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変形性肘関節症のつらい症状。指のしびれが治らない時は手術の場合も

変形性肘関節症は、肘関節の酷使によって関節軟骨が変形してしまう病気です。軽度の場合は保存的療法がおこなわれますが、病態が変化することがあるため注意が必要です。

起こりやすい症状は、関節軟骨に骨棘(こっきょく)ができてしまうことです。骨棘は、関節への過剰な負荷が刺激となり形成されてしまう突起物です。

この骨棘が関節の内部にできてしまうと、突起がつかえて動きが悪くなり痛みを起こす原因になるのですが、時にはそれが折れて関節内に漂う遊離体になります。骨棘が折れて遊離体となってしまうと、だいぶ症状が悪化した状態といえます。

また、骨棘や遊離体により関節が固まってしまう状態をロッキングといいます。伸ばすことにも曲げることにも強い痛みを感じ生活に支障をきたす辛い症状となってしまうのです。

指のしびれは肘部管症候群の可能性が

関節内部で起きている変化の中で、肘の内側にある尺骨神経が圧迫されると、肘内側から小指へとしびれや麻痺の症状があらわれます。このように変形性肘関節症が進行して起こる病気を〔肘部管症候群〕といいます。

小指、薬指がしびれるほか、感覚が鈍くなる原因になります。症状が進むと動かすと痛いだけでなく、ビールジョッキなどを持ち上げられなくなり、指先を使う繊細な作業ができなくなってしまいます。

また、薬指と小指がかぎ爪状に変形してしまう“かぎ爪指変形”や、手の甲に痩せる部分があらわれ深刻な状態に。

改善するには手術の可能性が高いわけ

対症療法である保存的治療は、薬物療法、理学療法、安静・固定が主な処置です。具体的には、可動域保存のためリハビリをしたり、運動制限をして安静にしたり、痛みを緩和するために消炎鎮痛剤を使用するといったものになります。

生活に支障のない程度の病状の治療手段で、あくまで、これ以上悪くならないように、という考えが基本になります。

しかし、変形性肘関節症の症状が進み肘部管症候群を発症すると、動きが著しく制限されてきます。日常生活に支障をきたすので、手術的治療が考慮される例が多いようです。ここまでくると対症療法での改善は難しく根本的な治療が必要になってくるためです。

痛みやロッキングを解消するため骨棘や遊離体を取り除く処置や、関節の軟部組織に拘縮がみられる場合は切り離しの処置など、症状に合わせた手術が行われます。

施設によっては、病状にあわせて内視鏡手術も可能な場合もありますので、主治医と相談しましょう。

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