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骨粗鬆症が原因の脆弱性骨折!骨折連鎖の治療と再発予防対策

骨粗鬆症で一番問題になるのは、骨折を繰り返す危険性が増すことです。高齢者の骨折は要介護、寝たきりの原因になります。超高齢社会の到来で、この問題は益々深刻化していきます。

骨が脆くなる最大の原因は閉経です

女性ホルモン(エストロゲン)には、破骨細胞によって骨が壊される骨吸収を抑制する働きがあります。閉経によって女性ホルモンの分泌が減少すると、骨吸収が亢進し、骨芽細胞がいくら新しい骨を作っても追いつかなくなり、全体として骨量が減っていきます。

その為、女性に圧倒的に骨粗鬆症が多いのです。男性の骨粗鬆症は、骨形成が抑えられるタイプの骨粗鬆症が多いです。閉経以外でも、加齢、運動不足なども骨粗鬆症の原因となります。又、こうした原発性の骨粗鬆症だけでなく、色んな病気や薬剤が原因になる続発性骨粗鬆症もあります。

軽微な外力が原因で発生する脆弱性骨折

軽微な外力とは、立った高さからの転倒以下の外力のことです。脆弱性骨折と相対するのが、交通事故や高所からの転倒などが原因で起こる外傷性骨折です。

脆弱性骨折で寝たきりの原因になりやすい大腿骨骨折は、閉経後の女性約20%が亡くなるまでに経験し、その95%は手術が必要で、20%は寝たきりになるというデータがあります。

骨折が骨折を呼ぶ

脆弱性骨折で問題になるのは、一度骨折が起きると、又骨折しやすくなるということです。よく、骨折の連鎖という言葉で表現されます。骨折を繰り返す人は、元々骨密度が低いからと誤解している人が多いです。

そうではなくて、骨密度が同じでも、1回折れてしまうと同じ場所が骨折しやすくなり、他の全身の骨折も起こりやすくなります。従って骨折の連鎖を防ぐために、脆弱性骨折を起こした人は骨折予防を目的とした適切な治療を開始することが重要です。

骨粗鬆症の治療で生命の予後がよくなる?

骨粗鬆症は生命に関係ないと言われていますが、骨折のことを除いても、骨密度が低いこと自体が生命予後に関係すると言われています。骨折した人に骨粗鬆症の治療を施すと、生命予後がよくなることが分かっています。

さらに最近の研究では、骨粗鬆症になると動脈硬化が進むと言われています。生命予後からみても、脆弱性骨折の連鎖を防ぐことが重要なのです。最近は骨粗鬆症の薬物療法はかなりの進歩を遂げ、脆弱性骨折の発生率を50%以上も抑制できることが可能になっています。

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