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慢性疼痛が半減する低侵襲な治療はコレ!脊髄電気刺激療法の実際

怪我や病気が治っても、なかなか取れない痛みで仕事も家事も手につかないということはありませんか?痛みどめを飲んでも効果がない、ブロック注射はいつまで通うんだろう。そんな悩みを解決する低侵襲手術、脊髄電気刺激療法をご紹介します。

痛みの電気信号を断つ脊髄電気刺激療法

慢性疼痛の原因のひとつは、脊髄に走っている神経に痛みの信号が流れ続けてしまうことです。そこで開発されたのが、脊髄の神経に微弱な電気刺激を与えて痛みの信号をかき消す治療、脊髄電気刺激療法です。

この治療法では、腰のあたりにペースメーカーのような電気信号を発生させる機械を埋め込んで、痛みの除去を行います。痛みが生じそうになった時にリモコンを操作すると、機械から痛みの電気信号を打ち消す信号が流れ、痛みを感じさせなくしてくれるのです。

機械から信号が生じると、余計な痛みがあるのでは--?脊髄電気刺激療法の機械が発する信号では、痛みを生じたり、しびれたりすることはありません。

一般的には、腰をトントンとゆっくり叩くような感じがするといわれています。腰をさすってもらうと、痛みが楽になることはありませんか?ご自身やご家族の手の代わりに、機械が痛む腰をさすってくれている状態なのです。

多くの場合、痛みが半減するといわれています。完全にはなくなりませんが、「痛みのせいでやる気が出ない」「痛くて眠れない」などの痛みによる負担が低減することから、脊髄電気刺激療法を行っている患者さんには、活動する気力が戻ってくるという方が多くいらっしゃいます。

コードだけを埋め込んだトライアルも可能

いきなり体に機械を埋め込むのは怖い。そんな方でも、安心して治療を受けられるよう、脊髄電気刺激療法には、必ずトライアル期間が設けられています。

簡単な手術でリードと呼ばれる電気信号を発するコードの先端だけを体の中に入れ、電気信号で上手く痛みを押さえられるかを試すことができるのです。効果に満足できなかった場合などは、トライアルのみで中止することもできます。

本格的にこの治療を受けたい!となったら、体の中に小さな機械を埋め込みます。この機械は手のひらよりも小さなサイズで、厚みもなく、体の外から見ても、そんなに目立ちません。

機械の埋め込み手術直後は、激しい運動などができませんが、体内の装置が安定したら、埋め込み前と同じ活動ができるようになります。このとき、もう痛みに苦しんではいないのです。

この治療法は、脊椎術後疼痛、末梢血管障害、脊柱管狭窄症、帯状疱疹後神経痛などの慢性疼痛に適応となっています。効果が出るかどうかは、ご自身の痛み状態によって異なりますので、ご興味のある方は、主治医の先生に相談してみましょう。

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