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近視を放置しないで!強度の近視が起こす合併症を防ぐには

近視の人が増えてきていますね。パソコンやスマートフォンの画面を1日中見ているような生活は、目を酷使し近視の原因につながってしまいます。ところで、手元もぼやけるほど強度の近視となると、物を見るのに不便なだけでなく、眼病の合併症を起こす可能性も高いことはご存知でしょうか。今回は強度近視が引き起こす、合併症と対策について説明したいと思います。

強度近視とは

強度近視とは、通常の近視とは異なる0.01くらいの非常に強度な近視です。通常の近視は、近くを長時間見続けるために水晶体のピントを調整する毛様筋が凝り固まって起こります。一方、強度近視は眼球の長さ(眼軸)が通常の人よりも非常に長いために、ピントを合わせることができなくなって起こる近視です。

強度近視になると、眼球が伸びて変形する際に周囲に刺激を与えてしまうため、目の合併症が起こりやすくなります。若いうちから強度視力の人や急に視力が低下した人は、今後の合併症に注意しなければなりません。

強度近視の合併症を防ぐには

強度近視の主な原因は遺伝ですが、近視の進行には環境も関係しています。目に負担をかけると眼軸が伸びやすくなってしまうので、目を酷使しないように気をつける必要があります。近くを長時間凝視する作業は、目の機能に大きな負担を与えるので良くありません。

作業中は30分に1回程度の休憩を入れて目を休ませるようにしましょう。その際にはストレッチをしたり目を温めるなどして、目の血行を促進させ、疲労を取り除くとより効果的です。また屋外で活動する時間を増やし、なるべく遠くを見るようにすることも、強度近視の進行を予防します。

ちなみに眼軸が長くなっていても症状で自覚することはできません。ほかの用件で眼科を受診した際に、検査で偶然、強度近視が発覚する人もいます。近視の人は時々眼科で検査を受け、目に異常が起きていないか確認することをおすすめします。

そして強度近視が確認されている人は、少なくとも年に一度は眼科で定期検査を受け、合併症の早期発見に努めるようにしましょう。眼軸の形は元に戻りませんが、目薬で近視の進行をある程度抑えることもできます。

アトロピンは強度近視の治療に効果が期待されている目薬です。また、物の見え方が変わってきたり、飛蚊症(目の前に虫のようなものがちらついて見える現象)が起こった場合には、合併症が起こっている可能性も考えられるので、すぐに受診するようにしてください。

強度近視が起こす合併症とは

強度近視が起こす合併症は、このようにたくさん存在しています。

「近視性視神経障害」

眼軸と一緒に視神経も引っ張られて、視力障害が起こります。若いうちから進行しやすい病気です。

「網膜剥離」

近視の人に多い病気です。網膜が眼軸と一緒に引っ張られて薄くなり、裂孔が起こってそこから剥離が起こります。

「核白内障」

水晶体の核が白濁してしまう病気です。若いうちから起こりやすい病気です。

「黄斑変性」

網膜の一部「黄斑」に浮腫や出血が起こる状態です。物がゆがんで見えたり視野が欠けて見えるようになってしまい、進行すると重い視力障害を起こします。

「近視性網膜脈絡膜萎縮」

引き伸ばされて薄くなっている網膜や脈絡膜が委縮していく病気です。視力障害が進行し、メガネなどの矯正はできません。黄斑変性や網膜剥離の原因になることも。

「緑内障」

強度近視によって視神経の血流が悪くなり発症するとされています。通常の緑内障は40代から増える病気ですが、強度近視の人は特に若いうちから発症しやすいので、定期検査で早期発見することが望ましいです。

日本人には強度近視の割合が多く、今後も増えていく可能性があると言われています。合併症を引き起こすと最悪の場合は失明に至る場合もあります。目を酷使することの多い現代人は、目が健康なうちから意識して、強度近視や合併症を防ぐようにしたいですね。

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