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ティーツリーオイルは万能薬!精油の効能と使い方・注意点

オイルをつかう女性

今回の話題はエッセンシャルオイル(精油)です。ティーツリーと言う名前は割合有名ですので、アロマの話題などでお聞きになったことのある人も多いんじゃないでしょうか。ティートリーやティートゥリーと表記されることもあります。

ティーツリーについては薬効も強い代わりに副作用も強烈なので使い方に注意して利用しましょう。その効果や危険な副作用について、そして正しい使用方法についてお話します。

こんな効果を持っている!基本は外用薬のティーツリーオイル

ティーツリーオイルと耳にしてお茶っぽいものを想像されるかもしれませんが、コアラで有名なユーカリや、はちみつで有名なマヌカの仲間の木です。なお、レモンティーツリーと言うものもありますが、これはティーツリーよりもマヌカに近い植物です。

いずれもフトモモ科ですがティーツリーはメラルーカ属、マヌカやレモンティーツリーはギョリュウバイ属に分類される植物です。

ティーツリーオイルはもちろんお湯に落としたりディフューザーを使って香りを吸い込むのもOKですが、基本的に内服してはいけないオイルで、特に原液のまま服用するのは大変危険です。

また、原液オイルをそのまま加熱するのは良くありませんし、外用する場合でも使い方には充分注意して使いましょう。

一方で、特に抗真菌作用が優れているため、クリームなどで延ばして水虫の治療に使ったりできるという報告も上がっています。また、一般細菌やウイルスに対する抗病原体作用も優れているようです。

いきなり個人的な話で恐縮ですが私は風邪予防に使ってます

ティーツリーオイルには殺菌・抗真菌作用も強いのですが、ウイルス感染症である風邪にも有効です。実際、「風邪をひいたかな」と感じたときに利用すると悪化しにくいので、もう20年以上も利用しています。

方法はコップに半分くらいの熱湯を注ぎ、ティーツリーオイルを1~2滴落として湯気を吸うだけです。のどや鼻に刺激的な香りの湯気をいっぱいに吸い込むと、リラックスもできますし気分いいですよ。

お湯が冷めてしまったら、それで口の中をすすいで完了、飲み込むことはしません。そして、暖かくして寝ればたいていの風邪はひどくならずに済みます。

ティーツリーオイルには殺菌作用のみならず抗炎症作用がありますので、細菌による二次感染やウイルスによる粘膜の炎症も抑えてくれていると思っています。

実際のところ、最初に教えてもらった時に効果があったので、それ以来習慣になっていると言うのが正直なところですが、この記事のために論文などを洗い直したところ、どうやら間違いではなかったようです。

ティーツリーオイルは水虫に効く

ティーツリーオイルが水虫などの真菌症に効くことは数々の研究報告から明らかになっています。その効き目は、処方箋薬として出される水虫薬に匹敵するという情報もあるのです。

(抜粋翻訳)

この研究では、足の爪に発生した真菌症の治療のため、100%ティーツリーオイルと1%のクロトリマゾール溶液を比較して、局所に適用する場合の有効性と忍容性を評価しました。

2つの治療グループのベースライン特性に有意差は認められませんでした。 治療の6ヵ月後、2つの治療群は同程度に治癒または軽快していました。

しかし、さらに3ヵ月後、各グループの約半分は、継続的な治療の必要性があったり、再発を起こしていたりすることが見られました。

爪水虫は外用薬だけでは治りにくいとよく言われますが、実際そうだったようですね。しかし、少し前のお薬とは言え処方箋薬に匹敵するとは驚きです。ただ、お値段の方はお医者様でお薬を出してもらった方がおそらく安上がりです。

また、女性のデリケートな部分のトラブルにカンジダ症がありますが、カンジダも真菌なので効果があります。但し、粘膜にからむ部位だけに吸収されやすいので、局所・全身の過敏症には充分注意して下さい。

花粉症に対する効果ははっきりしていない

世間では、ティーツリーオイルが花粉症に効くと言う評判を聞かない訳ではありません。しかし、調べてみると一部の研究者の先生から報告はあったようですが、どのような働きで効くのかまでは解明されていませんでした。

