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えっ、梅雨には皮膚にもカビが増殖?癜風の予防法と治療法について

梅雨に入ると住まいのカビが気になり始めますよね。住まいのカビは見た目にも不快で体のためにも良くないのでしっかりカビ対策をしましょう。

実は梅雨に入ると皮膚に増殖するカビもあるのです。住まいのカビとはまた別のものです。皮膚に増殖するカビとは一体どのような特徴があるのでしょうか。

皮膚に繁殖する癜風菌

梅雨から夏の高温多湿の時期になると皮膚に増殖しやすいのは癜風(でんぷう)菌というカビ(真菌)です。マラセチアとも呼ばれます。

癜風菌は皮膚の常在菌で決して珍しい菌ではありません。「カビがいるなんて汚い」と思われるかもしれませんが、普段はおとなしく体に害を与えない菌です。成人のほぼ100%に存在しているといわれます。

ただし皮膚に癜風菌の好む条件がそろうと異常に増殖を始め、「癜風」とよばれる皮膚炎を起こすようになってしまうのです。

癜風の症状

俗に言う「白なまず」「黒なまず」が癜風にあたります。癜風菌に感染するとその部分の色素に異常が起こるために皮膚が白くなったり黒くなったりするのです。

白色癜風(白なまず)…色素が抜けて白斑ができる。日の当たるところにできやすい。
黒色癜風(黒なまず)…色素が沈着して黒ずむ。日に当たらないところにできやすい。

顔、胸、お腹、上腕、脇、背中などに5~20mm程度のしみのような斑点がたくさん生じてまだら状に見えるようになります。斑点の皮膚はざらざらしていてこすると細かいフケのような粉が出るのが特徴です。

外見以外の自覚症状は少なく、少しかゆみを感じる場合がある程度です。

癜風菌が増殖する原因

癜風菌は汗をたくさんかく時に増殖しやすくなります。また脂も好むので、汗や脂の分泌が多い場所に癜風が生じやすくなります。

どちらかというと汗をよくかく男性に発症しやすいとされています。また汗をよくかく人でも癜風ができやすい人とそうでない人がいますが、体質的なものもありはっきりした原因はわかっていません。

癜風の予防と治療

梅雨から夏にかけての汗と皮脂の分泌量が増える時期は皮膚を清潔にして癜風菌が増え過ぎないようにします。汗をよくかく人は汗をかいたらこまめにシャワーを浴びるなど、皮膚に汗が付いたままの状態にならないように気をつけます。入浴時には石けんで体をよく洗います。

衣類は通気性が良いものを選びます。常に皮膚を清潔に保つためにこまめに着替えるのが良いでしょう。

癜風の症状がみられたら皮膚科で治療を受けます。抗真菌薬をしばらく塗り続けたり内服薬を使えば治る病気です。ただし色素の沈着や脱色した皮膚の跡自体は抗真菌薬では治せず、有効な治療薬はないことから跡が残りやすい場合もあります。

また常在する菌なので癜風にかかった人は再発を繰り返す可能性があるので、梅雨から夏にかけては特に皮膚を清潔に保つ心がけが必要になります。

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