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健康的な老後を送るためにも「かくれ骨粗鬆症」の存在を知りましょう

「かくれ骨粗鬆症」っていったいなんでしょう。

最近は「かくれ脳梗塞」やら「かくれ肥満」など、とかく「かくれ」がつく言葉が増えているように思います。今度は「かくれ骨粗鬆症」ということばが出てきました。

この「かくれ骨粗鬆症」も実際に治療を受けている骨粗鬆症患者の数と比べるとおよそ6倍強の1,280万人(推計)もいるとのことです。実際に骨粗鬆症の治療を受けている患者は200万人だけだそうです。

要は骨粗鬆症と医師に診断されていないですが症状から診て骨粗鬆症であると推定される患者さん達を「かくれ骨粗鬆症」とよんでいるのです。

骨粗鬆症といえば高齢者特有の骨の病気ですね。骨の密度が低くなり骨がもろくなる病気です。そのため骨折も多くなりますし骨の変形もおきてきます。

かくれ骨粗鬆症、また骨粗鬆症にならないためにも骨についてのお話と骨を丈夫にするにはどうすればよいのか、皆さんのご参考になれば幸いです。

骨も体内で日々、作られています。

骨も血液とおなじように毎日体内で作られています。骨は骨芽細胞といわれる細胞によって作られています。そして逆に骨を壊す細胞(破骨細胞)が骨を壊していきます。壊れたところへまた骨芽細胞が頑張って骨を作ってくれるのです。これを骨の代謝といいます。

そして骨の量が最も多い時期は20歳代です。お肌もピチピチでまさに筆者もその頃に戻りたいと思っています。しかし40歳を超えると骨の量は減っていきます。減っていくということは骨の代謝が悪くなってきているのです。

その上、骨に良くない生活やお薬などで骨はどんどんもろくなっていきます。これが骨粗鬆症の始まりとなります。それでは骨に悪いものとはなんでしょうか。また骨に良いものとはなんでしょうか。

骨に良いもの、悪いもの

よく骨にはカルシウムが良いといわれて子供の頃から牛乳を沢山飲んだ、なんて経験の方も多いと思います。まったくそのとおりで骨や歯を形成しているのは主にカルシウムです。

まず、カルシウムの多い食材を上げていきましょう。乳製品(牛乳、チーズなど)、大豆製品(大豆、豆腐、厚揚げなど)、小魚(いわし丸干し、桜海老)、海藻類(ひじきがダントツです)、葉菜(小松菜、チンゲンサイ、切干大根、ほうれん草)になります。

小松菜と厚揚げを煮たおかずはご飯の丁度良いおかずになりますよね。そして骨に悪い食材などはあまり聞きませんがやはりアルコールの取りすぎや喫煙は骨の形成にとても悪いです。

またカルシウムだけを摂取するだけでは骨は作られません。骨を作るためにはビタミンDが必要になってきます。
ビタミンDを摂取することでカルシウムの吸収をよくしてくれるのです。

ビタミンDを含む食品を食べることは効果的です。きくらげがダントツですが、いわし丸干し、焼き紅鮭などです。

またビタミンDを体内で作る方法もあります。日光浴です。紫外線のきつい夏はおすすめできませんがそれでも朝の早いうちに散歩やウォーキングなどで戸外にでて日光にあたり運動することは非常に大切なのです。

骨を丈夫にするためにもお勧めしたいと思います。といいますのも運動することで強度を増すからです。

特にお年寄りがよくおこす大腿骨骨折ですが大腿骨に関しては悲しいことにカルシウムとビタミンDの摂取だけでこの部分の骨の強度を増すことはできません。

大腿骨には体重をかけて運動をすることが一番、骨を丈夫にすることとなります。もちろん骨量が少ない患者さんには骨のお薬が処方されますがそのお薬も腰や背骨には効果があっても大腿骨の骨量を増やすことは難しいのです。

骨粗鬆症になる大きな原因

原因は大きく分けて2種類あります。1つは遺伝的な要因やホルモンのバランスの乱れなど体質的なものや、カルシウム摂取不足や日光に当たっていない、運動不足などの生活習慣です。

2つ目は薬物により骨がもろくなる場合です。難治性の病気の炎症を抑えるのに使われるステロイドの使用や関節リウマチのお薬、糖尿病になってしまうことは骨粗鬆症を引き起こす原因になっています。

それでは、かくれ骨粗鬆症とははどういうことなのでしょうか。

年齢を重ねると人間の身体は自然と骨量が減ってきます。先に述べたように気をつけた生活をしていなければ背骨は円背になりますし足の骨も湾曲したりします。

また座るときにゆっくりと腰を落とさなければそれだけで背骨や腰骨の圧迫骨折を起こします。こういう症状はかなり痛いように思われますがそんなに酷く本人さんには感じることがないそうです。じわじわとした痛みだそうです。

そのため多くのお年寄りは「年とってあちこちが痛いなあ」といわゆる神経痛と勘違いしている方が多いのです。

それでなかなか病院へ骨粗鬆症だということで行くことがないのです。また街医者もわかってはいるものの検査機材がなかったり高齢になるとこんなものと捉えていると思います。これは筆者の主観です。

しかし中には見てわかる程の骨の異常を診た医者は適切な処理をするはずですし、しなければなりません。またあるとき突然、他の病気のときの入院などで骨粗鬆症であることがわかるのです。

高齢者の方、またご家族の方へ

ご本人ではわかりにくい場合、かかりつけのお医者様にご自身の背骨や足の骨をたまにはレントゲン撮影してもらうなり、ご家族に背骨が飛び出ているところがないか足の骨で曲がっているところがないか、確認してもらうといいと思います。

またご家族もたまには身体の様子を聞いてあげて下さい。高齢になると病気に関して恐怖感で無関心さをよそおうケースがあります。残された人生は僅かだという思いからおこるのですが胸中は不安でいっぱいです。

思いやりをもって高齢者には接して頂きたいものです。そして足腰が丈夫な状態で長生きしてご自身の趣味や楽しみをもっと探して大いに楽しめる生活を送って頂きたいと願います。

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