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鼻血が出る7つの怖い病気!原因と症状を見極めて病気を発見しよう

鼻をティッシュでおさえる女性

真っ赤な鼻血がタラーッと垂れてくると、本人も周りの人も慌てて騒いでしまうことが多いのですが、そもそも鼻の中は傷つきやすく出血しやすい場所なので、鼻血はそれほど珍しいことではないのです。

しかし急に大量の鼻血が出たり、頻繁に鼻血が出るようになったらちょっと心配ですね。これは傷ではなく病気が原因で起こっている鼻血の可能性も考えられます。

鼻血が出る心配な病気にはどのようなものがあるのでしょう。鼻血が出た時に考えられる5つの怖い病気を紹介したいと思います。


1.ポタポタではなく大量出血しやすい「高血圧・動脈硬化」

高血圧の人は鼻血が出やすくなります。血圧が高いと血管には常に負担がかかり、ちょっとしたことでキーゼルバッハ部位にある毛細血管が切れやすくなってしまうためです。

キーゼルバッハ部位の場所

また高血圧が原因で起こる動脈硬化の人は、血管が劣化して弾力性が失われているため、鼻腔(鼻の穴の中)より奥にある動脈が切れやすくなって鼻血が出ることもあります。

症状

高血圧・動脈硬化の鼻血は大量出血になりやすいのが特徴です。

誰にでもよくある鼻血は鼻腔の入口にある毛細血管からの出血なので出血量はそれほど多くありません。しかし高血圧・動脈硬化の人が起こす鼻血は、鼻腔の奥にある動脈からの出血で起こりやすくなるため、勢いよく出血して量が多くなってしまいます。

通常の鼻血はポタポタ垂れる程度で10分以内には自然に止まりますが、高血圧・動脈硬化の鼻血は鮮やかな鮮血が勢いよく出血してなかなか止まらないことが多くなります。また出血量が多いと口から鼻血があふれてくることもあります。

大量の鼻血が出た時の対処

急に鼻血が出ると誰でも動揺してしまうものですが、不安が強くなると血圧が上昇して出血が止まりにくくなるので、まずは安静にして様子を見てください。

出血量が多く20分以上経過しても鼻血が止まらない場合は、太い動脈からの出血が考えられます。すぐ鼻血を止める処置が必要になるので耳鼻科のある病院を受診してください。

すでに高血圧と診断されている人は血圧が急上昇した時に動脈に強い負担がかかりやすいので、日頃から血圧の安定を心がけることが大切です。

特に動脈硬化のある人は血管がもろくなっているため、動脈が破れて大量出血しやすい状態になっているため、急に大量の鼻血が出た時は救急外来を受診するようにしてください。

治療法

高血圧は自覚しにくい病気です。血圧が高くても症状がほとんどなく元気に過ごせるため、血圧を測定しない限りは見過ごしてしまうことが少なくありません。

しかし高血圧を放置しておくと動脈硬化を引き起こしやすくなり、脳卒中や虚血性心疾患のリスクを高めてしまうので、適切な治療が必要です。

30代以上の人は定期検診を受けたり家庭で血圧を測定する習慣をつけたりして、自分の血圧を把握することをおすすめします。

病院で高血圧・動脈硬化を指摘された場合は、規則正しい食生活や生活習慣を心がけ、必要に応じて薬物療法などの治療を受けます。

また次の項目に該当する人は血圧が上昇しやすいタイプです。以前よりも鼻血が出やすくなっておりまだ高血圧と診断されていない人は、いま一度血圧を確認してみてください。

  • 塩分の多い食事を好む
  • 飲酒または喫煙の習慣がある
  • 毎日多忙でストレスを抱えがち
  • 頭痛・ふらつき・めまいを感じることがある
  • 肩がこりやすい
  • 肥満体型
  • 高血圧の家系
40代以上の2人に1人が高血圧と言われる国民病。

男性に多い生活習慣病ですが、低血圧の若い女性も加齢と共に血圧が高くなっていくので油断しないでくださいね。

2.糖尿病の人は血管障害に注意!高血糖による鼻血

糖尿病は、血糖値をコントロールするホルモン「インスリン」が正常に分泌されなくなるために血糖値が常に高い状態となり、さまざまな合併症を引き起こしてしまう内分泌系の病気です。

