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女性ではガンと脳卒中の予防効果が!コーヒーに負けない紅茶パワー

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「コーヒーや緑茶には、ガンのリスクを下げる効果がある」国立がん研究センターからコーヒーと緑茶の健康効果に関する研究結果が発表されました。

コーヒーや緑茶が体に良いことはよく知られており、健康のためにと毎日飲んでいる人も多いはずです。

しかし中には紅茶派の人もいることでしょう。紅茶にもコーヒーや緑茶のような健康効果はあるのかどうか、今回は紅茶のメリットと効果的な飲み方についてまとめてみました。

とくに女性に注目してほしい!紅茶に期待されるガン予防効果

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コーヒーと緑茶は、大規模な調査研究によってガンのリスクを抑制する効果が発表されていますが、紅茶では行なわれていませんでした。しかし、紅茶とガンの関する研究結果もついに発表されました。

2014年11月には、英国のイースト・アングリア大学の研究チームによって、紅茶飲む習慣のある人には上皮性卵巣ガン(卵巣ガンのほとんどを占めるガン)にかかる人が少ないことが発表されました。

紅茶を1日に2杯以上飲んでいる人は、1日に1杯以下しか飲まない人に比べ、上皮性卵巣ガンのリスクが30%以上低くなっていたのです。

これは紅茶に含まれるフラボノイド(テアフラビンやカテキン)が上皮性卵巣ガンのリスクを抑制したと考えられています。

紅茶派の女性には嬉しい報告ですね。今回は卵巣ガンについての報告でしたが、フラボノイドは抗酸化作用が高く、卵巣ガンに限らずあらゆるガンのリスクを抑制する効果も期待することができます。

これまた女性に嬉しい効果!脳卒中のリスクを下げる紅茶の力

紅茶の脳卒中に対する効果については多くの研究報告が出されています。その中の1つ、スウェーデンの医科大学カロリンスカ研究所では、1997年から10年間にわたり、健康な男女75,000人を対象に追跡調査を実施しました。

75,000人のうち、この10年間で脳卒中になった人は4,000人で、この人たちの紅茶を飲む習慣を調べた結果、紅茶の効果を確認する事ができたのです。

その結果、毎日紅茶を4杯以上飲んでいる人は、全く飲まなかった人に比べると、脳卒中になるリスクが21%も低くなったということです。

またフランスの研究報告では、効果のあったのは女性のみで、男性に関しては顕著な効果を得ることはできなかったとしています。その理由として、女性ホルモンのエストロゲンが、何らかの働きをしているのではないかと考えられています。

紅茶にはポリフェノールのひとつであるフラボノイドという成分が含まれており、脳血管、心疾患を予防する効果があるのです。フラボノイドは抗酸化作用により、動脈の壁に付着するコレステロールなどの脂質が蓄積して血栓が作られるのを防ぐ働きがあります。

いわゆる動脈硬化を防止する働きです。また、最近では紅茶の代表的成分であるカテキンに、血圧上昇を抑える働きと血糖値を下げる働きがあることも分かっています。

動脈硬化、高血圧、糖尿病は、血管系の病気である脳卒中や心筋梗塞の最大の原因です。紅茶にこれだけの効能があることに、驚きさえ感じてしまいますね。

ただし1日4杯以下ではあまり効果が見られないそうです。後に説明しますが、紅茶の1日に飲んでいい量、というのにも注目しておきたいですね。

他にもある!紅茶の健康効果

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ガン、脳卒中についての効果をご紹介しましたが、紅茶には他にもたくさんの嬉しい効果があります。

抗酸化作用により生活習慣病を予防、老化を防止する

人は生きていくために酸素を取り入れますが、その際、一部は活性酸素に変化します。活性酸素には外から侵入してきた細菌と戦い体を守ってくれる働きがありますが、過剰になると逆に体を傷つけ、生活習慣病(動脈硬化、糖尿病、ガンなど)を悪化させたり老化を進めてしまいます。

紅茶には抗酸化作用があり、この活性酸素を消去する働きがあります。それによって生活習慣病を予防して老化を防止できると期待されます。抗酸化作用は美肌のためにも効果があるとされます。

血糖値の上昇を抑制する効果

紅茶にはブドウ糖の吸収を遅らせる作用やインスリンの働きを高める作用があります。それにより食後に血糖値が急激に上昇することを抑えられます。血糖コントロールができることで糖尿病のリスクやその合併症のリスクなどを予防できます。

血圧の上昇を抑える効果

紅茶を1日3杯、毎日続けて飲むことで血圧の上昇を抑える効果があるようです。高血圧を予防することで心臓病や脳卒中などのリスクも予防できます。

リラックス効果

紅茶に含まれるテアニンという成分を使った実験で、ストレスを減らしたりリラックスさせる効果があることがわかりました。

実際に紅茶を飲むとほっとしますよね。テアニンによる効果だけでなく、香りによっても癒される効果があると思われます。

抗菌作用

緑茶に抗菌作用があることは知られていますが、紅茶にもその作用があるようです。ボツリヌス菌に対する作用は緑茶よりも強いことがわかっています。一般的な食中毒細菌に対しても効果があるとされます。

コレステロールを低下させる効果

紅茶には悪玉コレステロールを低下させる効果があることが確かめられています。ただ1日5杯以上の紅茶を飲んだ結果とのことで、日本人にとっては少し多い量かもしれません。

