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塩分摂り過ぎ、塩分摂らない、どちらも危険です。正しい塩分とは?

25年ぶりの母の味はしょっぱかった!

今年、難病の間質性肺炎にかかり、家事をするにも呼吸困難で自立生活が出来なくなった為、実家に25年ぶりに戻り両親と同居になりました。

同居して2ヶ月。気になるのが母の料理の塩分量。私自身も濃い味が大好な方ですが、母は丁度良い味付けでも更に醤油を回し掛け、生野菜に白く見える位、塩を振る。

父も濃い味が好きでサラダに塩をふり、マヨネーズに醤油を併せたものを付けて食べます。納豆は付属のだし醤油に更に醤油を足し、干物の魚にも必ず醤油を掛けます。

朝食のカットされたバナナ。甘みが増すからと、これにも塩を振ってあるのです。私は流石に我慢できず母に「ちょっと塩分ヤバイよ、摂り過ぎじゃない?毎食後、口の中ビリビリするんだけど」と直訴。

ところが母は「田舎育ちだから仕方ないのよ、しょっぱくないと食べた気がしない。これが実家の味だから我慢して」と言う。

とても気になる父の体調

父も母も70歳を超え、今は元気ですが私がこんな状態なので少しでも元気に長生きしてもらいたいのです。父は、大手建設会社を定年退職した後、派遣会社に登録し、未だに建設現場で自分のスキルを活かして働いています。

仕事現場は、まだ冷暖房設備の無い建設中のマンションが殆どで、特にこの時期、大量に汗を掻く事から、水分補給と熱中症対策にポカリスエットを500mlと塩飴を持参。

こんな父は去年の夏、大腸癌に掛かり摘出手術を受けました。高血圧で血圧を下げる薬も服用しています。大腸癌の方はこの春の検査で再発もなく問題なしと主治医に言われ、本人も安心ですが、最近とにかく疲労が溜まっているようで母も心配しています。私が特に気になるのが父の塩分摂取量なのです。

塩分の正しい摂取量と健康被害の関係

厚生労働省では1日の塩分摂取量を一般的に10g以下が目標、高血圧の人では6g以下を推奨していますが、塩分を摂り過ぎる事によって実際体内ではどんな事が起きるのでしょうか?

先ず、塩分は体内に入るとナトリウムとなって血液や消化液に運ばれます。この時運ぶ役目としてカリウムが必要です。しかしカリウムが体内に不足していると、代わりに体内の水分を使い塩分濃度を薄めようと体内水分が使われた分「喉が渇く」と言う症状が出ます。

また、体内水分が使われてしまう事で汗や排尿も減り、血中水分を補おうと血液量が増加するため血圧が自然と上昇します。

喉の渇きから水分を多く摂り、溢れた水分が細胞から染み出ると、見える症状として「むくみ」となります。このまま塩分の過剰な食事を続けると、高血圧症・腎臓疾患・不整脈や心疾患などの重い病気になるリスクが高まります。

反対に塩分を摂らなかった場合はどうでしょうか?体内に蓄積されたナトリウムが使われ血液や消化液などの塩分量を調整しようとします。

その後、体内のナトリウムが不足すると、汗や排尿を制限するようになり、体内ナトリウムを運ぶため体内の水分をそちらに使われてしまい、結果的に血液量が少なくなる事で脳が酸欠になります。その結果「めまい」等の症状が現れます。

これと同時に血液だけではなく消化液なども減少するため「食欲低下」が起き、栄養摂取量が減り身体の機能の低下に伴い「虚脱感や疲労感」が生じやすくなります。

汗を大量にかく夏の時期や、スポーツ、労働作業などの時、水分のみの補給で塩分を摂らないと体内に蓄えられているナトリウムが筋肉からも使われてしまい、体内の塩分濃度はさらに下がります。

この状態が過度に酷くなると全身の筋肉の収縮動作に異常が生じて「けいれん」を起こしやすくなります。体内塩分が少ない状態で水分のみ補給してしまうと神経伝達に異常が生じ精神錯乱や意識障害、更に症状が進むと昏睡状態に陥る事もあり大変危険です。

塩分摂取に不可欠 カリウムと水分とで塩分調整しよう

正しい塩分量が大切なのは解りましたが、塩分を控えて味気ない食事でストレスを感じるのも嫌です。また、塩分を摂らない事は生死に関わる事態にもなります。では、摂り過ぎた塩分はどう排泄したら良いのでしょうか。

答えは意外と簡単、塩分と一緒に水分とカリウムの多い食品を摂取して下さい。カリウムは体内の塩分と水分をくっつける働きをし、体内の余計な塩分を水分と一緒に排出してくれます。カリウムは摂り過ぎても排尿で体外へ排出されるので問題ありません。

カリウムを多く含むのは主に野菜、果物、豆類等です。また、鰹節等にも多く含まれているので、ほうれん草のお浸しに醤油を掛けますが、理にかなったメニューと言うことですよね?干し柿や干しぶどう等も多量のカリウムがあるのでおすすめです。

普段の食生活でカリウム摂取は十分できているようですが、夏場の多汗な時期はカリウム不足にならない様に気をつけたいですね。

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