厚生労働省が定期的に実施している傷病患者数調査(2016年10月)によると、糖尿病の患者数は約317万人と推計されており、前回2012年よりも約47万人増加していることが分かっています。

さらに血糖値が高く糖尿病を発症する可能性のある「糖尿病予備軍」も大勢いると推測され、もはや糖尿病が日本の国民病になりつつある状態です。

糖尿病が恐ろしいのは、進行するとインスリンを分泌する機能が破壊してしまい一生糖尿病と付き合わなければならなくなる点と、血管障害によって全身にさまざまな合併症が起こりやがて死に至る点です。

すでに高血糖または糖尿病と診断されている人で鼻血が出やすくなった場合は、血糖値の上昇が続いて血管障害が出やすくなっている状態と受け止め、医師の指示のもとに血糖値をしっかりコントロールする必要があります。

症状

糖尿病の人は粘膜の毛細血管が傷つきやすく、頻繁に鼻血が出るようになることがあります。

鼻血は糖尿病の進行による合併症のひとつです。高血糖が続くと毛細血管に障害が起こり、出血しやすくなるのです。これは、糖がなんらかの作用を起こして血管内皮(血管壁の内側)をもろくしてしまうことが原因と考えられています。

糖尿病で鼻血が出る人は、次のような合併症も起こりやすい状態になっているので、注意して全身の症状を観察してください。

  • 歯茎からの出血・歯周炎
  • 動脈硬化
  • 末梢神経の障害(足のしびれ、冷え)
  • 自律神経の障害(立ちくらみ、下痢・便秘など)

ただし鼻血が出た時には、自己判断で原因を糖尿病と決めてしまうのではなく、ほかの症状や検査結果から総合的に判断して鼻血の原因を特定する必要があります。

糖尿病による鼻血かもしれないと思ったら

鼻血の量が多い時は受診している病院で処置を受けてください。また血管障害の症状について担当医に相談し、以降は指示に従って血糖値を適切にコントロールしてください。

ちなみに検診で高血糖を指摘されただけの「糖尿病予備軍」は、まだ自覚症状のないことがほとんどです。

糖尿病を発症すると、血液中の高い糖濃度を薄めるためにやたら喉が渇いて水をたくさん飲むようになります。そのために尿量が増え、尿中にも糖が排出されるようになります。

そのほかに倦怠感や体重の減少などがみられますが、鼻血も含めこのような症状が表に出てくる頃はすでに糖尿病が進行している状態と考えて良いでしょう…ゴクリ

3.出血が止まらなくなる血液のがん「白血病」

白血病は、骨髄でがん化して増殖した造血細胞が血液中にあふれ出て血液の正常な機能を阻害してしまう病気。「血液のがん」とも呼ばれています。

「がん情報サービス」のデータによると、2015年の白血病がん罹患数は全がん患者の約1.4%と予測されています。がんの中ではそれほど多くない病気ですが、小児と青少年の発症率は比較的高くなっているのが特徴です。

白血病は大きく分けて次の4つに分類されており、それぞれ特徴が異なります。

病名 特徴 初期症状
急性骨髄性白血病
  • がん化した造血細胞の増殖
  • 正常な血液細胞の減少
  • 貧血
  • 鼻血
  • 歯茎の出血
  • 倦怠感
  • 微熱
慢性骨髄性白血病
  • がん化した造血細胞の増殖
  • 白血球の増加
ほぼ無症状
(倦怠感・脾臓の腫れ)
急性リンパ性白血病
  • がん化したリンパ球の増殖
  • 正常な血液細胞の減少
  • 免疫力低下(白血球減少)
  • 貧血(赤血球減少)
  • 鼻血・青あざ(血小板減少)
  • 慢性リンパ性白血病
    • がん化したリンパ球の増殖
    • 白血球の増加
    ほぼ無症状
    (倦怠感・リンパの腫れ)

    白血病には急性と慢性があるのですがが、一般的な病気のように急性から慢性化することはありません。

    白血病の場合、急に発症し病状の進行が早いのが急性、病状がゆっくり進行するのが慢性、といった違いで分類されています。

    しかし慢性白血病が悪化すると急性白血病に移行することがあります。

    症状

    白血病を発症すると、鼻血、歯茎の出血、青あざ(皮下出血)が増えます。通常の鼻血は10分以内に止まりますが、白血病の鼻血は一度出るとなかなか止まらなかったり出血量が多くなったりしてしまうのが特徴です。

