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ミルクの飲ませ方で中耳炎に!子供が中耳炎を繰り返す原因と予防

小さなお子さんがいるご家庭で、風邪が流行する季節に気をつけなければいけないのが中耳炎です。中耳炎は2歳未満の小さな子供に発症しやすい病気です。そして、思いもかけない原因によって中耳炎を発症することもあるので、注意が必要です。

中耳炎はどんな病気?

耳は外側から外耳、中耳、内耳の3つに分けられ、鼓膜や鼓膜の内側にある鼓室という部分にあたるところが中耳です。実は、中耳の部分には耳管という管があって、鼻の奥とつながっています。

風邪を引いた時など何らかの理由で、ウイルスなどが耳管を通って中耳のほうに侵入してくると、鼓膜や鼓室に炎症を起こします。これが中耳炎です。

小さい子供は、のどや鼻の粘膜が異物を排除する力が弱いことや、耳管が未発達で鼻の方から雑菌やウイルスが耳に侵入しやすいため、中耳炎を起こしやすいのです。中耳炎を起こす子供は、症状を繰り返すことが多いので注意が必要です。

子供が起こしやすい中耳炎の症状

子供が起こしやすい中耳炎の症状は、一般的には耳の中の痛みや耳だれが出るというような症状ですが、微熱が出る場合もあります。風邪の症状にも似ているため、中耳炎だと気がつきにくいので注意して下さい。

また、2歳未満の乳幼児が中耳炎を起こした場合は、自分で症状を正しく伝えることができないので、次のような行動をしている時は、中耳炎かもしれないと考えて対処する必要があります。

  • 耳に手をあてたり、耳をいじるような動作をする。
  • 首を振ったり、首を回すような動作をする。
  • 特に理由がなく機嫌が悪くなったりグズる。
  • 粘り気のある鼻水が出る。

こうした様子がある時は、急性の中耳炎の疑いがあります。

ミルクの飲ませ方が悪いと中耳炎になる!?

子供の中耳炎は、耳と鼻を結ぶ耳管が未発達であることが最も大きな原因です。授乳期の赤ちゃんにミルクを飲ませる時に、あまり仰向けにしてミルクを飲ませると、鼻の奥の耳管から耳の方へミルクが流れていき、中耳炎が起こる場合があります。

これをミルク性中耳炎といい、特に授乳期の赤ちゃんに多い中耳炎です。ミルクの飲ませ方と耳の病気とが関係していると考えないお母さんが多いので、乳幼児が中耳炎を繰り返し起こすことにもつながってしまいます。

乳幼児にミルクを与える時には、寝かせながらミルクを与えるのではなく、できるだけ体を起こして、ミルクが鼻のほうへ逆流しないようにして下さい。

中耳炎を予防する方法

乳幼児の中耳炎を予防する方法は、乳幼児の行動の癖や特徴をつかんで対処することが重要です。

乳幼児の手はこまめに洗う

乳幼児は好奇心が強く、何にでも触って、何でも口に入れてしまう癖があります。雑菌やウイルスが付着した物に手を触れ、その手で口や鼻を触ることで、粘膜に雑菌が侵入しやすくなります。

乳幼児の手はこまめに洗うようにすることや、乳児の行動範囲にある物やおもちゃなどもこまめに洗ったり、殺菌するようにしましょう。

鼻水をこまめに吸い取る

鼻水は、外から侵入したウイルスや雑菌を取り込んで、外へ出そうとする体の防御反応なので、鼻水の中にはウイルスや雑菌がたくさん含まれています。鼻水をそのままにしておくことは、細菌を体内にとどめておくことになり、中耳炎が起こりやすくなってしまいます。

自分で鼻をかめないようであれば、鼻水を吸入する器具などを使い、鼻水を吸い取ってあげるようにして下さい。また、粘り気のある鼻水で取りきれない場合は、耳鼻科を受診して鼻水を取ってもらうこともできます。

アデノイドにも注意

中耳炎を起こす根本的な原因の1つに、アデノイドがあります。アデノイドは、のどの奥の口蓋垂(いわゆる、のどちんこ)の奥にあるリンパ管が密集している部分で、5~6歳くらいに最も大きくなります。

アデノイドが肥大した状態が続くと、耳と喉をつなぐ耳管が圧迫されたり、詰まったりして中耳炎になることがあります。アデノイドによる中耳炎が頻発する場合には、アデノイドを切除することもあります。

喉と鼻は耳管でつながっているので、のどの炎症や風邪の予防を心掛けることは、中耳炎など耳の病気を予防することにもつながります。

タバコの副流煙も中耳炎の原因に

タバコを吸う人がいるご家庭では、タバコの副流煙が子供の中耳炎の原因となることがあります。鼻や耳の内側には、異物の侵入を防ぐために繊毛があり、常に細かく動いてウイルスなどの異物を排除するようにしています。

しかし、タバコの煙を副流煙として子供が吸ってしまうと、この繊毛運動の働きが弱くなるのです。子供が中耳炎を繰り返し起こすようであれば、その家族のタバコの煙に原因があるかもしれません。

また、タバコの煙は副流煙の方が有害であるとされていますし、子供の免疫力が低下することも分かっているので、せめて乳幼児がいるご家庭の場合は、タバコは控えるようにして下さい。

子供の中耳炎は意外な原因で起こることがあるのです。小さなお子さんがいる場合は、中耳炎を予防するためにも、1つ1つの原因を取り除いていくことが大切です。

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