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消毒薬の種類を良く知って、適材適所で最大の効果をゲットしよう

ドラッグストアに消毒薬を買いに行くと、種類の違う消毒薬が沢山、陳列してあるので、どれを買えばいいのか迷ってしまいます。売れ筋の消毒薬から赤ちゃんの哺乳瓶の洗浄に適した消毒薬の説明をします。

過酸化水素(オキシドールなど)

血液や細菌などに触れると、分解されて酸素を発生させ、殺菌効果を現します。殺菌効果はそれほど強くありませんが、出てきた泡で傷口を洗浄する効果があります。洗い流しにくい細かい汚れや傷口の消毒に適しています。原液のままか、2~3倍に薄めた液をガーゼ、又は脱脂綿に浸して傷口を洗います。

この消毒薬は長期間、広範囲に使用しないでください。万が一、目に入った時はすぐに水でよく洗い流します。保存中に瓶内の圧力が高くなることがあるので、キャップを開ける時は瓶口を顔に向けないようにして開けます。

アクリノール(リバガーゼなど)

殺菌力はあまり強くないですが、低刺激性で、しかもそこに血液などが存在していても効果は弱まりません。液剤の他にガーゼ、救急絆創膏、軟膏などがあります。切り傷や擦り傷、化膿部分の消毒には0.05~0.2%水溶液を塗布するか、ガーゼで拭き取ります。

この消毒薬の安全性はとても高いのですが、まれに、発疹、蕁麻疹などの過敏症状が出ることがあるので、このような症状が出た時は、すぐに使用を止めます。衣類等に付くと、黄色に着色してしまい、落ちにくいので注意が必要です。

ポピドンヨード(イソジンSなど)

色んな細菌に強力な抗菌作用があり、結核菌に対しても有効です。皮膚、粘膜に対しては低刺激性なので傷口、粘膜、口腔内の消毒に適しています。

使用方法;切り傷、火傷等の殺菌消毒、とびひ、おできなどの感染皮膚面の消毒に1日数回塗ります。口腔内消毒にはうがい用(7%液)の製剤を15~30倍に薄めて、1日数回、うがいをします。

この消毒薬は発疹、蕁麻疹など過敏症が出ることがあるので、このような症状が出たら、すぐに中止します。皮膚、粘膜が褐色に着色します。石鹸と一緒に使うと、殺菌力が低下します。

10%塩化ベンザルコニウム(オスバンSなど)

皮膚への刺激性が少なく、殺菌力も長時間、持続するので、手指、傷口の消毒に適しています。金属に対する影響もほとんどないので、食器の消毒にも便利です。

使用方法;手指の消毒の場合はまず石鹸で十分洗浄し、石鹸分をしっかりと洗い落とした後、手指についた水分をペーパータオルでふき取ります。水で100~200倍に薄めた(塩化ベンザルコニウム0.05~0.1%溶液)を指の先から手首までしっかりと刷り込みます。

傷口の消毒の場合は0.01~0.025%溶液で患部を洗うか、脱脂綿又はガーゼに浸して患部に軽く塗ります。

この消毒薬は石鹸と一緒に使用すると、殺菌力は低下します。又、吸着されてしまうので、布巾などの布地の消毒には向きません。薄めてしまったものは徐々に効力が落ちるので必要量だけ薄めます。

傷口には使わない方がいい消毒薬

消毒用エタノールは優れた殺菌効果はあるものの、皮膚への刺激作用が強力なので損傷部位の皮膚には使えません。次亜塩素酸ナトリウム(ミルトンなど)も殺菌効果は強力でウイルスにも有効ですが、濃度が濃いものは刺激性が強いので、原則として傷口の消毒に使いません。

傷には必ずしも消毒薬が必要?

治りにくい傷を何度も消毒することのデメリットがあります。正常な皮膚の消毒は皮膚の防御機能により、あまり問題はありませんが、損傷した皮膚は外部の刺激に過敏になっています。消毒薬を何度も使用すると、皮膚の細胞がさらに損傷を受け、治癒力が弱まり、傷の治りを遅らせてしまうことがあります。

傷には洗浄が最も重要です。洗っただけでは不十分という時だけ、先述した消毒薬を使いましょう。

哺乳瓶の消毒

哺乳瓶の消毒には次亜塩素酸ナトリウムが成分のミルトンが有名です。お湯や水だけで洗うと、赤ちゃんが感染しやすい菌が哺乳瓶に残存してしまうことがよくあります。赤ちゃんが自分で免疫力をつけることができるようになるのは、満1歳でやっと、大人の免疫レベルの半分と言われています。

哺乳瓶の消毒は生後6か月まででいいとかという説もありますが、満1歳までは哺乳瓶の消毒は念入りに行うようにと指導する専門家が多いです。

消毒液から出した哺乳瓶は濯がなくてもいい?

基本的には濯がなくても大丈夫です。哺乳瓶のなかにミルトンなどの成分、次亜塩素酸ナトリウムが残っていても、ミルクの中の蛋白質と反応して無害な塩に変化するので、赤ちゃんの害になるような心配はありません。

塩素臭が気になれば、消毒液から出した後、お湯か水で濯ぎます。消毒効果には影響を与えません。

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