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ごく少量ながら、人にとってはなくてはならない『ミネラル』のこと

地球上のあらゆる物質は元素から成り立ってます。そして人間の体も基本は元素からできています。酸素、炭素、水素、窒素を基本としてタンパク質、脂質、糖質、水などになって人間の体を形成しているのです。

ミネラルは全体重のたった4%だけ!

人の体を構成している元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素を除いたものがミネラルと呼ばれています。人間の全体重に占めるミネラルの割合はたったの4%。でもその4%が人間の体をうまく機能させていくためには非常に重要な存在なのです。

五大栄養素のひとつ

ミネラルは三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)、ビタミンと合わせて五大栄養素と呼ばれています。ミネラルは体内では合成できないため、外から取り入れるしかありません。

足りなくなるとたちまち欠乏症状が出てしまいます。ただ摂り過ぎてしまうと過剰症状が出て、これも問題になります。必須ミネラルは16種類と言われていますが、そのうち厚生労働省が摂取基準を定めているのは13種類になります。

ミネラルは何をしてくれるの?

・人の体の構造材料となる。(骨格や歯となる)
・体液中にイオンとして存在し、働く。
(浸透圧を調整、pHを維持、筋肉の収縮や神経の情報を伝達する)
・酵素の活性化やビタミン、ホルモンの構成成分となって体の発育、新陳代謝を進める。

例えばカルシウム、マグネシウム、リンなどが人の骨格を作っています。カルシウム、ナトリウム、カリウムなどのおかげで筋肉を動かしたり、神経がうまく働きます。

鉄や銅が全身に酸素を届ける働きをします。鉄が不足すると貧血になるのは有名だと思いますが、銅やコバルトが不足しても貧血になってしまいます。

他にも代謝を助けたり、酵素と結びついて活性化させたり、コレステロールを減らしたり、インシュリンの働きをよくさせたり、、、ひとつのミネラルがひとつの働きをしているのではなく、お互いが助け合って働いているのです。

実はミネラルは、きれいになるためにも重要なんです。老化の主な原因は活性酸素ですが、ミネラルは抗酸化酵素と結びついて活性酸素を分解してくれます。

他にも代謝をよくさせ、細胞の生まれ変わりを進めることによって皮膚の新陳代謝を活発にします。コラーゲンの生成にも関係しています。

現代人はミネラルが不足しがち?!

では、このミネラルをどう摂っていけばよいのでしょうか?実は昔に比べて、現代人は普段の生活から普通に摂れるミネラルの量が減っていると言われています。

もともと日本は海外に比べて土壌ミネラルが少ない土地でした。それが今は化学肥料などにより、もっとミネラル分の少ない土壌になってしまったのです。そこでとれる農作物のミネラルも昔に比べて大きく減ってしまっています。

同じ野菜を食べていても、摂れるミネラルは全然減ってしまっているのです。土壌ミネラル不足は、今、全世界で問題になっています。

そして、できた食品も昔より精製されるようになりました。精製されることによりミネラルは取り除かれていきます。米・塩・砂糖など、精製されることで微量のミネラルが失われていくため、普通に食べていても昔よりミネラルは摂れなくなってしまっているのです。

また加工食品も増えたため、ミネラルのバランスが崩れてしまいました。濃い味付が増えナトリウムが過剰になっています。

食品添加物や清涼飲料水にはリンが多く含まれています。炭酸飲料を飲む機会も増えました。リンや炭酸が多いとカルシウムは吸収されにくくなり、カルシウム不足になってしまうのです。カルシウムの吸収にはマグネシウムとのバランスも大切です。

リンが多いと鉄の吸収も悪くなります。モリブテンが多いと銅が排出されやすくなり、銅がないと鉄の働きが悪くなります。つまり、ミネラルはひとつだけを摂ってもだめで、バランス良く摂らないときちんと吸収し、使うことができないのです。

ミネラルを不足させないようにするにはやっぱりバランスのとれた食事でしょう。精製されたものより、なるべく精製されていない玄米、自然塩、黒砂糖などがよいかも知れません。

加工食品も少し減らす方がよいでしょう。(現代社会ではなかなか難しいかもしれませんが)それから、肉ばかりでなく、魚や海藻など海の物も多く摂るように心がけてください。

土壌に比べると海洋のミネラル濃度は高くなっています。これは土の中のミネラルは雨や地下水によって流され、最後は海洋にたどり着くからです。そのため、海産物中のミネラル濃度は比較的高くなっているのです。

もしサプリメントから摂る場合には利用目的、摂取量などに十分気をつけていただきたいと思います。ミネラルを効率的に摂って使うにはバランスが大切なことを心に留めておいてください。

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