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目の奥に激しい痛みを伴う頭痛に襲われた!頭痛の正体と改善法

頭痛が頻発して起こる人のことを、“頭痛持ち”などと表現することがあります。そして、日本の国内にはその頭痛持ちと考えられる人が3,000万人もいるというデータがあったりするのです。この数字に、頭痛の経験者を加えると、すべての日本人が含まれてしまうかもしれませんね。

そんな頭痛なのですが、その症状は一様ではありません。色々な種類があるのです。その症状の一つに、目の奥に激しい痛みを伴う頭痛に襲われることがあります。さて、この頭痛の正体は一体何なのでしょうか?ここでは、目の奥に激しい痛みを伴う頭痛の正体と、その症状を改善する方法について、取り上げてみたいと思います。

群発頭痛と呼ばれる頭痛

偏頭痛といいますと、その患者数の多いことから、どのような頭痛なのかご存知の方も多いかと思います。それでは、群発頭痛というのは皆さんご存知でしょうか?群発頭痛は、他の病気を含めても、痛みの度合が上位に位置すると言われるほど、激しい痛みを伴う頭痛なんですね。

耐えられないほど辛い痛みと表現する方もいらっしゃいます。その痛みが、目の奥に強く、そして激しく襲ってくることがあるのです。目の奥に激しい痛みを伴う頭痛の正体は、群発頭痛と呼ばれる頭痛なのです。

群発頭痛の症状と特徴

群発頭痛には、他の種類の頭痛にはない症状があります。それは、先程も触れております通り、目の奥に激しい痛みが現れること、また目の奥だけではなく結膜の充血や、痛みが側頭部全体にまで及ぶこともあります。

さらには、まぶたのむくみ、瞳孔が小さくなる、鼻水が出る、顔が赤くなるなどの症状が出ることもあるのです。群発頭痛の特徴としましては、ある季節、突然襲ってくるというものがあります。この頭痛をユニークなものにしているのは、その頭痛が起きる期間にあります。一度襲ってきた群発頭痛は、ある一定の期間において毎日頭痛、という症状が出てくるのです。

一定期間、毎日耐えられないほどの激しい頭痛に襲われるなどという症状は、たまったものではありませんよね。ところで、年の単位で定期的に起きる頭痛というのは、とても珍しい病気でありまして、偏頭痛とは異なり、非常に認知度の低い頭痛でもあります。

群発頭痛はどのくらいの期間続くんですか?

とある季節に突然襲ってくる、激しい痛みを伴う群発頭痛は、大体のところ、2週間から2ヶ月程度の間、毎日症状が現れます。そしてこの期間が過ぎますと、まるで嵐が去った後のように、何事もなかったかの如く、痛みという症状は消え去ります。

ところが、この頭痛の厄介なところは、嵐が過ぎ去った後、何ヶ月、あるいは何年か経過した後に定期的に襲ってくることなんですね。群発頭痛は、頭痛の中でも最も辛いものの一つと言ってもよいでしょう。

どのような人が発症するのですか?

偏頭痛は、その原因にホルモンバランスが絡んでいることから、女性に多いと言われております。それに対して群発頭痛は、男性患者が圧倒的に多いのであります。また、群発頭痛には好発年齢がありまして、20歳から40歳代の人に多い頭痛なのです。要するに群発頭痛は、20歳から40歳代の男性が発症しやすい病気ということになります。

なぜ群発頭痛に襲われるのですか?