それでも、抗炎症作用を持つオイルだけに、ディフューザーなどを介して蒸気を吸い込んだ時に好ましい影響がある可能性も否定できません。

ですので、免疫反応の部分で花粉症を抑えてくれると言う研究報告はありませんでしたが、対症療法的には身体に合うのであれば、使うことには特に害はないのじゃないかと思います。

精油は高価ですが、意外なほどの薬効を持っているティーツリーオイル。水虫以外にも色々期待できるようです。次はそのあたりを見てゆきましょう。

ティーツリーの基本的効果は抗菌作用と抗炎症作用

ティーツリーはオセアニア原産の低木です。そして、その精油の歴史は古く、ヨーロッパ人たちがやってくるよりずっと昔から、先住民族であるアボリジニたちがお薬として使っていました。

そして、第二次世界大戦中においてもオーストラリア軍の必需品だったと言うことが、ティーツリーは非常に優れた効能を持っていたと言うことを示しています。

ティーツリーオイルは病原体をやっつける万能選手

ティーツリーオイルは、インフルエンザなどのウイルスであれ、黄色ブドウ球菌などの細菌であれ、水虫菌などの真菌であれ、いわゆる病原体を抑制すると言う意味では万能選手と言っていい効果を持っています。

実験データは見当たりませんでしたが、もしかするとプロバイオティクスとして用いられる善玉菌さえも、無差別に攻撃するかもしれません。それほど効果が高いのです。

注意しておいて頂きたいのは、悪玉菌だけを殺して善玉菌だけを守ると言う都合の良いものは存在しないと言うことです。抗生物質などは無差別攻撃ですよね。ティーツリーオイルも基本的には相手を選びません。

乳酸や酪酸などは、悪玉菌をやっつける物質と言う言い方をされることもありますが、それはたまたま大腸菌より乳酸菌の方が酸性環境に強いと言う事実から、酸性の物質は選択的に大腸菌を弱らせることもあると言うだけなのです。

またネット情報などを見ると、ティーツリーオイルはたんぱく質に直接働きかけて病原体をやっつけるため、真菌からウイルスと言う幅広い病原体に有効で、なおかつ抗生物質のように耐性菌を発生させにくいと書かれていることもあります。

しかし、ティーツリーオイルの抗菌活性成分にはウイルスについては死滅させる力はなく、増殖を抑制して感染防止に役立っていると言うメカニズムが、2007年にドイツ・ミュンヘンで開かれた学会で報告されています。

ですので、正確な抗病原体に関する働きかたはまだ判っていないと言うべきなのかも知れません。

ティーツリーオイルと細菌については実験報告も多い

実際に、黄色ブドウ球菌や大腸菌をシャーレに入れた寒天培地に塗って、中央部にティーツリーオイルを浸した濾紙を置いておくと、菌は寒天の表面いっぱいに繁殖しますが、濾紙から半径数ミリの範囲では繁殖できません。

ティーツリーオイルの抗菌実験の様子

これを阻止円と言いますが、細菌を塗った培地にティーツリーの濾紙の場合、抗生物質ほどではないにせよ近い大きさの阻止円が見られました。

試験管内での実験では次のような結果も報告されています。

(要旨のみ抜粋翻訳)

MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に対してティーツリーオイルを添加して評価したところ、一般の皮膚常在菌に対するものと抗菌活性に差は見られなかった。

しかし、ガラス板の上にバイオフィルムを作らせた場合、MRSAに対して強い抗菌活性が見られた。

このように、細菌の性質や形状によって効き方が変わるところから見て、単純に「万能薬」と考えるより、ティーツリーオイルにあった使い方をした方がよさそうですね。

ただ、私たちにはどの病原体によく効くと言う見分けがつきません。ですので昔から使われてきたような方法で使うのが一つの選び方になると言えるでしょう。

ただし昔に比べて現在の精油抽出技術は優れていますので、濃すぎる状態にならないよう注意しておく必要はありますね。

ティーツリーオイルは医薬品と考えて使った方が安全!注意したい使用例

天然由来製品安全神話とでもいうべき根拠のない理由から、有機栽培した植物から精製した精油は、副作用のない安全な健康アイテムだと信じられていることも往々にして見受けられますが、決してそうではありません。

