが大きくなったり全身に転移が起こるようになれば、完治が困難となってしまうからです。初期の膵臓がんには、ハッキリした自覚症状の見られないことが多いとされています。

そのため自覚症状による初期の膵臓がんはあまり発見されていません。初期症状には黄疸、お腹や背中の痛み、食欲不振、便通の異常などがあります。ただし胃の病気とまぎらわしいために、しばしば見過ごされてしまいます。

また自覚症状のある頃にはすでに膵臓がんが進行している場合もあり、膵臓がんは周囲の臓器に転移しやすいことから予後が悪くなりやすいのです。それでは膵臓がんを初期のうちに発見することは無理なのでしょうか。

膵臓がんのリスクが高い人は注意して

膵臓がんの発症は、遺伝、生活習慣、病気が大きく関係しています。ですから膵臓がんの発症リスクが高いと思われる人は、健康なうちから定期的に検査を受けると良いでしょう。自覚症状の出る前に初期の膵臓がんを発見できる確率が高くなります。膵臓がんの発症リスクが高いと思われるのは次のような人です。

膵臓がんの家系

家族に膵臓がんの人がいる場合には、膵臓がんにかかる確率が2.5~4.5倍ほどに上昇すると言われています。

慢性膵炎の人

膵炎は膵臓がんの原因のひとつです。慢性膵炎の人は、膵臓がんの発症リスクが2倍以上に高くなることが分かっています。

糖尿病の人

糖尿病は膵臓がんの原因になるのではないかと考えられており、糖尿病の人は膵臓がんの発症リスクがおよそ2倍高くなると言われています。

胆石・胆のう炎にかかったことのある人

胆のうの働きは膵臓と関係しています。過去に胆石・胆のう炎にかかったことのある人は、膵臓がんの発症リスクがおよそ2倍高くなると言われています。

喫煙と飲酒の習慣がある人

喫煙と飲酒は膵臓がんに限らず、あらゆるがんのリスクを高めます。特に過剰な飲酒は膵炎の原因にもなり、良くありません。飲酒と喫煙の両方を習慣にしている人は、膵臓がんの発症リスクが特に高くなります。

食生活に問題のある人

暴飲暴食や不規則な食生活は良くありません。動物性脂肪を好み、ビタミンや食物繊維の摂取量が少ない人は要注意です。またコーヒーと緑茶をたくさん飲む習慣のある人も、膵臓がんの発症リスクが高くなると言われています。コーヒーを1日に4杯以上飲む人は要注意です。

急激に血糖値が上昇した人

膵臓がんにかかると血糖値がコントロールできなくなり、血糖値が急激に上昇します。血糖値の異常に気づいたら膵臓がんを疑ったほうが良いかもしれません。

膵臓がん専用の検査を受けましょう

膵臓がんを初期に発見するためには、専用のオプション検査を受けるのがおすすめです。血液や膵酵素の検査、CT、超音波内視鏡などから、総合的に膵臓がんを見つけ出していきます。

通常の受診や定期検診で行われる超音波検査(エコー)では、脂肪や周辺の内臓が邪魔をして膵臓がんが見えにくいのです。膵臓がんから命を守るためにも、積極的に定期的な検査をおすすめします。

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