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摂り過ぎもダメ!ビタミンAの過剰摂取で骨粗鬆症に!髪も抜ける!

妊娠初期にビタミンAを過剰に摂ると胎児に影響が出るとされ、妊婦は摂り過ぎないようにと言われます。ビタミンAは脂溶性のため、必要以上に摂り続けると体内に蓄積されて思わぬ悪影響が出てしまうのです。

過剰摂取に注意しなくてはいけないのは妊婦だけではありません。通常の食事の場合には過剰になることはまずないと思われますが、レバーをよく食べてビタミンAのサプリメントも飲んでいるという方は、要注意です。

過剰になると現れる症状とは?

短期間で過剰にビタミンAを摂ると、腹痛、吐き気、頭痛、めまいなどが起きます。ホッキョクグマの肝臓や魚の肝油などを大量摂取するとこのような症状が起こるのですが、日本人にとってはあまりない状況かもしれません。

長期間にわたってビタミンAを過剰に摂り続けると、全身の関節や骨に痛みが出る、食欲がなくなる、体重が減る、皮膚が乾燥するなどの症状が出るようになります。そしてなんと、髪が抜けたり、骨粗鬆症になって骨折しやすくなることもあるのです。

ビタミンAは目の健康を守るために重要なビタミンで、皮膚や粘膜を健康的に維持していく働きもあります。髪のためにも必要で、不足すると新しい元気な髪が生えにくくなってしまいます。しかし過剰になると、逆に抜けやすくなってしまうというのです。

骨粗鬆症とビタミンAの関係については興味深い話があります。北欧の人は日本人に比べて非常にたくさん牛乳を飲んでおり、カルシウム摂取量は日本人の1.5~2倍になるとされます。しかし北欧女性の骨折率は日本人女性よりもだいぶ多いのです。

この理由は長年の謎で、カルシウムパラドックスとも呼ばれてきました。近年、この理由のひとつがビタミンAの過剰摂取のためかもしれないことがわかってきたのです。

ビタミンAのサプリメントや魚油、レバーなどをたくさん摂っていると、ビタミンAの摂取量は過剰になってしまいます。すると骨からはカルシウムが溶け出し、新しい骨の形成は抑えられてしまう可能性があるというのです。

それによって北欧の女性の骨密度は下がってしまい、骨折しやすくなったと思われます。また日本人よりも骨が長いため、転んだりして力がかかると日本人より折れやすいとも考えられます。

どのくらい摂ると過剰摂取?

摂取の推奨量としては成人男性850μgRE、成人女性650~700μgREになっています。そして男女とも2700μgRE以上は摂らないようにと言われています。ちなみに日本人のビタミンA摂取量は1日だいたい500μgRE前後で、通常の生活の中では過剰になることはないと思われます。

ただイギリスでは、ビタミンAの摂取についてこんな注意喚起が行われています。

  • レバーやレバーパテのようなレバーを含む製品を週1回以上食べている人は、これ以上のレバーは食べないようにし、ビタミンAのサプリメントも摂らないこと
  • 骨粗鬆症になるリスクの高い、閉経後の女性や65歳以上の男性は1日1500μgRE以上のビタミンAは摂らないこと。レバー製品は食べても週1回までにすること。

実はレバーにはビタミンAが非常に豊富で、鶏レバー14000μgRE、豚レバー13000μgRE(100g中)も含まれています。毎日レバーを食べる方はいないと思いますが、よく食べているという方はビタミンAが過剰になる可能性もあるのです。レバーは鉄分も豊富で体によい食品ですが、週に1回くらいまでにしておいたほうがよいかもしれません。

それ以上にサプリメントの摂り過ぎには注意してください。ビタミンAは健康な生活を送る上でとても重要な栄養素ですが、ただたくさん摂ればよいというわけではないのです。

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