ティーツリーオイルは一般医薬品に勝るとも劣らぬ薬効と副作用を併せ持つ、りっぱな医薬品であると考えた方が良いでしょう。

以下のことを守って使用しましょう。

  • 原液オイルを飲むことは絶対に行ってはいけない
  • 濃いものを耳に使ってはいけない
  • 外用する場合は薄めた物であっても事前のパッチテストを行う
  • 子供の場合ボディーソープなどのような全身への使用は避けるべき

原液オイルを飲むことは絶対に行ってはいけない

国立健康・栄養研究所はティーツリーオイルについて、薄めていない物を決して飲んではいけないと警告を発しています。原液オイルを飲むことによって引き起こされる可能性が報告されている症状は次の通りです。

  • 全身性接触皮膚炎
  • 歩行困難
  • 運動失調(筋肉や骨は正常なのに神経機能がダメで身体が上手く動かない状態)
  • 錯乱
  • 失見当識(ここはどこ?今はいつ?状態のこと・認知症の中心的な症状です)
  • ユーカリのような臭いのする口臭

もちろん、こうした主症状に伴う吐き気や消化器症状もあるようですが、口臭と皮膚炎以外は神経症状が中心になります。

但し、一般的な使い方として、お湯や水などに1~2滴落として口に含む分には問題ありませんし、口すすぎの際に多少飲み込んでしまう程度なら害はありません。

例えばコップ半分のお湯として100mLに2滴落とした場合、一般的なドロッパーボトルだと2滴で0.1mLくらいですので、0.1%濃度です。それでうがいして吐き出した場合に1割くらい胃の方に行ったとしても大丈夫と言うことです。

実際の被害事例を見ると、小さじ半分くらいを飲んだ場合に全身性皮膚炎が出たと言う記録があります。小さじ半分ですから2.5mLくらいですね。ドロッパーボトルで50滴分ほどを飲んだと言うことです。

濃いものを耳に使ってはいけない

原液オイルだけでなく、オイルやクリームで延ばしても高濃度の物は耳に悪影響を与えます。高濃度のものを中耳に使った場合、内耳の神経を侵したり難聴になったりする恐れがあります。

動物実験では内耳神経毒性が見られたとありますから、聴覚のみならず平衡感覚にも悪影響が出たのでしょう。

中耳炎は感染症から起こる場合が多いのですが、感染症に起因する慢性中耳炎だからと言ってティーツリーを利用するのはやめた方が安全ですね。

外用する場合は薄めた物であっても事前のパッチテストを行う

薄めた物を皮膚に付けたり、蒸気を吸い込むことでもアレルギー反応が数多く見られていますから、事前にパッチテストなどを行って問題がないかどうかを確認してから使用するようにしましょう。

海外での研究によると1/4に薄めた物でのパッチテストでも、かなりひどいアレルギー反応が出た例があります。ですので、実際に使うことが想定される濃度よりは濃くする必要がありますが、ある程度薄めたものでテストしましょう。

いぼや水虫には原液を使う人もおられると思いますが、そうした場合は綿棒などを利用して、患部に限定した塗布方法を取って下さい。水虫の場合患部より広くお薬を塗るのが基本ですので、クリームなどで薄めた物を使う方が良いと思われます。

いずれにせよ、異常が現れたらすぐに洗い流し、皮膚科を受診して下さい。

子供の場合ボディーソープなどのような全身への使用は避けるべき

アメリカでの症例ですが、ティーツリーオイルを含んだボディーソープ・シャンプーやスキンローションを使った男の子3人に女性化乳房が報告されています。いずれも思春期前で4歳~10歳だったと言うことです。

その後製品の使用を中止したところ、割合早く症状は消失したと言う経過をたどりました。いずれの製品にもティーツリーオイルとラベンダーの精油が使われていました。

乳がん細胞を利用した試験管内実験では両方に「エストロゲン活性」(女性ホルモンとしての作用)や「抗アンドロゲン活性」(男性ホルモンを抑える作用)が見つかっています。

このため、思春期前の男の子に女性化乳房を引き起こした原因は、両方のオイルにあると研究グループは結論しています。

このことから想定される影響として、乳がんや卵巣がんなどホルモン依存性の病気にも悪影響がある可能性があるので、そうした病気の人も使用は控えて下さい。

しかし、これを例外として、子供や妊娠授乳中に使っても、適切な濃度と局所的な外用と言うことを守る限り安全であることが示唆されています。ですから、使っている時に身体に変調がないかどうかをチェックしておくだけでよいでしょう。