人間の目の奥には、脳に栄養を送り込んでいる内頚動脈と呼ばれる太い血管が通っております。この血管が何らかの原因によって拡張することで、周囲の神経を刺激して、群発頭痛が引き起こされると考えられおります。

この時に、目の奥の神経も刺激されることになりますから、目の奥に激しい痛みという症状となって現れてしまうわけですね。ただし、残念なことに内頚動脈がなぜ拡張するのかというところまで、解明されているわけではありません。

群発頭痛の症状を改善する方法

内頚動脈が拡張することで引き起こされる群発頭痛は、耐えられないほどの激しい痛みを伴うものだと言われております。少ない女性患者さんの中には、出産の痛みよりも激しいとコメントしている方もいらっしゃいます。例え一時しのぎであっても、即効性のある方法が求められているはずです。

酸素吸入で治まる群発頭痛

群発頭痛は、内頚動脈が拡張することで襲ってくるわけですから、この血管を収縮させることで群発頭痛の症状もまた、治まるはずです。血管を収縮させる即効性のある方法とは、酸素吸入を行うことです。

しかしながら、内頚動脈を収縮させることのできる酸素吸入ということになりますと、市販されている酸素では効果を期待することはできません。医療用の純酸素を使わなければ、量的に役に立たないんですね。

ということは、事前に病院で診察を受けて、家庭用や携帯用の酸素ボンベを準備しておく必要があります。もちろん、設備の整っている病院に行けば、純酸素での吸入を行ってくれるはずです。

酸素吸入の問題点

群発頭痛に襲われた時、酸素吸入をすることが最も即効性のある方法なのですが、実はいくつかの問題点があります。それは、吸入のタイミングについてなのですが、酸素吸入は、症状が現れた早い段階でないと、効果に個人差が出てしまうということなのです。

要するに酸素吸入のタイミングが遅れると効果のない人もいるということです。また、純度100%の酸素を10分から15分吸い続ける必要がありますので、市販されている酸素スプレーでは、量的に不足してしまいます。

ということで、市販のスプレーを何本も用意しておくか、医療用の酸素ボンベをレンタルしなければなりません。そして、ここが一番の問題なのですが、医療用の酸素ボンベをレンタルしたとしても、保険の対象とならないのであります。

保険の効かない酸素ボンベをレンタルするということは、経済的な負担はかなり大きなものとなってしまいます。一般的な経済状況で暮らす人たちにとっては、この治療方法はあまり現実的とは言えないかもしれませんね。

群発頭痛の痛みを抑える薬物療法

経済的な負担を考えた場合、群発頭痛の痛みを抑えるための治療方法として現実的なのは、薬物療法と言えるでしょう。そもそも、群発頭痛の特徴には、毎日、ほぼ決まった時間帯に症状が現れるというものがあります。

また多くの場合、なぜか明け方の時間帯に起きます。この症状が現れるタイミングを狙って薬を服用することで、痛みを抑えてしまうのです。群発頭痛は痛みが激しいため、症状が現れてから服用しても、あまり効果を得ることができません。

症状の現れる1時間程度前に服するようにしましょう。処方される薬の種類としましては、クリアミンAあるいはカフェルゴットと呼ばれる、エルゴタミン系の解熱鎮痛消炎剤があります。また、スマトリプタンと呼ばれるトリプタン系製剤を、15分以内に皮下注射するという方法もあります。

しかし、痛みが出始めてから15分で病院に行くことができる人が、そうそういるはずもありませんから、現実的な方法とは言えません。ということで、この薬を点鼻薬として処方してもらうことで、持ち歩きが可能となります。

スマトリプタンを点鼻薬として使った場合、皮下注射ほどの効果を期待することはできませんが、それでも薬の使用後15分程度で、大幅な症状の改善が見られるはずです。群発頭痛を抑えるための最も現実的な方法は、クリアミンAかカフェルゴットの服用、あるいはスマトリプタンを点鼻薬として使うことです。

市販の頭痛薬は効きますか?

群発頭痛というのは、何度も申し上げている通り、大変な痛みを伴うわけであります。そんな激痛に対して市販されている頭痛薬や痛み止めの薬では、ほとんど歯がたたないと考えるべきです。

群発頭痛になってしまった場合、速やかに病院に行って、専門医の診察を受けるようにしましょう。群発頭痛には、市販薬や民間療法が付け入る余地は、ほとんどありません。

群発頭痛にツボマッサージは効きますか?