    白血病を発症するとがん化した造血細胞・リンパ球が骨髄を占領するため、正常な血液細胞(赤血球・白血球・血小板)がスムーズに作られなくなってしまいます。

    出血しやすくなったり出血が止まりにくくなったりしてしまうのは、血小板が不足することで破れた血管を修復する機能が低下しまうためです。鼻の粘膜は傷つきやすいことから、白血病を発症すると頻繁に出血が起こるようになるのです。

    さらに白血病が進行すると血液やリンパ液中のがん細胞が臓器にまで湿潤し、脾臓や肝臓の腫れ、骨痛、頭痛などの全身症状を引き起こすようになります。

    白血病が疑われる場合は

    急性白血病は進行が早く、すぐに治療が必要な病気です。また慢性白血病は進行に数年かかるものの初期に自覚症状が乏しく、気づいた時には既に進行していたということもあります。

    粘膜からの出血が頻繁に起こり風邪のような症状や倦怠感を伴うようになったら、通常の様子とは違うと考えられるようになります。鼻血の原因を早く特定するため、すぐ内科を受診されることをおすすめします。

    かつて白血病は「不治の病」として恐れられてきましたが、早期に発見して化学療法や造血幹細胞移植などの治療を適切に行えば、寛解(がんが縮小すること)し良好な予後を送ることが十分可能になっています。

    4.思春期の男子に多い良性腫瘍「上咽頭線維腫」

    若い男性は鼻血が出やすいのですが、そのほとんどは鼻の粘膜のちょっとした傷によるもので心配いりません。しかしまれに「上咽頭線維腫」という病気が原因となっている場合もあります。

    上咽頭線維腫は、上咽頭(鼻の奥と喉の境目)にできる良性の腫瘍です。「若年性上咽頭繊維腫」「鼻咽腔血管線維腫」とも呼ばれています。

    原因ははっきりしていませんが、思春期に発症しやすいことから性ホルモンが影響しているのではないか、と考えられています。

    腫瘍が成長していくと周辺の器官や脳を圧迫するようになるため、摘出手術が必要になります。

    症状

    上咽頭線維腫の人は、子どもの頃から鼻血がよく出たり片側の鼻が詰まったりすることが多いです。

    腫瘍の進行はゆっくりですが、腫瘍が成長するにつれ鼻血の出る回数が増え出血量も多くなっていきます。

    さらに腫瘍が大きくなっていくと次のような症状が起こるようになります。

    • 両側の鼻が詰まる
    • 耳のふさがった感じ
    • 滲出性中耳炎による難聴
    • 眼球の突出

    腫瘍が頭蓋内進展するほど大きくなると脳が圧迫され、重篤な場合は呼吸障害や意識障害を引き起こすようになります。

    上咽頭線維腫が疑われる場合は

    思春期の男性が鼻血を繰り返すようになったら、通常の鼻血ではない可能性を考え、耳鼻咽喉科を受診してください。まれに悪性腫瘍が見つかることもあります。

    内視鏡、CT、MRIなどで腫瘍の全体像が確認できたら、手術で腫瘍を摘出することになります。

    腫瘍の大きさによって手術の方法は異なりますが、血管が多い場所なので慎重に腫瘍を切除していかなければなりません。

    腫瘍が大きくならないうちに発見したほうが治療しやすくなりますよ。

    5.発見しにくく副鼻腔炎と似ている「鼻腔がん・副鼻腔がん」

    鼻のがん(鼻腔がん・副鼻腔がん)でも鼻血の出ることがあります。鼻腔がんは鼻腔にできるがん、副鼻腔がんは副鼻腔(鼻腔の周辺にあるいくつかの空洞)にできるがんです。

    鼻のがんは化学物質や粉じんを吸い続けた人に多い職業性の病気とも言われ、50~60代の男性に発症しやすくなっています。

    どちらのがんも早期に発見して腫瘍を切除すれば良好な予後が見込める病気なのですが、発見されにくくがんが進行してから発覚することも多くなっています。

    症状

    鼻腔がん・副鼻腔がんは、鼻血のほかに次のような症状を伴います。

    • 鼻水に血や膿が混ざる
    • 鼻が詰まる
    • 鼻の中にただれができる
    • 上の歯が痛くなる
    • 耳の奥が痛くなる
    • 顔の神経がチクチク痛む
    • 頭痛がする
    • 眼球が突出する・物が二重に見える(進行した場合)

