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慢性疾患の骨粗鬆症は、薬による早めの服薬が骨折予防に効果的です。

骨粗鬆症とは骨が減る病気です

骨粗鬆症とは骨の量が少なくなり骨の内部がスカスカになってしまう状態の慢性疾患をいいます。骨は20歳台に最大の骨量となり加齢に伴って減少して行きます。

女性の場合は元々の骨量が少ない上に、閉経によって女性ホルモンの分泌が変動(減少)する事が要因となって骨粗鬆症となる場合が多くなっています。

骨には寿命があります

骨は一度作られると生涯変わらないもの、思春期にその成長は終わるという事は知っていても、実はヒトの他の細胞と同様に常に寿命が来た細胞は壊され、その変わりに新しい細胞が生まれるというくり返しを行っています。

骨細胞は寿命の長い細胞でその寿命はおよそ10~20年と言われており、1年におよそ5~10%の骨細胞が壊されているという。

この骨細胞を壊す細胞を破骨細胞と言い、破骨細胞は骨を溶かす酵素を出すなどして骨組織を溶かして血液中にカルシウムを回収します。

一方の骨組織を作る細胞を骨芽細胞と言いこの細胞が破骨細胞が溶かした部分にコラーゲンやカルシウムをとりこんで骨細胞となります。

破骨細胞と骨芽細胞が共働する骨の維持

破骨細胞が行う骨を溶かす作業と骨芽細胞が行う骨を作り出す作業とのバランスがとれていれば、骨量が変わることはありませんが、破骨細胞が活発に動きその一方で骨芽細胞が不活発となれば骨量は減ってしまいます。

この二つの細胞の活動のバランスが崩れる主な原因には体内のカルシウム不足、ホルモンバランスの異常が挙げられます。

カルシウムはヒトの神経伝達、筋肉の収縮、血液の凝固、ホルモンの作用を助ける等に必須の物質であり、カルシウム不足はヒトの生命維持を困難とするものであります。

そのためカルシウムの摂取が不足して身体がカルシウム不足となると、骨を溶かすことによって不足しているカルシウムを補うという作用がヒトの身体では生じます。

骨折予防には継続的な薬の服用を

骨粗鬆症は加齢による骨重量の減少に加えてカルシウム不足が原因となり破骨細胞の活動が骨芽細胞の活動に勝ってしまうことにより発症します。

女性に骨粗鬆症が多いのは閉経によるホルモンバランスの変動が原因となる為であります。また極端なダイエットを行うとカルシウム不足やホルモンバランスが異常となるために、若年層でも骨粗鬆症が見られるという問題が生じています。

骨粗鬆症と診断されたらどうしたら良いかというと、主治医の指示に従い骨粗鬆症の薬の継続的な服薬を行い続けたり、定期的な注射を受ける事が必須となっています。

骨粗鬆症は薬の服用、注射の実施を中断すると症状が悪化してしまいますので、中断、断薬は絶対禁止です。骨粗鬆症の薬には

1.破骨細胞の活動を抑える働きをするもの
2.カルシウムの吸収を良くするもの
3.骨芽細胞の働きを促進するもの

という3種類の薬があります。これらの薬は副作用等があり服用の中断や断薬が見られがちであったため、最近では月に1回服薬のものや半年に1回の間隔で注射を受けるものなどが出てきて、負担が少なくなり継続的な治療を行う事がより容易になって来ています。

骨粗鬆症の薬等の副作用はつらいものとなる場合もありますが、転倒骨折で寝たきりになるよりは副作用に耐える方がよりよい生活を続けられることは間違いないと思います。

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