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トマトってどんな効果があるの?『リコピン』の秘密

最近あちこちでよく名前を聞く『リコピン』。トマトに多く含まれていて、なんだか体にいいみたいだけど、具体的にリコピンとはどんなもので、どんな効果が期待できるのでしょうか?

リコピンはトマトの赤色の正体で、抗酸化力がとても高いとされます。その力はなんとβカロテンの2倍、ビタミンEの100倍もあるのです。では、抗酸化力とはなんなのか?

通常の生活でも体内に入った酸素の2〜3%は活性酸素になります。この活性酸素は体内の細菌や異物を攻撃したりして生物にとっては必要なものなのですが、現代社会ではストレス、喫煙、排気ガスなどのため活性酸素が増加しているのです。

過剰になった活性酸素は強力な酸化力で脂質、タンパク質、遺伝子などに影響を与えます。これが生活習慣病の原因ともされています。リコピンはこの活性酸素を消去する力=抗酸化力が高いとされるのです。それにより様々な生活習慣病の予防ができるのではないかとされます。

ガンを予防する?!

アメリカでの調査で、トマトを使った食品が前立腺ガンを予防すると認められました。またイタリアでの調査で、オリーブオイルとトマトを使った料理が多い南イタリアの方が、バター・ラードと肉類ベースの料理が多い北イタリアより消化器系ガンの発生率が低いと認められました。

ラットによる研究でもトマトジュースを与える方が大腸ガンの発症率が下がることがわかっています。

動脈硬化を予防する?!

体内に活性酸素が過剰になると動脈の内側の細胞を傷つけたり、悪玉コレステロールを酸化したりして動脈をふさぎ、動脈硬化を起こしてしまいます。リコピンはこの悪玉コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化を予防し血流を改善する働きがあるとされます。

糖尿病を予防する?!

リコピンはインスリンの効き目が悪くなるのを防ぎ、血糖値を正常に下げる働きを持続させることがわかりました。またトマト中のクエン酸も糖の吸収を抑制することがわかっています。

オリーブオイルとトマトを使ったメニューが血糖値上昇を抑制することも確認されています。また、糖尿病の人は血中リコピン濃度が健康な人より低いという報告もあります。

太りにくくなる?!

人には脂肪細胞と言って、脂肪を溜め込む働きをする細胞があります。試験管内での研究段階ですが、リコピンには脂肪細胞になる一歩手前の細胞が、脂肪細胞へと成長するのを抑える働きがあるとされます。つまりは太りにくい体質になると思われます。

美肌に効く?!

紫外線によって生じた活性酸素を消去することにより、コラーゲンが壊れるのを防いだり、メラニンの生成を抑えたりする効果があるとされます。

他にもいろいろな可能性が?!

他にも、実際に人での研究でわかったこととして、アレルギー症状に効く、喘息の症状が改善する、運動中に飲むと運動後の疲労が軽くなることなどがあります。

動物での研究結果としてはパーキンソン症の発症を抑制したり、老化にともなう記憶力の低下などを遅らせられることも確認されています。また、アルコールの分解を早めて、悪酔いしにくくする効果もあるとされます。

どう食べるのがいいの?

リコピンは脂溶性のため、油を使った料理の方がしっかり吸収できます。また生食用のピンクのトマトより、加工用の完熟した真っ赤なトマトの方がリコピン、その他の栄養素も豊富です。

リコピンは熱に強く、加熱してもあまり減りません。(ただし、加熱でビタミンCは減ります。)トマト缶やトマトジュースなどで摂るのもよいでしょう。

リコピンは1日に15mgほど摂るとよいとされますが、これは生のトマトだと大きめのものを2個分になります。トマトジュースだと1本、トマト缶だと1/2缶くらいになります。タバコを吸う人はもう少し多く摂る方がよいかもしれません。

リコピンは食べ物から摂る分には過剰に摂っても副作用などは心配ないとされているので、安心してたくさん食べてよいでしょう。大切なのは、日々継続的に食べることです。日頃の食生活にトマト食品を追加して、ちょっと心がけてみてください。

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