思ったよりたくさんの危険性情報がありますね。しかし、このことはティーツリーオイルを使わない方が良いと言うことには直結しません。

下痢をした時に解熱剤を飲むのが無意味で危険であるのと同じで、ティーツリーオイルにも適した使い方と言う物があると理解して下さい。

ティーツリーオイルの安全な使い方の具体例

ティーツリーオイルはそのまま使うのではなく、何かで薄めて使うことを基本と考えておいた方が安全です。外用の場合原液を使うことも可能ですが、事前のパッチテストを含めて、異常が発生しないかどうかを慎重に見極める必要があります。

はっきり効き目が示唆されているのはにきびや水虫などの皮膚感染症です。それ以外については、論文などの信頼できるデータが見当たりませんでした。しかし、古くから使われている用途ではある程度期待できるでしょう。

以下のように使用すると安全でしょう。

  • 皮膚に使う場合はキャリアオイルなどで薄めて使う
  • うがい・洗口には0.1%濃度で
  • 空気を殺菌と言うのは現実的ではないのでアロマとして楽しむ
  • ニキビや肌荒れ対策程度には使用してOK

皮膚に使う場合はキャリアオイルなどで薄めて使う

まず、自分の肌に合う手作り化粧水のような、ベースになるものを準備します。添加物などがあると相互作用が心配ですので、グリセリンとエタノール、精製水の混合物や、ホホバオイル、オリーブオイルなどのキャリアオイルが良いでしょう。

まずは、普段使いなれたその土台となるローション50mLまたは50gあたり、ドロッパーボトル1滴分のオイルを落として良く撹拌します。それを綿棒の先に付けて腕(肘)の内側に1~2センチ四方ぐらいに塗ります。これで濃度は約0.1%です。

その状態で48時間様子を見て、赤くならなかったらOKです。少しでも赤くなった場合は使うのをやめてアロマとして用いましょう。顔のお肌に使う場合、1%未満の低い濃度のままキープしましょう。トラブルが出ると後が大変です。

濃度を上げる場合は、必ずその濃度以上でパッチテストを行って、安全を確認してからにして下さいね。

また、様々なデータを調べた範囲では、水虫などの治療に用いる場合、25%くらいまで濃度を上げても良いと思いますが、最初からいきなりではなく、10%くらいからスタートして徐々に濃度を上げるのが安全でしょう。

ベースになるローション大さじ3に対してティーツリーオイル小さじ1で10%濃度(50mL中5mL)、大さじ1で25%濃度(60mL中15mL)になります。

うがい・洗口には0.1%濃度で

最初に紹介した私の湯気吸いで使っていたものと同じです。うがいなどの場合でも、ぬるま湯100mL(コップ半分)にドロッパーボトル2滴でOKです。良く撹拌して口をすすぎ、あるいはうがいをしましょう。

口の中で、歯の隙間を通すように液を移動させたり、音を出してうがいするのも良いですね。歯周病菌を減らすのにも一役買ってくれますよ。

ブラッシングやフロッシングの後のリンスとして使うのが効果的でしょう。改めて水ですすぐ必要はありません、口の中に残った程度であれば飲んでも害はないでしょう。

アメリカのサプリなどの大手通販サイトiHerbで探してみると、精油はもちろん、シャンプーやニキビ用トリートメント、リップクリーム、デオドラントからデンタルフロスや爪楊枝までティーツリー配合のものが売られています。

ラベンダーと並んで人気の商品のようですね。

空気を殺菌と言うのは現実的ではないのでアロマとして楽しむ

ティーツリーオイルには抗菌活性がありますが、部屋の中の空気全部を殺菌しようと思うと大変です。実際に効果が出るほどの濃度で噴霧したら、部屋の中にいられなくなるかもしれませんし、それ以前に大変なお金がかかるでしょう。

そもそもティーツリーの有効成分であるテルペン類は濃度が高すぎるとシックハウス症候群の原因にもなるのです。そこまで濃度を上げるのは大変だと思いますが、それ以下では殺菌力も期待できないです。

しかし、アロマディフューザーを使って、香りの付いた水蒸気でお部屋を加湿するのは良いことだと思います。お部屋の乾燥は感染症を招きやすいですし、リラックスできる香りで加湿するのは良い影響がありますね。

