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ヨーグルトを食べて今日から予防!ノロウイルスは怖くない

冬場に猛威を振るうノロウイルス。その感染力は、感染者が用を足した後に触れたドアノブからでも感染すると言われているくらい強力です。そんなノロウイルス予防のため、手洗いやうがいは必須ですが、ヨーグルトに含まれるラクトフェリンという成分にも、ノロウイルス予防の効果があることが分かってきました。

ノロウイルスとは

近年よく聞くようになってきたノロウイルスによる食中毒。これは、細菌性の食中毒とは少し違います。ノロウイルスとはその名前の通り、ウイルスです。細菌はおよそ1μm(1mmの1/1000)ほどの大きさであるのに対して、ノロウイルスは0.03μmという、非常に小さい存在です。

通年で感染が確認されていますが、特に冬場は爆発的にその発生件数、患者数を増やします。原因は主にカキなどの二枚貝だと言われており、それらを摂取した人の小腸粘膜でウイルスが増殖することによって腹痛、下痢、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。また、感染した人から他の人への二次感染により、集団感染に繋がります。

感染が成立したとしても免疫機能が正常に働いていれば、発症しないことや、軽い症状で済む場合もあります。しかし、小児や高齢者の場合は悪化して死亡する(高齢者の場合は吐しゃ物を詰まらせることによる窒息なども含めた)ケースがあり、きちんとした予防対策が必要です。

母乳にも含まれるラクトフェリン

ラクトフェリンは哺乳類の母乳中などに含まれるタンパク質です。糖とタンパク質が結合した、糖タンパクという成分です。ヒトの母乳にも多く含まれており、特に初乳にはラクトフェリンの割合が多いのが特徴です。

これは、ラクトフェリンの抗菌作用を新生児に与えるためだと言われています。ラクトフェリンは鉄と結合する性質があります。そのため、鉄を身体に吸収しやすくしてくれるのですが、効果はそれだけにとどまりません。

細菌の中には鉄を必要とするものがあります。増殖するために必要な鉄をラクトフェリンが吸着することで、それらの細菌の増殖を抑えることができるのです。

ラクトフェリンとノロウイルス

しかし、ノロウイルスは細菌ではありません。従って、鉄と結合する作用とノロウイルスの予防には関係がありません。ラクトフェリンは他の作用によって、ヒトの身体をノロウイルスから守ってくれるのです。

その作用の1つが、小腸の細胞の表面に存在してウイルスの侵入を防ぐという作用です。食べ物に付着していたノロウイルスは腸までたどり着き、細胞に侵入しようとしますが、ラクトフェリンはそれをブロックする働きがあるのです。

さらにもう1つの作用として、ラクトフェリンがラクトフェリシンという物質に変わり、ノロウイルスに直接結合することで、細胞への侵入を不可能にします。近年、ラクトフェリンが多く含まれているヨーグルトなどが販売されています。

これらを食べることで、ラクトフェリンによるノロウイルスの予防効果が期待される他、善玉菌による整腸作用が期待できます。腸は免疫を司る大事な器官です。善玉菌で免疫力を整えつつ、ラクトフェリンを摂取して、ノロウイルスを予防しましょう。

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