    鼻腔がん・副鼻腔がんの症状は副鼻腔炎と似ているのですが、副鼻腔炎は両方の鼻が詰まりやすいのに対し、鼻腔がん・副鼻腔がんは片側の鼻が詰まって痛みを伴いやすいといった違いがあります。

    鼻腔がん・副鼻腔がんが疑われる場合は

    早期の鼻腔がん・副鼻腔がんは自覚症状に気付きにくいのですが、良好な予後のために早期の治療開始がのぞまれるので、鼻血のほかにおかしいと思う症状があれば専門家である耳鼻科を受診してください。

    特に化学物質や粉じんを吸入するような職業についていた人、喫煙している人は、鼻に気になる症状があればすぐに受診して検査を受けたほうが良いでしょう。

    治療法

    MRIや生研などでがんの有無や状態を調べ、がんのできている部位や病期によって治療法を選択します。

    治療法にはがんやリンパ節の摘出手術、内科療法、放射線療法が用いられます。予後は病期、患者の健康状態などによって異なります。

    片方の鼻だけがつまり痛みや出血がある場合は、鼻腔がん・副鼻腔がんを疑いましょう。

    50~60代の男性は特に注意してくださいね。

    6.医薬品による副作用で起こる「血小板減少症」

    薬の服用によって

    • 知らない間に青あざができている
    • 手足に点状の出血が起こる
    • 歯茎からの出血
    • 生理が長引く
    • 血尿や血便が出る

    そして鼻血といった症状が見られる場合、血液の凝固、止血に重要な役割を持つ血小板の数が少なくなってしまう血小板減少症にかかっている可能性があります。

    放置してしまい悪化すると、まれではありますが脳内出血などの危険な症状を起こすこともあり、早期発見が重要です。

    血小板減少症の対策

    担当医や薬剤師に相談してください。原因となっている医薬品が判明できれば、服用の中止や減量により約1週間ほどで血小板の数が正常になります。

    そのために服用している薬の

    • 医薬品名
    • 服用量
    • 服用を開始した日にち

    などを管理し、詳細に担当医や薬剤師に伝えることが大切です。できれば服用している実際の薬を受診時に持参できるといいですね。

    7.原因不明の難病「特発性血小板減少性紫斑病」

    難病に指定されている「特発性血小板減少性紫斑病」は、薬の副作用や他の病気がないにもかかわらず、出血が起こりやすくなる病気です。

    厚生労働省の調査によると毎年約3000人の患者が発見されており、20~40代の女性の発症が多く男性の3倍近くの罹患率なのです。80代以降の高齢者に男女の差はみられないようですが、小児にも起こり得るので鼻血の原因としては知っておきたいひとつの病気ですね。

    この特発性血小板減少性紫斑病の原因は自身の血小板に対して何らかの理由で自己抗体がつくられてしまい、膵臓で血小板が壊されてしまうことにあります。

    しかしなぜ自己抗体が生成されてしまうのかはわかっておらず、原因不明の難病に指定されているのです。

    鼻血だけでなく歯茎や口の粘膜からの出血が見られたり、便や尿に血液が混じったり、月経量が異常に多く止まりにくい、という症状がみられる場合は特発性血小板減少性紫斑病を疑って内科を受診しましょう。

    重症の場合は脳出血もあり得るため、出血の傾向が見られた時点での判断が重要となります。

    あなたは間違えていませんか?鼻血の正しい止め方について

    鼻血が出た時のために、鼻血の正しい止め方を知っておくことも忘れてはいけません。鼻血の止め方を誤解している人は案外と多いようですが、間違っていると鼻血が止まりにくくなってしまうので、正しい方法をおさらいしておきましょう。

    正しい鼻血の止め方

    座って少しうつむいた姿勢で安静にし、親指と人差し指で小鼻のなるべく上のほうからぎゅっとつまみます。5~10分押さえていれば、普通はこれだけで出血が止まります。

    脱脂綿を詰める時は、できるだけ長めにして奥の方までしっかり詰め、キーゼルバッハ部位を圧迫するようにします。さらに小鼻をつまむようにすれば止血効果が高まります。

    寝かせる時は枕や座布団などで頭の位置を高くし、顔は横向きに寝かせます。

    鼻血のほとんどは、鼻腔の入口から1㎝の所にある「キーゼルバッハ部位」で起こる出血です。キーゼルバッハ部位は毛細血管が多いため少し傷ついただけで出血しやすく、鼻血が出た時にはここを圧迫すればすぐ止血させることができます。