但し、超音波方式のディフューザーは汚れが溜まりやすいので、こまめに掃除して下さいね。汚れたまま使うと悪い菌を部屋中にまき散らしているようなものです。特に水容器の縁と超音波振動子は毎回きれいにふき取りましょう。

抗炎症作用があるので虫刺されや小さな傷には良いかもしれない

先にお話しした通り、第二次世界大戦中にはオーストラリア陸海軍のファーストエイドキットに組み入れられていたくらい、傷薬・殺菌剤としての働きに優れています。

一方、戦時における軍人の負傷の場合、副作用をうんぬんしている場合じゃなく、まず傷の対応が最優先になるケースが想定されます。一方、平時に暮らす民間人の私たちは、やはり副作用には注意しておいた方が良いですね。

特に、私たちは普段殺菌・消毒剤に困っているわけではありませんので、ティーツリーオイルはニキビや肌荒れ対策程度にしておいた方が無難でしょう。

ニキビ対策にはさっぱり系の化粧水を、肌荒れ対策にはしっとり系の化粧水やオイルなどに数滴落として使うぐらいがちょうど良いのではないかと思われます。

その他、香りが気に入ったらキャリアオイルに混ぜてマッサージオイルとして使ってもらうのも良いでしょう。肌と筋肉のコンディションが良くなります。

私もマッサージしてもらいたいです。最近、腰痛と肩こりがひどくって…

副作用を減らすためティーツリーオイルの規格も設けられている

ティーツリーオイルによる過敏症の原因になっている成分は1,8-シネオールだとされています。これはユーカリオイルの主要な成分です。

ティーツリーオイルではそれほど強烈な毒性があるほどは含まれていませんが、それでも人によって過敏症の原因にはなっているのです。

オーストラリア規格が現在は国際規格に

この1,8-シネオールが過敏症を招くと判ってから、オーストラリアでは基準を決めてティーツリーオイル中の1,8-シネオール含有量の上限を15%までとしました。この数値だと過敏症が出にくいようです。

なお、ユーカリオイルでは90%を超える場合もありますので厳重な注意が必要なのです。

その規格表によると、ティーツリーオイルの有効成分の中心であるテルピネン-4-オールは30%以上48%まで、γ-テルピネンは10%以上28%までとなっています。

1,8-シネオールの下限量は、痕跡程度で良いことになっています。つまり入ってなくても有効性に影響はないと言うことですね。

表を見ると全部で15種類の有機化合物について量の基準がありますが、下限量の数値が決まっているのは8種類で、上に書いた2つ以外は1%内外で良いと言うことなので、好ましい影響は少ないのでしょう。

この規格はもともと2009年制定のオーストラリアの工業規格でしたが、そのまま2012年にISO4730と言う国際規格として登録されました。

しかし、この規格通りに造られたオーストラリア製以外のオイルはまだ少ないようです。ですので、買い求められる際はAS 2782-2009規格またはISO4730規格に準拠したものをお買いになるのが安全だと言えます。

ペットには危険なのでティーツリーオイルを使ってはいけない

アメリカ獣医師会の専門誌に掲載された記事によると、アメリカとカナダで数百例のティーツリーオイル中毒が報告されています。

報告に上がっているのは犬と猫だけですが、特に体重の軽いペットほど重篤な症状に見舞われたとあります。内服で症状が出た物より外用で出たケースが多いところから、ペットに人間用のアロマテラピーを行ったものと見られています。

報告のうち事故でティーツリーオイルに曝露されたのは1割程度で、大半は人間が良かれと思ってペットに行ったことが原因だと結論付けています。

人間と動物では玉ねぎの例のように全く異なる反応が出る場合がありますから、うかつに人間用のものをペットに使うのはやめましょうね。

(玉ねぎ中毒:犬や猫の場合、少量の玉ねぎを食べても溶血性貧血を起こして最悪死に至ります。人間にも起こり得る症状ですが、文字通り「死ぬほど大量に」食べない限り中毒症状は起りません。)

思った以上にティーツリーオイルと言うのは立派なお薬なんです。ですから安全には十分配慮して、その素晴らしい効果を楽しみましょう。
キャラクター紹介
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