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アントシアニンがもたらす眼の健康とブルーベリーについて

眼の健康に効くとしてよく名前を聞くアントシアニンですが、これはフィトケミカルの中のポリフェノールの一種になります。植物が紫外線から自分自身を守るために作り出したもので、強い抗酸化作用があります。青や紫系の色素成分でブルーベリー、ビルベリー、カシス、ブドウ、ナス、紫芋、赤ジソなどに含まれます。

アントシアニンの眼に対する効果

まず、ものを見るときの仕組みについて説明します。眼は角膜、レンズの役割をする水晶体、水晶体の厚さを調節する毛様体筋、一番奥の網膜などから成り立ってます。

角膜から光が入ると水晶体を通って、網膜に像を結びます。水晶体は厚さ約4mmの透明な組織でカメラのレンズに例えられます。毛様体筋という筋肉が伸び縮みすることによってレンズの厚さを調節し、ピントを合わせます。

ピントがあって奥の網膜上で像が結ばれると、ここにある細胞が反応し視神経を通って脳に伝わります。こうしてものが見えます。水晶体が白く濁り物が見えにくくなる病気が白内障です。活性酸素が原因のひとつとされます。

毛様体筋が衰えてくると老眼になります。近くのものを長時間見ることで眼の焦点が固まってしまうピントフリーズ現象は、毛様体筋が長時間同じ状態でいたことにより緊張し、水晶体の調節がうまくできなくなった症状です。

光が網膜に届いたとき、暗い所で作用する細胞内にはロドプシンという成分が存在します。光によりロドプシンが分解されて刺激が脳に行き、その後30分くらいかけてまた再合成されます。このロドプシンの分解・再合成おかげで、光の情報は脳に伝わり暗い所でも物が見えるようになるのです。

薄暗い所で読書したりテレビを見ていると、眼がショボショボしたりぼやけたりしますが、これはロドプシンの再合成が間にあわず、ロドプシンが減少したことで脳へ情報がうまく伝わらなくなり起きます。つまりロドプシンの再合成を促すことにより、暗い所でも物が見えやすくなり、疲れ目の改善・予防などにもなるのです。

アントシアニンにはロドプシンの再合成を促進させる作用があります。それにより視力回復効果があり、眼精疲労の改善ができます。眼の疲れからくる肩こりなどにも効くとされます。

また毛様体筋の動きをよくすることで、疲れ目の回復や老眼にも効果があります。毛細血管を保護し強くすることで血流を改善し、眼の隅々にまで栄養を送れます。

これにより糖尿病で失明してしまう症状を防ぐこともできます。角膜や水晶体のコラーゲンを安定させる効果もあります。抗酸化作用で白内障の進行も抑えます。

アントシアニンの眼以外への効果

もちろん、アントシアニンの効果は眼に対してだけでなく全身へあります。アントシアニンは強い抗酸化作用を持った成分で、活性酸素を抑制する効果があります。この効果により、全身的にも様々な作用をしてくれます。

活性酸素というのは生活習慣病や老化の原因ともされるものです。これを抑えることで動脈硬化を防ぎ、血液をサラサラにし、細胞膜を守ります。ガンや老人性痴呆の予防効果があるとする研究結果もあります。免疫力を向上させたり、花粉症予防になるともされます。

アントシアニンはどう摂るとよいか?

アントシアニンは一日40~90mgの摂取で眼への健康効果が期待できるとされます。アントシアニン含有量が36%の北欧産ビルベリーエキスで120~250mgです(産地によって含有量が違います)。

ビルベリーというのは北欧産の野生種のブルーベリーです。アントシアニンはブルーベリーの3~5倍も含まれています。白夜の国で育つため、太陽から自分を守るためにアントシアニンをたくさん作っているのです。日本ではサプリメントとしてはありますが、生を手に入れるのは難しいかもしれません。

この摂取量は生のブルーベリーで60~300g(両手いっぱいくらい)、乾燥ブルーベリーで12~25g、ブルーベリージャムで40~90gくらいです。

この量を毎日続けるのは大変ですが、ヨーグルトに入れるなどして毎日少しずつでも摂ることを心がけるとよいかもしれません。乾燥ブルーベリーを口寂しい時のおやつ替わりにしてもよいでしょう。ジャムは糖分の摂り過ぎに気をつけてください。

ブルーベリーは眼の健康だけでなく、マウスの実験で骨粗鬆症にも効くという結果も出ています。また尿路感染症にも効くことがわかってきました。スウェーデンでは子供の下痢にブルーベリースープを飲ませるそうです。ビタミンEも含まれていて、これにも抗酸化作用があります。食物繊維も含まれます。

アントシアニンは摂取して4時間後くらいに働きが現れ、24時間くらい持続することが確認されています。そのため、毎日続けて摂っていったほうが効果的です。またビタミンCと一緒に摂ることで抗酸化作用がアップします。

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