悪玉コレステロールを低下させることで脳梗塞や心筋梗塞のリスクを予防することもできます。また別の研究では、1日3杯以上の紅茶を飲むことで心筋梗塞や狭心症のリスクを減らせたとのことです。

コーヒー・緑茶・紅茶のそれぞれの健康成分

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コーヒー、緑茶、紅茶は、古くから多くの人に親しまれてきた飲み物です。おいしいだけでなく、それぞれ健康効果のある成分を含んでいるのも強みです。

これらの飲み物にはどんな健康成分が含まれているのでしょう。

コーヒー

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コーヒーに含まれている健康成分

  • カフェイン
  • クロロゲン酸
  • トリゴネン
  • N-メチルピリジニウムイオン

中でもポリフェノールの一種「クロロゲン酸」が注目されています。

抗酸化作用が高いクロロゲン酸は、ガンや生活習慣病を予防する効果があるといわれています。同じくN―メチルピリジニウムイオンも抗酸化作用があり、細胞のガン化を抑制することが分かっています。

またコーヒーの生豆に多く含まれるトリゴネンには、認知症の予防効果があります。(ただしトリゴネンは熱に弱いため、焙煎するとその量が減少してしまいます。)

そして、コーヒーの豊かな芳香にリラックス効果があります。

緑茶

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緑茶に含まれている健康成分

  • カフェイン
  • カテキン
  • ビタミンC
  • テアニン
  • フッ素

緑茶に含まれるカテキンはすぐれた抗菌作用や抗酸化作用を持っています。緑茶のガンを予防する効果は、豊富なカテキンによるパワーと考えられています。

またビタミンCにも抗酸化作用があり、緑茶を飲むと風邪やインフルエンザを予防することもできます。

テアニンは茶のうま味成分でもあり、心身をリラックス効果をもたらします。微量に含まれるフッ素は、カテキンの抗菌作用と併せて虫歯を予防します。

紅茶

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紅茶は緑茶と同じ「チャ」の葉から作られていますが、製法が異なるために緑茶とは色や風味、成分が違うものとなっています。

紅茶に含まれる成分

  • カフェイン
  • テアフラビン
  • カテキン
  • テアニン
  • フッ素

テアフラビンは、茶葉を発酵させる時にカテキンが酸化して作られる赤い色素です。カテキン同様に抗酸化作用や抗菌作用を持っています。緑茶はコーヒーには含まれていません。

カテキンには種類があり、さまざまなお茶の中でも緑茶に含まれるカテキンの抗酸化作用が最も強力だといわれています。

紅茶には緑茶ほど多くのカテキンが含まれていないので、緑茶ほどの健康効果はあまりうたわれていませんでした。

しかし、テアフラビンにはカテキンに匹敵するほどの高い抗酸化作用があることが分かってきており、紅茶にもガンや生活習慣病を予防する効果が期待されています。

また緑茶と同じく、テアニンやフッ素が含まれます。そして紅茶特有の芳香にはアロマテラピーのようなリラックス効果があるのです。

紅茶のカフェインは多い?気になるカフェイン含有量

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コーヒーやお茶に多く含まれているカフェインには、

  • 覚醒作用
  • 利尿作用
  • 脂肪燃焼効果
  • 冷え性の改善

などの健康効果があります。目覚ましにコーヒーを飲む人も多いですね。

しかしご存知の通り、カフェインには副作用があります。

大量に摂取すると、眠れなくなったり胃が荒れたりするほか、カフェインが抜けるまで頭痛、動悸、イライラも起こりやすくなってしまうので、コーヒーやお茶の飲み過ぎは良くありません。

カフェインの摂取量は、1日250mg以下にとどめれば問題ないといわれますが、コーヒーやお茶にはどれくらいのカフェインが含まれているのでしょう。

飲み物の種類 100ml中のカフェイン量(mg)
玉露 160
コーヒー 60
紅茶 30
煎茶 20

(「日本食品標準成分表2010」文部科学省より)

紅茶はカフェインが含まれるものの、カフェイン量はコーヒーの半分しかないので、1日に3杯くらい飲んでもカフェインの摂り過ぎにはなりません。

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紅茶は、ほど良いカフェイン量が頭をスッキリさせたり、ダイエットのお手伝いをしたりしてくれます。コーヒーのカフェインが気になる時は、紅茶に変えてみませんか。

紅茶のメリットを生かして健康に!オススメの飲み方

また、紅茶はコーヒーや緑茶に比べ、さまざまな楽しみ方ができるのも魅力です。

茶葉によって特徴が違いますし、ストレートで飲んだり、ミルクやレモン、時にはジャムを入れたり…とバリエーションを変えることができ、飽きが来ません。さらに、健康効果を期待するなら、

  • ペットボトルの紅茶飲料は、カフェイン量がかなり高いので避ける
  • カロリーを増やし健康効果を阻害する砂糖は入れない
  • フラボノイドの効果は持続性がないので、1日に何度も飲む

といった飲み方がおすすめです。

おしゃれな食器と香りの良い茶葉を用意すると紅茶タイムも待ち遠しく、良いリフレッシュになりますよ。コーヒー・緑茶派の方はよかったら紅茶も試してみてください。

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