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玄米、発芽玄米のパワー!白米では得られないその力とは

収穫されたお米からもみ殻だけを取り除いたものが玄米です。その玄米からぬかと胚芽も取り除いたものが白米になります。お米の栄養素の95%はぬかと胚芽にあると言われます。残念ながら白米にしてしまうと、ほとんどの栄養は失われるのです。

精米により失われた栄養素

・食物繊維

玄米には白米の5~8倍ほどの食物繊維があるとされます。食物繊維は便秘予防の効果があるだけでなく、コレステロールを下げたり発ガン物質のような有害物質を排出したりする働きがあります。

それにより動脈硬化やガンの予防ができます。また白米よりも消化吸収が遅いため血糖値の上昇が抑えられ、糖尿病予防にもなるとされます。

・ビタミンB1

玄米には白米の約5倍ほどのビタミンB1があります。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えます。不足するとエネルギーがなくなり疲れやすかったり、イライラするといったような症状が出ます。糖質がエネルギーに変わりにくくなると、余分な糖質が脂肪としてため込まれてしまいます。

また、ビタミンB1が不足すると脚気になります。江戸時代、参勤交代で地方から江戸へ行くと「江戸患い」にかかる人が多くいました。これは今でいう脚気です。

このころ江戸では白米を食べる習慣が普及していたのですが、玄米食から白米食になったことでビタミンB1が不足してしまい、「江戸患い」にかかったとされます。

・ビタミンE

玄米には白米の約4倍ほどのビタミンEがあります。ビタミンEは若返りのビタミンと言われ、ホルモンの分泌を促し老化を防ぎます。抗酸化作用もあり、血行を良くし動脈硬化も防いでくれます。玄米にはその他、カルシウム、リン、鉄、カリウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれています。

玄米はよく噛むため満腹感が出やすく、ダイエットにもよいとされます。ただ気をつけなくてはいけないのは、玄米も白米もカロリーは同じであるという点です。また、よく噛めない人や胃腸の消化力が落ちている人では、逆に胃腸に負担がかかってしまうので玄米食はあまり向きません。

発芽玄米GABA

玄米をわずかに発芽させたものが発芽玄米です。発芽することでGABAが一気に増えます。玄米の3倍、白米の10倍ものGABAが含まれているとされます。このGABAにはストレスを軽減、神経の高ぶりを抑えイライラや不安を緩和する作用があります。

他にも血圧を下げたり、中性脂肪を抑えたり、記憶を改善することで学習能力を上げたり、アルツハイマー型痴呆の予防になるとも言われています。発芽することで玄米よりもミネラルの吸収がよくなり、硬さもなく食べやすくなります。甘みも増してきます。

玄米に含まれる、フィチン酸とは?

玄米について調べていくと、玄米にはミネラルの吸収を阻害するフィチン酸が含まれ、これが原因でミネラル不足になるので健康に良くないという話もあるようです。賛否両論のためどれが正しいのか迷いましたが、いろいろ調べた結果、わかったことがいくつかあります。

フィチン酸はイノシトール6リン酸とも言われ、玄米だけでなく他の穀類やナッツ類にも含まれています。ミネラルの吸収を阻害し、ビタミンや酵素にも悪影響を与えるとされています。

しかし研究の結果、ぬかなどに閉じ込められた状態ではミネラルの吸収に問題がないことがわかってきました。別の実験でも鉄や亜鉛の吸収は特に変わらないことがわかりました。ただし著しくミネラルが少ない食事で、フィチン酸を大量に摂っていた場合には吸収阻害が出るとされます。

今、フィチン酸にはいろいろな作用があることがわかってきて、サプリメントにもなっています。ガン予防やコレステロールや脂肪の除去、血液をサラサラにして動脈硬化を予防したり、腎結石などの予防や活性酸素を抑える効果があることもわかってきました。

フィチン酸は金属類と結合して体外にそれを排出させる作用があります。このためにミネラルの吸収が阻害されると思われたのですが、この作用のおかげでガン予防効果や体に有害な物質を排出させる効果もあります。

原爆投下後の長崎では放射性物質と結びついて排出させる効果があるとも言われ、玄米食が勧められました。効果もあったようです。食品添加物などに囲まれている現代に有用な物質かもしれません。

発芽玄米になるとフィチン酸は消えるので、発芽玄米の方がよいと書かれているサイトもあります。発芽するとフィチン酸が消えてしまうのは事実ですが、少し発芽した程度ではまだ消えないとされます。フィチン酸を避けるために発芽玄米を選ぶ必要はないのではないかと思われます。

玄米がいくら栄養豊富で体によいと言っても、他の食品とバランスよく摂ることが大切です。偏った食事でなく、いろいろな食品をバランス良く食べるように心がけてください。

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