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繰り返す子供の中耳炎が言葉の発達にも影響するってホント?

子どもの耳のトラブルで最も多いと言われているのが中耳炎。子どもは、周りの音や大人の声を聞いて言葉を習得していきます。そんな時、注意したいのが「中耳炎による聴力低下」です。中耳炎って、耳に水がたまる・耳が痛いだけだと思っていませんか?まずは中耳炎について、正しく理解していきましょう。

中耳炎はひとつだけじゃない!滲出性中耳炎とは

子どもがかかる中耳炎で多いのが「急性中耳炎」です。急性中耳炎は、痛みを伴い、高熱を伴うことが多いです。風邪をひいて、耳の奥の管からバイキンが入り、炎症を起こします。耳鼻科で見てもらうと、鼓膜が赤く腫れているのが分かります。

痛みや高熱を伴うため、子どもの機嫌が悪くなったり、耳に手をやったりするなどして、気付きやすい中耳炎でもあります。もうひとつ、子どもがかかりやすい中耳炎があります。それが「滲出性中耳炎」なのです。

この滲出性中耳炎は、鼓膜よりも奥に水がたまるもので、熱や痛みを伴わないことが多いのが特徴で、子どもからのサインを見逃しがちです。

もしかしたら滲出性中耳炎かも?子どもからのサイン3つ

滲出性中耳炎は、痛みも熱も伴わないことが分かりました。では、どのようにして子どものサインに気付いてあげればいいのでしょうか?キーワードは「聴力の低下」です。

急性中耳炎でも、聴力低下を示すことはありますが、他の症状が強いため、容易に気付くことができます。しかし、この滲出性中耳炎では、他の症状が目立たないため、聴力の低下にいち早く気づいてあげることが重要です。

1.テレビの音が大きくなった、テレビを近くで見るようになった

これは、テレビの音が聞こえにくくなり自然と子どもがとる行動です。いつもよりテレビの音が大きかったり、前の方でテレビを見ていたら、中耳炎による聴力低下を考えてよいでしょう。

2.小さな声で声をかけても振り向かない

静かな部屋で、小さな声で子どもに声をかけてみてください。ささやき声くらいで構いません。子どもが振り向かなかったり、反応がなければ、聴力が低下していると考えられます。

3.聞き返すことが多くなった

子どもに話しかけた時、「え、何?」「聞こえなかった、もう1回言って」などと聞き返すことがあれば、聴力の低下が考えられます。

滲出性中耳炎、対応とその治療とは?

滲出性中耳炎は、聴力低下を示すため、子どもの言葉の発達に強く影響します。聞こえない、聞こえにくい状態では、子どもの言葉の発達はどんどん遅れていってしまいます。滲出性中耳炎は自然治癒は望めないとされているため、耳鼻咽喉科への通院が不可欠です。

鼻から耳への空気通しをして、必要であれば聴力検査を行います。聴力検査は、基本的に4~5歳からできると言われています。鼓膜の奥の水が多く、3ヶ月以上抜けない場合は、切開して水を抜いたり、チューブを埋め込む必要が出てくるので、できるだけ早く、耳鼻咽喉科へ連れて行くことが大切です。

滲出性中耳炎についてよく理解していただけたでしょうか?言葉の発達を遅らせないためにも、子どもの小さなサインにいち早く気づき、対応していくことが大切なのです。

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