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牛乳でカルシウムは補給出来ない?!日本人に適したカルシウム摂取法

牛乳は体に良いから積極的に飲もう、と思っている人は、その理由をなぜだと思っていますか?学校でも毎日飲んでいたのは「カルシウムをしっかり摂ろう、そうすれば丈夫な体に成長します」と言われていたのではないでしょうか。

しかし実は日本人にとって、牛乳=カルシウム補給、という図式が当てはまらないことが今では分かっています。一体どういうことなのでしょう?

牛乳からカルシウムを摂取できる年齢には上限があった

牛乳には確かにカルシウムが多く含まれています。そのカルシウムは単体で存在しているのではなく、「乳糖」という成分の中に含まれています。

カルシウムを吸収して栄養にするためには「乳糖」を分解する必要があります。分解にはラクターゼという腸内の成分が必要なのですが、なんと、人間がこのラクターゼを分泌するのは生まれてから約一年前後までの乳幼児期のみということが分かってきているのです。

乳幼児だけがラクターゼを分泌している理由

それは母乳を飲むためです。

赤ちゃんはお母さんからもらう母乳だけで生きて行くのが自然界では当然です。そこから栄養を摂れなければ死ぬしかありません。生きるため、成長するために乳糖を分解する酵素をいっぱい出して、カルシウムを体内に取り入れるように出来ているのです。

しかし、物を食べられるまでに成長すると、遺伝子が「もう乳で成長する時期は終わった」と判断し、乳糖を分解する必要を終えたとしてラクターゼの分泌を止めてしまうのです。

つまり遺伝子としては、成長した後は乳以外のもので栄養を摂るべきと判断しているとも言えます。

成人が牛乳を飲むとどうなるの?

それでも日本は文化的に成人も牛乳を飲むことを推奨していますが、ラクターゼを持たない成人が牛乳を飲むと、分解できない乳糖が原因で下痢を起こすことがあります。逆に、牛乳の脂肪分だけを吸収してしまって肥満に繋がるという指摘もあります。

日本人がこれだけ牛乳を飲むようになったのは戦後のことで、アメリカが示した健康指針に添って食生活を変化させたことが理由ですから、慣れていない栄養素のひとつとも言えるかもしれませんね。

日本人に適したカルシウム摂取方法

昔からご先祖様達が食べてきたもの、それこそが日本人に適したカルシウムです。なんだと思います?

  • 小魚(しらす、わかさぎ等)・桜えび
  • ひじき
  • 小松菜・大根菜
  • 木綿豆腐・高野豆腐・納豆

どうでしょう、普段から食べているものばかりですし、手軽に手に入るものばかりではないですか?牛乳が苦手だとカルシウムが不足する、というのは近代の思い込みで、日本人は昔から海のものや畑のもので上手に補給してきたのです。

さんまやうなぎの骨を焼いてカリカリにして食べるのも、とても良いカルシウム補給法ですね。

乳製品が好きな人は、乳糖が分解された後のチーズやヨーグルト、スキムミルクなどの製品を選ぶと下痢などの心配はありません。製品によってはカルシウムを吸収しやすくするためにビタミンDを含めているものもあります。

牛乳に頼りすぎる危険性

牛乳を飲んでいればカルシウムは足りる、という考え方がまだ広くあるために、上記のようなカルシウムを含む食べ物を軽視しがちになり、そのために実はカルシウム不足になるという症例も出ています。

カルシウムが不足すると、骨が弱くなるだけでなく、イライラしたりする神経症状が出る人もいますので、軽く考えるのは危険です。

栄養は常に総合作用で体に吸収されるものです。一品だけに頼ればそれで全てが足りるという考え方は、栄養バランスを崩して体調を乱しかねませんので、充分に注意しましょう。

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