頭痛の症状はツボを刺激することで改善できることを、ご存じの方はたくさんいらっしゃるかと思います。それでは、群発頭痛に対してツボ押しのマッサージは効果があるのでしょうか?経験された方のお話では、多少ではありますが、効果があったとおっしゃっています。

具体的なツボとしましては、頭の頭頂部にある“百会(ひゃくえ)”と呼ばれるツボと、こめかみにある“太陽”と呼ばれるツボ、そして、こめかみの5センチ上方にある“頭維(ずい)”と呼ばれるツボになります。気休め程度になってしまうかもしれませんが、やらないよりはやったほうがよいのではないでしょうか?

予防すべき群発頭痛

一般的には、あまり知られることがありませんし、原因不明とも言われる群発頭痛ですが、この病気を発症しますと、酷い頭痛に襲われて大変な苦しみが続くことになります。したがいまして、この頭痛は間違いなく予防すべきものなのです。それでは、群発頭痛を予防する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

予防薬を使って群発頭痛を抑える

群発頭痛を予防する方法として、最も一般的なのは病院に行って予防薬を処方してもらうことです。前述した通り群発頭痛は、ほぼ決まった時間に襲ってきますので、襲い来る発作の1時間から2時間程度前に予防薬を服用することです。

ただ、そのためには発作の時間を把握しておく必要があります。発作の状況をしっかりとメモしておきましょう。もちろん、主治医や薬剤師から時間帯についての指導がある場合は、それに従ってくださいね。

また発作に襲われそうになった時、深呼吸をすることで多少ではありますが、症状の軽減が見られたという経験者の意見もあります。

群発頭痛予防のために生活習慣を改善しましょう

日常生活の中には、群発頭痛を誘発するような生活習慣がいくつかあります。群発頭痛を予防するためには、その誘発すると考えられる因子は排除すべきです。それでは、生活習慣のどのような行為が群発頭痛を招いてしまうのでしょうか?

【群発頭痛を誘発する行為】

  • 飲酒
  • 喫煙
  • 昼寝
  • 湯温の高いお風呂での長湯

原因が解明されていない群発頭痛ですが、それでも飲酒は最も誘発する大きな要因と考えられております。また、それこそ“百害あって一利なし”と言われる喫煙行為も問題視されています。

群発頭痛に限らず、頭痛を誘発すると考えられているのが“お昼寝”です。さらに言えば、熱いお風呂に長時間入っているという行為は、明らかに脳の中の血管を拡張することになりますので止めておきましょう。

群発頭痛の名医がいます

群発頭痛対策は、何よりも予防することです。そのためには、予防薬を服用しながらも、考えられる誘発因子を一つ一つ排除していくことが大切なのであります。しかしながら、現実には生活習慣を改善しても、一向に良くならない方たちがいます。

また、予防薬の使用も全てを解決してくれるわけでもなく、発作を起こして理不尽な痛みに苦しめられている方たちもいらっしゃるのです。そんなどうしようもない時、やはり日本の名医と言われるドクターに診察してもらいたいと考えることは、当たり前のことだと思います。群発頭痛治療における、名医と呼ばれるドクターを下記にご紹介しておきますね。

群発頭痛の名医である鈴木則宏ドクター

慶応義塾大学病院には、専門の頭痛外来がありまして、この病院の神経内科には、群発頭痛の名医と知られている医学博士の鈴木則宏ドクターがいらっしゃるんですね。もし、群発頭痛で、どうしようもない状態に陥っているのであれば、鈴木則宏ドクターに診てもらうことで解決できるかもしれません。受診を希望するのであれば、神経内科の予約を取りましょう。

慶応義塾大学病院
住所:東京都新宿区信濃町35
電話:03-3353-1211(代表)
外来予約センター:03-3353-1257
キャラクター紹介
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