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骨粗鬆症予防で牛乳を飲むのは逆効果?骨粗鬆症予防の新常識

「サイレント・ディジーズ」ということばをご存知ですか?日本語に訳すと「静かなる病気」。知らず知らず病状は進行していくのに痛みなどの自覚症状が全くなく、気づいたときには重症になってしまっている、そんな病気のことを指すことばです。骨粗鬆症もサイレント・ディジーズの一つだと言えるでしょう。

骨粗鬆症は骨の密度が低下しスカスカになってしまう病気。特に中高年の女性に患者が多いとされています。そのため中高年の女性の中には、骨を強くしようとカルシウムがたくさん含まれている牛乳を意識的飲まれている方も多いかと思います。

実は、骨粗鬆症予防のために牛乳を飲むのは逆効果であるという説があります。その真相を探るべく、骨粗鬆症が起こる原因について詳しく知っておきましょう。

なぜ中高年女性に多いのか?

骨粗鬆症の問題点は何かと言うと、誤って転倒したときに骨が折れやすくなってしまうということ。通常では考えられないような場所が少しの衝撃でも折れてしまい、その上骨の再生が見込めないので、そのまま寝たきりの状態になりやすいのです。

それではなぜ中高年女性に骨粗鬆症が多いのでしょうか。まず、女性は男性に比べて生まれた時点で骨格が小さく骨が細いということ。そして妊娠、出産、授乳などを通して骨の再生に必要なカルシウムなどの栄養素が不足しがちになってしまうというのも、大きな理由の一つと考えられるでしょう。

そして決定的な理由としては「女性ホルモンの働き」をあげることができます。2つの女性ホルモンのうち、女性の身体を美しく健康的に維持するために必要な「エストロゲン」というホルモンは、骨の再生にもものすごく大きな影響を与えているとされています。

ところが、エストロゲンは加齢と共に減少し、閉経後にはその量はガクンと減ることになります。骨はどんどん古くなっていくのに対し、ホルモンの減少で再生が上手く進まない。そのため骨の中に「す」が入ったような状態、スカスカの状態になってしまうのです。

牛乳を飲みすぎると逆に骨粗鬆症になるってホント?

私たちは小さい頃から「骨を強くするためにはカルシウムを摂ること!」と刷り込まれてきました。そのため、骨粗鬆症を予防するためにもカルシウムが豊富に含まれているとされている牛乳をたくさん飲もうと努力されている方も少なくないはず。

ところが、牛乳を飲むだけでは骨を強くすることはできず、逆に骨粗鬆症を引き起こしてしまう原因ともなりかねないという説があるのです。一体どういうことでしょう。

私たちの体は常にバランスをとろうと頑張っています。体内に水分が足りなければ水分を補給するよう「のどがかわいた」と感じるようになっています。それはカルシウムに関しても同じことがいえるのです。

身体は血液中のカルシウムの濃度を常にバランスよく保とうとしており、必要量だけを骨に送るようにしています。容量以上になると尿と一緒に体外へ排出してしまうのです。

牛乳やカルシウムのサプリメントなどをたくさん摂取すると、一時的に血液中のカルシウム濃度が高まり、不必要な分は外へ排出しようとします。それを繰りかえすうちに、骨に必要な分も一緒に排出されるようになり、結果体全体のカルシウム不足、そして骨粗鬆症へと発展していくのです。

体も若く骨の再生力も高いときは、カルシウムをたくさん摂取しても吸収することができるのですが、加齢と共に骨の再生力が低下してしまっている状態で、カルシウムばかりをたくさん摂取してもそれは逆効果となってしまうのです。

カルシウムの過剰摂取は心筋梗塞など他の病気を引き起こすリスクも高まると指摘されています。

骨粗鬆症を予防するために

骨粗鬆症を予防するためには、カルシウムばかりを摂っていてはいけません。カルシウムの吸収をアップさせるビタミンDと、摂取したカルシウムを骨に吸着させるビタミンK2など、他の栄養素もバランスよく摂ってこそ効果があるのです。

牛乳などの乳製品ばかりにたよらず、小魚や大豆製品、海藻類などを積極的に食卓にあげるようにしましょう。バランスのとれた食事が何より大切です。

食事と同じく大切なのは運動です。骨の再生力を高めるためには、骨に「圧」をかけなければいけません。そのためには小さな圧をたくさんかけるウォーキングなどの運動、瞬間的に大きな圧をかけるテニスやゴルフなどの運動も効果が期待できます。運動はいきなり始めず、徐々に体を慣らすようにしましょう。

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