TOP > > 前立腺肥大は市販薬に要注意!風邪薬でオシッコが出なくなる

前立腺肥大は市販薬に要注意!風邪薬でオシッコが出なくなる

歳を重ねるにつれて、男性は前立腺が肥大してオシッコが出にくくなります。前立腺肥大は30代から始まり、60歳で50%、70歳で70%、85歳以上では90%の男性に見られます。中高年男性にとってはなりやすい病気ですが、症状によっては様子を見ていくだけで、特に治療をしなくても大丈夫ということも多い病気です。

ただ、前立腺肥大のある方が、なんとなく風邪気味だからと適当に市販の風邪薬を飲んでしまうのは、とても危険なんです。他にも鼻炎薬や睡眠薬や車の酔い止めなど、いろいろな薬に注意しなくてはいけないんです。

前立腺肥大症はなぜ起きる?

前立腺とは男性だけに存在する臓器で、膀胱の下に尿道を取り巻くように存在しています。前立腺液は精液の成分の一部で、精子の活動を助けているとされます。ただ前立腺の詳しい働きについては、まだ分かっていない部分も多くあります。

歳とともに前立腺が肥大してしまう原因についても、はっきりとは分かっていません。欧米人に比べ東洋人のほうが発症率が低いこと、昔の日本人は肥大ではなく萎縮するケースのほうが多かったことなどから、動物性脂肪やタンパク質の過剰摂取も、原因のひとつではないかと考えられています。

前立腺が肥大すると尿道が圧迫されてしまい、そのためにオシッコが出にくくなってしまいます。これが前立腺肥大症です。また前立腺や膀胱の筋肉が異常に収縮するために、オシッコが近くなったり我慢ができないということもあります。

前立腺肥大症の症状はオシッコの回数が多くなる、急にしたくなって慌ててトイレに行く、残尿感がある、トイレにいってもなかなか出ない、勢いがなくて時間がかかるなどがあります。

オシッコが出なくなる薬とは?

気をつけていただきたいのは、一般的によく飲まれている薬であっても、前立腺肥大ぎみの方が飲むとオシッコが全く出なくなる薬があることです。これは「抗コリン作用のある薬」が原因です。聞き慣れない言葉ですが、「抗コリン作用のある薬」とは珍しいものではありません。

風邪や花粉症の時の鼻水、くしゃみと抑える薬などとしてよく使われているものです。乗り物酔いの薬や市販の睡眠薬にも使われています。薬としては必要な効きめがあるためによく使われるのですが、副作用もいろいろとあります。

眠気が出たり、口が渇いたり、便秘をしやすくなったりするのです。風邪薬を飲んで、このような副作用が出てしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか。そして他にも、膀胱の筋肉に影響を与えてしまいます。

そのために前立腺肥大の方は、いつも以上にオシッコが出にくい、場合によっては全く出ないということも起きてしまうのです。前立腺肥大症の方、もしくは前立腺肥大症と診断は受けていないが、最近トイレが近くてオシッコの出が悪いなどという方は「抗コリン作用のある薬」には注意してください。

前立腺肥大の方が注意すべき薬

具体的に、前立腺肥大のある方が注意しなくてはいけない成分は以下のようなものです。

  • クロルフェニラミンマレイン酸塩
  • ジフェンヒドラミン
  • プロメタジンメチレンジサリチル酸塩
  • ロートエキス
  • ブチルスコポラミンなど

(他にもたくさんあります)

「抗コリン作用のある薬」は、総合感冒薬、鼻炎薬、睡眠薬、酔い止め、下痢止め、胃腸薬など、様々な医薬品に配合されています。ただしこれらの成分が入っていない医薬品もあるので、薬剤師などに相談してから買うようにしてください。

家族が飲んでよく効いた薬があるからと、軽い気持ちで飲んでしまわないでください。市販薬でも病院でもらった薬でも、同じように注意が必要です。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る