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注目を集める、ウコンの様々な可能性と副作用

一口にウコンと言っても世界には50種類以上もあり、代表的なものとしては春ウコン、秋ウコン、紫ウコンなどがあげられます。日本には平安時代に入ってきたとされ、沖縄などで栽培されています。

・春ウコン

キョウオウとも言われます。肝機能を強化する効果があり、二日酔いの防止に効きます。クルクミンはあまり含みませんが、精油成分、ミネラルを多く含んでいます。苦みがあって食用には適しません。

・秋ウコン

カレー粉の原料やたくわんの色素で、染料としても利用されます。ターメリックとも言い、沖縄ではウッチンとも呼ばれます。ウコンの中で一番クルクミンを含みます。程よい苦みと特有の香りで香辛料として利用され、昔から医食同源として使われてきました。

・紫ウコン

ガジュツとも言われ、生薬として胃腸薬にも含まれています。消化不良に効き、ピロリ菌を除去する作用もあるのではないかとされます。クルクミンは全く含んでいませんが、精油成分が様々な作用をもたらします。苦みが強く食用には向きません。

ウコンの効果

ウコンの有効成分はクルクミンと精油成分でミネラルも含まれています。

・胆汁分泌を活発にさせ、肝機能を強化

クルクミンが胆汁の分泌を活発にし、肝臓の働きを強化します。胆汁は脂肪の消化を助ける物質で肝臓で作られています。胆汁分泌が促進されることで肝臓の働きは良くなります。

・二日酔い予防

二日酔いの原因はアルコールが分解されてできるアセトアルデヒドです。アセトアルデヒドは有毒で体内に蓄積されると二日酔いになります。このアセトアルデヒドの分解を促進させることで、二日酔いを予防します。

・コレステロール値を下げる

胆汁はコレステロールを原料に作られています。胆汁の分泌が増えることでコレステロールも多く使われるようになり、コレステロール値は下がっていきます。それにより動脈硬化を予防する効果もあります。

・活性酸素を消去

クルクミンは強い抗酸化力を持ち、活性酸素を消去することができます。活性酸素は生活習慣病や老化の原因ともされていて、消去されることでこれらを予防します。

・抗ガン作用

抗酸化作用などによりガンの発生を抑える作用があるとされます。クルクミンと精油成分の相乗効果でガンに効くとされますが、現在は研究段階です。

・消化不良の改善

ヒトでの有効性が実際に確認されていて、ドイツでは秋ウコンの消化機能不全への使用が認められています。胃液を正常に分泌させて胃腸の働きを改善します。

ウコンの効果についていろいろと書いてきましたが、実は、ヒトでの信頼できる科学的データがあるのは「消化不良の改善」だけなのです。

肝臓の機能を高める、二日酔いを予防する、コレステロール値を下げる、抗酸化作用があるなどというのは全て経験的な効果や動物実験による結果です。

ヒトでのデータがないから二日酔いに効果がないのかと言うとそうではないとは思います。「現在はヒトでの信頼できるデータがない」ということです。

経験的に効果を感じている方もいるようなので、何らかの効果はあるのではないでしょうか。ただ過剰な広告などに振り回されすぎないようにした方がよいかもしれません。

抗ガン作用やピロリ菌に対する作用など現在いろいろとが研究されているので、今後データに基づいた効果がはっきりわかってくるかもしれません。

ウコンの副作用

通常の食事に含まれている量なら問題ないとされます。ただしサプリメントで摂る場合には注意が必要です。アレルギー反応によりかゆみが出ることもあります。過剰に長期間飲み続けると肝臓などに副作用が出ることもあります。

慢性肝炎などで鉄の摂取を制限するよう指導されている方は、ウコンにも鉄が多く含まれるため絶対に飲まないでください。肝臓の機能を高める薬ですが、もともと肝機能に障害のある方は飲むのを止めたほうがよい薬です。肝炎、肝硬変の患者さんでウコン摂取により肝機能が悪化してしまった事例もあります。

秋ウコンは胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症の方は飲んではいけません。胆石のある方は医師に相談してからにしてください。またウコンは子宮収縮作用もあるため妊娠中の方は飲んではいけません。授乳中についても念のため使用しないほうがよいでしょう。

ウコンには血液をサラサラにする効果もあるため、同じ作用の薬を病院からもらっている場合には医師に相談してから飲んだ方がよいです。他の薬でも、何か治療を受けている方は医師に相談してからのほうが安心でしょう。

とは言っても、長く飲まれてきた歴史もあります。指示通りに服用する分には心配し過ぎなくてもよいかと思います。ただ、ウコンがあるから多少お酒を飲み過ぎても大丈夫と思われている方は、本末転倒になってしまいます。肝臓のためにはお酒を控えるのが一番大事なことも忘れないでください。

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