    キーゼルバッハ部位の場所

    動脈からの出血が予測される大量の鼻血を出した人がいたら、救急車を呼ぶなどしてすぐに病院へ搬送してください。

    間違った鼻血の対処

    次に挙げるのは間違った対処法です。

    • 鼻血が出た時に後頭部を叩く
    • 上を向く
    • 鼻の入口に脱脂綿を浅く詰める
    • 頭を低くして横になる

    間違った鼻血の対処方法

    鼻血が出た時に後頭部を叩く人が多いのですが、後頭部を叩いても止血効果はありません。また鼻血が出ている時に上を向くと、鼻血が奥に逆流して喉に流れ不快です。

    落ち着いて正しい方法で対処すればたいていの鼻血はすぐ止まります。

    キーゼルバッハ部位を圧迫する時、鼻の上から冷たいおしぼりを当てると血管が収縮して止血効果が高まりますよ。

    鼻血のほとんどは刺激による「心配ない鼻血」

    今回は鼻血が出る怖い病気を紹介しましたが、ほとんどの鼻血は病気に関係なく粘膜のちょっとした傷で起こるものです。

    通常の鼻血は

    • 鼻のかみ過ぎ
    • 鼻のいじり過ぎ

    で起こることが多く、一度できた傷のかさぶたが剥がれる度に出血するので鼻血がくせになることもあります。

    風邪をひいて、または花粉症などで鼻をかみ過ぎて痛い…という経験はないでしょうか?そういった行為がキーゼルバッハ部位を傷つけてしまい、鼻血が頻繁に出る原因となってしまいます。

    特に子供は鼻をすぐ触ってしまいますよね。小さい子供は鼻に多少の違和感を覚えるとすぐに指をブスッと入れてほじってしまいます。

    鼻の違和感というのは基本的に身体の異常や吸い込む外気の汚さを表すサインなのですが、羞恥心を覚えていない小さな子供はこれに敏感に反応し対応、つまりほじほじしてしまいます。

    こうしてキーゼルバッハ部位の粘膜をいたずらに傷つけてしまい、鼻血がでてしまうのです。

    アレルギー性鼻炎と鼻血の関係

    特に鼻血が出やすいのは男の子や若い男性なのですが、子供は鼻をほじることが多く、アレルギー性鼻炎が若い男性に多いことも関係しているようです。

    アレルギー性鼻炎を起こしている鼻は粘膜が傷つきやすい状態で、さらにアレルギー性鼻炎の症状により鼻がむず痒くなりかいてしまう、またくしゃみが出る衝撃での出血、そして何度も鼻をかむことにより鼻血が出てしまう、ということになります。

    単純にアレルギー性鼻炎にかかると鼻の粘膜が弱っている状態になってしまうと考えると、鼻血が出やすいのも自然に理解できますね。

    ホルモンの乱れにより女性に多く起こる鼻血

    また女性はホルモンバランスの影響で鼻血が出ることもあります。

    無月経や、経血が少ないまま生理を終えてしまうといった月経障害により、「代償月経」と呼ばれる鼻血がでることがあります。鼻血の他に、歯茎や腸などからの出血もみられる場合があります。

    • 女性ホルモンであるエストロゲンの減少
    • ストレス
    • 喫煙や飲酒
    • 無理なダイエット

    による女性ホルモンのバランスの乱れが原因で、中には妊娠初期、産後の生理時にも起こる場合もあります。

    生理のたびに出血があるという場合には婦人科などの専門家を受診しましょう。ホルモン療法や漢方での治療が受けられます。

    女性ホルモンの乱れによる出血を放置していると、不妊の原因になったり子宮内膜症の前兆を見逃してしまったりとしてしまうので、できるだけ早期に専門家にかかっていただきたいと思います。

    今回紹介した病気は早期発見がポイントです。病気による鼻血は特徴があったりほかの症状を伴ったりすることが多いので、よく観察して通常の鼻血との違いを見分けていただきたいと思います。

    • 鼻血が以前よりもよく出るようになった人
    • 鼻血の出血量が多くなってきた人

    は「どうやら鼻血が出やすい体質らしい」と安易に考えるのではなく、耳鼻科で検査を受けて鼻血の原因を特定することをおすすめしますよ。

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