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使い方を間違えると大変!OTC胃腸薬の正しい飲み方選び方

胃腸薬を選ぶ時、何を基準にして選んでいますか?胃の調子が悪い時、とりあえず市販の胃腸薬を飲んで様子をみるのは良い方法ですが、胃腸薬も選び方や飲み方によっては、かえって胃の症状を悪化させてしまうことがあります。市販の胃腸薬の正しい選び方と飲み方をご紹介します。

胃腸薬は症状に合ったものを選ぶこと

胃腸薬は、大きく分けると、制酸薬、消化薬、健胃薬の3つに分類できます。制酸薬は出すぎた胃酸の分泌を抑える働き、消化薬は胃酸の分泌を助け消化を促す働き、健胃薬は胃腸の調子を整える働きをします。

胃腸薬を選ぶ時は、症状に合わせて、制酸薬、消化薬、健胃薬の3つから最も適した薬を選ぶようにしなければいけないのです。

例えば、食べ過ぎの時は、胃酸の働きを助ける消化酵素が入った消化薬を選ばなければいけませんが、間違って制酸薬を飲んでしまうと、胃酸の分泌が減少し、食べ物を消化する働きが衰えるので、食べ過ぎの症状には逆効果になってしまいます。

また、ストレスなどによって胃酸が出過ぎている場合に消化薬を飲んでも、胃酸の分泌が抑えられることがないので、胃の症状は良くなりません。胃腸薬は種類によって効き目が異なるので、自分の症状に合った最適な薬を選ばなければならないのです。

H2ブロッカーの服用には要注意!

市販の胃腸薬の中で、最も使い方に注意しなければならないのは、H2ブロッカーです。テレビのコマーシャルなどでもよく耳にするので、効き目が良いと思って、症状に関わらず使ってしまうのは危険です。

H2ブロッカーは、胃酸を出すH2受容体という胃の器官の働きを阻害して、胃酸を出さないようにする薬です。ですから、食べ過ぎや飲みすぎなど、消化不良による胃の不調の時に飲んでしまうと、胃酸の分泌が抑制され、胃の内容物が消化できなくなり、症状が悪化してしまうのです。

さらに悪い事は、胃は食べ物を消化するための臓器ですが、食べ物だけでなく食べ物と一緒に入ってくる細菌や病原体を殺菌する役割もしています。胃液を出さないようにすることは、細菌などから、胃腸や体を守る感染防御の機能を弱くすることにつながってしまうのです。

H2ブロッカーのような服用の際に慎重な判断が必要な薬を、テレビコマーシャルなどで安易に宣伝している事にも問題があると言えるのですが、たとえH2ブロッカーが家庭の救急箱などに残っていたとしても、安易に使うことは控えるようにして下さい。

慢性的な胃の不調は健胃薬を使う

いつも胃の調子が悪いという人は、慢性胃炎の状態であることが多いので、健胃薬を使うようにして下さい。健胃薬は、弱くなった胃腸の調子を整える働きがあり、胃を正常な状態に戻すように作用します。

健康な胃は、胃の粘膜を守る粘液や胃粘膜の血流によって、胃が胃酸からの刺激に対抗するように働いて胃壁を守っています。この胃粘膜の正常な働きが何らかの原因で、バランスが崩れると、胃酸が胃を刺激したり、胃壁を溶かすように働いてしまうので、胃が荒れたり胃炎が起こったりするのです。

この胃を守る働きを正常に保つのが、健胃薬です。健胃薬には、胃の粘膜を保護する成分や漢方薬が使われていることが多いので、副作用も少なく、ある程度長期的に服用することも可能な薬です。

漢方薬は食間に服用すること

漢方の胃腸薬は、食間に服用するように注意書きに書かれています。食間とは、食事と食事の間の事で、だいたい食後2時間程度の時間を指します。漢方薬の場合は、胃に食べ物がない時のほうが、成分の吸収が良くなるのです。食間と書いてあると、食事の最中かと勘違いする人もいるので注意して下さい。

胃腸薬を飲む時に注意すること

胃腸薬を飲む時は、炭酸飲料と一緒に飲まないようにして下さい。胃腸薬を炭酸飲料を一緒に飲むと、成分が炭酸で中和されてしまうため、本来の胃腸薬の働きが弱まります。ビールなどアルコールも同じです。

炭酸飲料を飲んだ場合も、その後2時間は胃腸薬を飲まないようにして下さい。また、胃腸薬と牛乳も一緒に飲まないようにして下さい。牛乳の成分と化学反応を起こし、頭痛、吐き気、食欲不振などの副作用が起こることがあります。

基本的に胃腸薬は、コップ1杯の多めの水で飲むようにして下さい。OTC胃腸薬は便利ですが、使い方によっては、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。購入時は薬剤師や登録販売者に相談し、注意書きをよく読んで、正しく使うようにして下さい。

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