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【こむら返りに注意警報】もしかすると心筋梗塞や脳梗塞の前兆

「こむら返り」って殆どの人が経験ありますよね。私もよく寝ている時になります。何でも成人の約3割の人が、月に一回以上起こしているそうです。このことからも、ごく身近な症状であることが分かります。

こむら返りはかなり痛いですが、放置しておけばすぐに治るので、特に気にしていない人がほとんどだと思います。しかし、このこむら返り、時には生死に関わる病の前兆の場合もあるのです。

こむら返りはなぜ起こる

こむら返りの「こむら(腓)」とは「ふくらはぎ」のことを指しています。つまりふくらはぎの筋肉が、痙攣している状態をこむら返りというわけです。俗に言う「足がつる」という現象も同じことを指します。

こむら返りは、ふくらはぎの筋肉の一部が、突然自分の意思に反して収縮し続けるわけですが、一体なぜこのような現象が起きるのでしょう。まず、こむら返りを起こしやすい体の状態や、環境があります。

これは冷えている時、激しい運動の後、脱水状態にある時等です。このように足にとって過酷な状態である時に筋肉の収縮が起こると、こむら返りになります。実際にこのような悪環境を再現して、こむら返りをわざと発生させることも可能です。

こむら返りの発症メカニズム

こむら返りには、アキレス腱が深く関係しています。ふくらはぎの筋肉が収縮しようとする時に、アキレス腱の中の腱紡錘という受容器が反応して、アキレス腱が伸びる仕組みになっています。

通常はこの腱紡錘が働き、必要以上に筋肉が収縮しないように機能するのですが、こむら返りの時は、この機能がうまく働かなくなり、収縮が止まらない状態、いわゆる「足がつる」ことになるのです。

こんな時にこむら返りは起こりやすい

また、どんな時にこむら返りが起きるかという2,000人のアンケート調査では、以下のような結果になりました。

【こむら返りが起きる時の状態ベスト5】
第1位 寝ている時
第2位 運動している時(マラソンやエアロビクスなど)
第3位 妊娠中
第4位 冷えている時
第5位 疲労している時

運動中よりも睡眠中の方が起きやすいのは不思議ですが、実は寝ている時は脚を伸ばしているために、常時ふくらはぎの筋肉が収縮している状態が続くため、腱紡錘の誤動作が起きやすいのだそうです。

恐ろしい病気が潜む危険なこむら返りとは

こむら返りには、冷えや疲労などが要因になって発生する一般的なこむら返りと、生死に関わる危険な病気が潜む危険なこむら返りがあります。ふくらはぎの筋肉の収縮と腱紡錘の誤作動という基本的な仕組みは同じですが、その誤作動を起こす原因が全く異なるのです。

そして危険なこむら返りを引き起こしている隠れた病気が、ズバリ「閉塞性動脈硬化症」という病気です。閉塞性動脈硬化症の患者は、現在日本に700万人もいるそうです。ものすごい数ですね。しかも中高年にいたっては10人に1人の割合だそうです。

この閉塞性動脈硬化症は、下腹部の奥の方で両脚に分かれている太い血管が動脈硬化を起こし、血栓が詰まることによって血流が悪くなり、下肢に血液が流れて行きにくくなる症状で、最悪の場合は足を切断することになります。

閉塞性動脈硬化症は恐ろしい心筋梗塞や脳梗塞の前兆

閉塞性動脈硬化症は、下肢の局所的な動脈硬化にすぎないと軽く思われる方もいると思いますが、実はすでに全身に動脈硬化が発生している可能性が高く、いつ心筋梗塞や脳梗塞が起きても不思議ではない状態なのです。

いわば、閉塞性動脈硬化症は心筋梗塞や脳梗塞の前兆と言ってもいいでしょう。その証拠に、閉塞性動脈硬化症の5年間の死亡率は44%にも達しています。閉塞性動脈硬化症をいかに早期発見し、早期治療するかが、この怖い合併症を未然に防ぐ鍵となるでしょう。

普通のこむら返りと危険なこむら返りの見分け方

閉塞性動脈硬化症によるこむら返りの特徴としては、片方の足がつること、また基本的に下肢の血流が悪いので、足が冷たくなっていたり、内股やくるぶしなどで脈をとると弱かったり、ということがあります。

もうひとつよくある現象として、100mくらい歩いて足がつった場合でも、少し休んだりすると治ることがあることです。実は、もっと簡単にしかも確実に見分ける方法がありますので紹介しますね。

①まず、仰向けに寝ます。
②次に両足を斜め45度に上げます。
③そのままの状態で、足首を曲げたり伸ばしたりを繰り返します。
④③の後、どちらかの足が蒼白になれば、その足の方が動脈硬化の疑いがあります。

これは簡単にできるので、怪しいと思ったら是非試してみてくださいね。

閉塞性動脈硬化症を手術なしで治す画期的な方法

閉塞性動脈硬化症は、血流を改善するためのバイパス手術をするのが今までは一般的ですが、最近は手術なしでも治せる画期的な方法がありますので、下記に紹介しますね。すごく簡単な方法なのですが、大きな効果が期待できます。

①1分間歩きます。
②3分間休憩します。
③①~②を10回行います。
④①~③を週3回実施します

この歩き方で1日30分、週3回の運動になります。ただし、全体の75%は休憩になるので、普通の歩け歩けよりは、ずっと楽にできるはずです。閉塞性動脈硬化症の人がこの方法で運動すると、何と80から90%の人に新しい血管ができ始めて、症状が改善するということです。

しかし、重篤な患者さんの場合はバイパス手術が適用されることがあるようです。危険なこむらがえりは、早期に発見して治療することで、自分の命を守ることができるのです。特にこむら返りの症状が慢性的に続く場合は、迷わず病院に行くようにしてくださいね。

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