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骨が弱くなるのはカルシウム過剰とマグネシウム不足が原因

カルシウムは私たちの体にとって、なくてはならないミネラルのひとつです。ところが、マグネシウムはカルシウムとセットで必要なミネラルということを知らない人は多いのではないでしょうか。

現代の私たちは、マグネシウムが不足しがちな環境に立たされています。すると、カルシウムだけを摂り過ぎて、逆に骨のカルシウムを体の外に出してしまうという一大事が体の中で起こります。

カルシウムとマグネシウムの体内比率は2:1

人間の体は、より健康になるように、体の中の小さな物質がお互い調整しあい、協力して働くという、すばらしい仕組みをもっています。その仕組みのひとつに、カルシウムとマグネシウムの関係があります。

この2つのミネラルが体の中で十分に力を発揮するためには、その体内比率が大事なポイントとなります。それは、カルシウム「2」に対しマグネシウム「1」であり、このバランスを保つために、体の中では常に調整がされています。

そのため、カルシウムだけを大量に摂ると、「カルシウムが増えている!」と体は感知し、余分とされたカルシウムは体外に排出されます。だから、体のためにとたくさん摂っても、マグネシウムが不足していれば、体にとっては負担になります。

マグネシウム不足がどうして骨を弱くするのか

カルシウムは骨を作るだけでなく、細胞を増やす、生まれた細胞を臓器に合わせた細胞にする、ホルモンの分泌、神経細胞の興奮という、生きていく上で大事な役割を果たします。カルシウムは血液で全身に運ばれ、それぞれの細胞で働くのです。

血液中のカルシウム不足が起きた時、骨からカルシウムを取り出すという調節を、骨の中のマグネシウムがします。そのため、骨の中のマグネシウムが少ないと、この調節がしきれずカルシウムが骨から溶け出してしまう現象が起こってしまうのです。

現代の環境はマグネシウム不足を起こしやすい

もともと日本人は、マグネシウムとカルシウムを自然に摂る食生活をしていました。とくに未精製の穀物である玄米や麦、あわ、ひえなどの雑穀、豆や野菜にはマグネシウムが、魚介類にはカルシウムが豊富です。これらの食材が食卓にのぼることは少なくなりました。

それでも野菜を食べているからよいのではと思うかもしれません。ところが、連作や化学肥料、農薬を使うことで大量の野菜を作ってきたため、土壌がやせてしまい、野菜だけでは十分な量のマグネシウムがとれません。

さらに、ストレスに対応していくホルモンを作る時に、マグネシウムが大量に使われます。ストレス社会で生きる現代は、ただでさえ食生活で不足しているマグネシウムを、使ってしまっているのです。

マグネシウムが豊富な食材を食卓に

カルシウムの骨からの排出を防ぐために、食卓にマグネシウムの豊富な食材を取り入れたいものです。主食の白米に玄米や雑穀を混ぜるのもよいですし、主菜となる食材ではカツオや木綿豆腐に多いですが、副菜となる野菜ではホウレンソウ、切り干し大根が多いです。

アーモンドやカシューナッツ、ピスタチオ、落花生、ゴマなどのたね類、豆類の納豆、大豆、枝豆、海藻類の干しひじき、のり、青のりなど、お酒のつまみにしたり、主菜やサラダなどに混ぜたりかけたりするだけで、おかずのレパートリーが増えて楽しくなります。

そして、おすすめはしらす干しです。カルシウムとマグネシウムの両方が豊富なだけでなく、丸ごと食べられる魚なので栄養価がとても高い食材です。小さな食材なので、お豆腐にふりかけたり、野菜炒めに加えたり、丼やうどんやパスタに加えても美味しいです。

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